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中小自治体(町・村単位)や中小企業向けに、Wi-Fi利用のM2Mプラットフォームを提供開始

情報通信機器の開発会社、株式会社ルートレック・ネットワークス(代表取締役社長:佐々木 伸一、以下ルートレック・ネットワークス)は、自社開発のWi-Fi利用の無線子機とM2Mクラウドにより、従来コストを1/2に削減したM2Mプラットフォーム「ZeRo(ゼロ)」を2012年1月より提供開始いたします。
M2Mプラットフォーム※「ZeRo」は、当社が独自に開発しましたWi-Fi※利用の無線子機及びM2Mクラウドより構成されており、お客様側での組込み無線開発、アプリケーション開発、サーバー運用にかかるコストや開発期間を大幅に削減し、従来のM2Mシステム構築の1/2以下のコストを実現しました。基礎となっています当社のM2Mプラットフォーム技術は、すでに総務省「地域ICT利活用広域連携事業」として委託を受けた「食の安心・安全構築」事業への技術支援において、安定稼働と効果を検証実証済みのものです。当社では、このWi-Fi利用のM2Mプラットフォームを、独自に農業クラウドを構築して、低予算高品質な農作物を食卓に届けようとされている全国の町・村、小さな農業企業体等に導入されることを前提にした低価格なM2Mプラットフォームとして提供していきたいと考えております。さらに、大手企業のように予算が取れない中小企業においても、リモート監視・管理目的のソリューション開発支援用にも、M2Mプラットフォームとして提供していく予定です。さらに、全国の各市町村を支援されている、各地域のSIer(システム開発会社)とも連携し、きめ細やかにニーズに応えていきたいと考えています。
ルートレック・ネットワークスのWi-Fi活用のM2Mプラットフォーム「ZeRo」の価格は、基本サービス年額120万円(税別)〜、無線子機の価格は1台7,800円(税別)〜。ルートレック・ネットワークスは今回発表した新プラットフォーム関連事業で、今後3年間に20億円の売り上げを見込んでおります。

※コスト比較は当社比。
※M2M(Machine to Machine)ネットワーク:人手を介さずに設備や機械等を遠隔監視や遠隔制御する機器間通信のこと。
※Wi-Fi(ワイファイ):無線LANの標準規格を示す名称。

■地域単位での「農業クラウド」や「遠隔医療ネットワーク」等、M2Mサービスの「スモール・スタート」が可能!
無線LAN利用のM2Mプラットフォーム「ZeRo」は、町や村といった地域の自治体や、小さな規模の農業法人等が、田畑の気象・土壌データを計測して、効率のよい農業経営を可能とする「農業クラウド」を導入したいと考えた際、限られた予算内で、まず導入を始めること(スモール・スタート)ができ、従来ではあきらめていた高付加価値を呼ぶ農業経営への取り組みを始めることができます。
他にも、住民の健康管理や医療上のデータをリモート監視するサービスが「スモール・スタート」でき、適切な医療サービス実現をめざして、住民が必要とするサービスへの検証実験等も行うことができます。
また、中小企業においても、M2Mプラットフォームの導入により、モノづくりから派生をした、新たなサービス事業の為のセンサー・ネットワークの構築(リモート機器管理等)が可能となり、中小企業の提案型の事業活動と、新たな事業を促進することができます。

■独自開発が生み出した、ユーザー志向性の高いM2Mプラットフォーム
ルートレック・ネットワークスが、創業以来、リモート管理アプライアンス、ログサーバーソフトウェアや各種のネットワーク構築ソリューション、小型低消費電力型の組込みWi-Fiモジュールなど、独自技術を用いて自社開発してきました「つなげる技術」をもとに提供する、M2Mプラットフォーム「ZeRo」は、コストパフォーマンスの高い独自開発の無線子機とM2Mクラウドにより構成されています。このプラットフォームを利用することにより、ユーザーは新たに無線子機及びアプリケーションの開発コスト・開発期間をかけることなく、迅速なM2Mサービスの導入開始ができることとなります。
無線子機には、標準的なインターフェースとクラウドサーバーに接続するための必要なネットワーク機能が組み込まれており、サーバー接続するための煩雑な作業を必要とせず、M2Mネットワークが利用できるようになります。より低予算での「スモール・スタート」を可能にしたプラットフォーム提供は、現場でのニーズがありながら、予算上なかなかスタートできずに機会損失している、M2Mサービスの課題を解決するものとして、中小の自治体や中小企業等のシステムを構築・運用している、全国各地域のSIerからも大きな期待が寄せられています。

■Wi-Fi利用のM2Mプラットフォーム「ZeRo」の活用分野
今回のM2Mプラットフォームの活用分野として、農業クラウドや遠隔医療・健康管理以外に、自動販売機の効率の良い補充業務、水道・ガス等のスマートメーター、工場内の生産管理支援のためのセンサー・ネットワーク、各種計測機器監視システム等への活用が期待されています。
特に東日本大震災以降、放射能計測に対して、住民から寄せられる不安の声に応えるために、規模の大小に限らず、計測環境を整える必要がある自治体等においても、