【クラス国内最小サイズ】都市型データセンターに適した省エネルギー、省スペース空調機 FMACS-V slim の販売開始 *新開発の高効率ターボファンで同クラス国内最小サイズのデータセンター向け空調機室内ユニットを実現*
NTTファシリティーズは、IT装置用床置型空調機「FMACS(エフマックス)」※2のラインナップを追加し、省エネルギーと省スペースを両立する「FMACS-V slim(エフマックス・ファイブ・スリム)」を2010年9月16日より販売します。
株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長 沖田章喜、以下、NTTファシリティーズ)は、データセンター向け空調ソリューション「ACORDIS(アコーディス)」※1のフラッグシップソリューションであるIT装置用床置型空調機「FMACS(エフマックス)」※2のラインナップを追加し、省エネルギーと省スペースを両立する「FMACS-V slim(エフマックス・ファイブ・スリム)」を2010年9月16日より販売を致します。
NTTファシリティーズはIT装置用床置型空調機FMACSを開発し、2005年より第5世代となるFMACS-Vシリーズの販売を開始しました。この度、高いスペース効率が要求されるデータセンターに適した空調機としてFMACS-V slim(L)下吹型(冷房能力45kW、以下、本空調機)を日立アプライアンス株式会社(取締役社長 石津尚澄)と共同で開発しました。これにより、設置スペース不足、搬入ルートの制約のある都市型データセンターのマシンルームに対しても卓越した省エネルギー性能と高い信頼性を備えた空調システムをご提供することが可能となりました。
【FMACS-Vシリーズのラインナップ】
FMACS-Vシリーズは、冷房能力のタイプとしては56kW(20HP)から9kW(3.2HP)の4タイプがあります。また、ラインナップの中で最高の冷房能力を有するLLタイプにおいては屋外への放熱方式として、高信頼でメンテナンス性に優れた「空冷」と、建物屋上等の設備スペース集約化を可能にする「冷却塔放熱(水冷)」があります。更に、LタイプとMタイプの室内機は、最適な気流方式が選択できるよう、二重床空調方式用の「下吹型」、直吹出空調方式用の「上吹型」があります。今回販売を開始する省スペースタイプ(slim L)の1機種を加えた全8機種のラインナップにより、お客様の要求に最適なソリューションでお応えします。
【FMACS-V slim(L)の特徴】
(1) 新開発の高静圧・高効率ターボファンにより高い省スペース性を実現
昨今のIT装置の高密度化に伴い、空調機の室内ユニットの設置スペースが不足する状況や、主に高層の都市型データセンターにおいて室外ユニットを設置する屋上スペースが不足する状況が見られます。本空調機の室内ユニットは、新たに専用設計した高静圧で高効率なターボファンを採用しました(写真3)。同クラスの従来機はシロッコファンを2台使用していましたが、本空調機は1台のターボファンで規定の送風量を得ることができ、室内ユニットの大幅な省スペース化を達成しました。また、室外ユニットも熱交換器等の配置を工夫し、省スペース化を達成しました。これらにより、室内ユニットおよび室外ユニットともに設置スペースは従来機比25%以上の大幅な低減を実現しました(図1、図2)。
設置スペースを小さくしたことで、室内ユニットなら例えば柱間に同クラスの従来機が2台しか設置できなかったところ、本空調機では3台設置可能となる場合もあり、(図3)、また、室外ユニットなら従来機が6台連結設置していたスペースに8台連結設置が可能となりました(図4)。
(2) 高い省エネルギー性、信頼性・可用性
他のFMACS-Vと同様に、総合COP※3の年間平均は4.4を達成、一般電算用空調機に対して年間消費電力量を約40%低減します。(図5)
この他、FMACS-Vは過剰冷却の回避や熱溜まりを解消する多点温度制御等、データセンターの特徴を踏まえた省エネルギー技術(表2)や、高外気温時でも故障停止を回避する予測機能付き垂下制御等、データセンターのサービス継続を支える信頼性・可用性技術(表3)を備えています。
【本製品の事業目標】
NTTファシリティーズが技術開発したFMACS-Vシリーズは、データセンター空調市場の約70%に採用されてきました。今回のラインナップ追加で、更なる市場拡大・事業拡大を図り、シェア80%の獲得を目標に取り組みます。また、本空調機の初年度販売目標は200台としています。
【総合ソリューションの提供】
NTTファシリティーズでは、FMACS-Vシリーズの他、局所空調用のラック型空調機FTASCL-RS/C※4、天吊型空調機FTASCL-CM/C、気流制御技術製品のアイルキャッピング※5を提供しています。NTTファシリティーズは、これらの空調総合ソリューションによりお客様のデータセンターやサーバルームに最適な空調システムを提供し、事業課題、環境目標をお持ちの全てのお客様の事業と環境経営に貢献いたします。
【注釈・用語説明】
※1 ACORDIS
「ACORDIS(アコーディス)」はNTTファシリティーズの登録商標です。2006年日本建築学会賞技術賞受賞。
※2 FMACS
「FMACS(エフマックス)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※3 総合COP
総合COP(Coefficient of Performance)は室内ファン等の消費電力を含めた空調機の運転効率です。冷房能力を空調機全体の消費電力で除した値が総合COPとなります。
※4 FTASCL
「FTASCL(エフタスクル)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※5 アイルキャッピング
「AISLE CAPPING(アイルキャッピング)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社NTTファシリティーズ 広報室
TEL:03-5444-5112
《関連URL》
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei21/h21-0804.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei21/h21-1127.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0524.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0730.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0804.html
NTTファシリティーズはIT装置用床置型空調機FMACSを開発し、2005年より第5世代となるFMACS-Vシリーズの販売を開始しました。この度、高いスペース効率が要求されるデータセンターに適した空調機としてFMACS-V slim(L)下吹型(冷房能力45kW、以下、本空調機)を日立アプライアンス株式会社(取締役社長 石津尚澄)と共同で開発しました。これにより、設置スペース不足、搬入ルートの制約のある都市型データセンターのマシンルームに対しても卓越した省エネルギー性能と高い信頼性を備えた空調システムをご提供することが可能となりました。
【FMACS-Vシリーズのラインナップ】
FMACS-Vシリーズは、冷房能力のタイプとしては56kW(20HP)から9kW(3.2HP)の4タイプがあります。また、ラインナップの中で最高の冷房能力を有するLLタイプにおいては屋外への放熱方式として、高信頼でメンテナンス性に優れた「空冷」と、建物屋上等の設備スペース集約化を可能にする「冷却塔放熱(水冷)」があります。更に、LタイプとMタイプの室内機は、最適な気流方式が選択できるよう、二重床空調方式用の「下吹型」、直吹出空調方式用の「上吹型」があります。今回販売を開始する省スペースタイプ(slim L)の1機種を加えた全8機種のラインナップにより、お客様の要求に最適なソリューションでお応えします。
【FMACS-V slim(L)の特徴】
(1) 新開発の高静圧・高効率ターボファンにより高い省スペース性を実現
昨今のIT装置の高密度化に伴い、空調機の室内ユニットの設置スペースが不足する状況や、主に高層の都市型データセンターにおいて室外ユニットを設置する屋上スペースが不足する状況が見られます。本空調機の室内ユニットは、新たに専用設計した高静圧で高効率なターボファンを採用しました(写真3)。同クラスの従来機はシロッコファンを2台使用していましたが、本空調機は1台のターボファンで規定の送風量を得ることができ、室内ユニットの大幅な省スペース化を達成しました。また、室外ユニットも熱交換器等の配置を工夫し、省スペース化を達成しました。これらにより、室内ユニットおよび室外ユニットともに設置スペースは従来機比25%以上の大幅な低減を実現しました(図1、図2)。
設置スペースを小さくしたことで、室内ユニットなら例えば柱間に同クラスの従来機が2台しか設置できなかったところ、本空調機では3台設置可能となる場合もあり、(図3)、また、室外ユニットなら従来機が6台連結設置していたスペースに8台連結設置が可能となりました(図4)。
(2) 高い省エネルギー性、信頼性・可用性
他のFMACS-Vと同様に、総合COP※3の年間平均は4.4を達成、一般電算用空調機に対して年間消費電力量を約40%低減します。(図5)
この他、FMACS-Vは過剰冷却の回避や熱溜まりを解消する多点温度制御等、データセンターの特徴を踏まえた省エネルギー技術(表2)や、高外気温時でも故障停止を回避する予測機能付き垂下制御等、データセンターのサービス継続を支える信頼性・可用性技術(表3)を備えています。
【本製品の事業目標】
NTTファシリティーズが技術開発したFMACS-Vシリーズは、データセンター空調市場の約70%に採用されてきました。今回のラインナップ追加で、更なる市場拡大・事業拡大を図り、シェア80%の獲得を目標に取り組みます。また、本空調機の初年度販売目標は200台としています。
【総合ソリューションの提供】
NTTファシリティーズでは、FMACS-Vシリーズの他、局所空調用のラック型空調機FTASCL-RS/C※4、天吊型空調機FTASCL-CM/C、気流制御技術製品のアイルキャッピング※5を提供しています。NTTファシリティーズは、これらの空調総合ソリューションによりお客様のデータセンターやサーバルームに最適な空調システムを提供し、事業課題、環境目標をお持ちの全てのお客様の事業と環境経営に貢献いたします。
【注釈・用語説明】
※1 ACORDIS
「ACORDIS(アコーディス)」はNTTファシリティーズの登録商標です。2006年日本建築学会賞技術賞受賞。
※2 FMACS
「FMACS(エフマックス)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※3 総合COP
総合COP(Coefficient of Performance)は室内ファン等の消費電力を含めた空調機の運転効率です。冷房能力を空調機全体の消費電力で除した値が総合COPとなります。
※4 FTASCL
「FTASCL(エフタスクル)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※5 アイルキャッピング
「AISLE CAPPING(アイルキャッピング)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社NTTファシリティーズ 広報室
TEL:03-5444-5112
《関連URL》
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei21/h21-0804.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei21/h21-1127.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0524.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0730.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0804.html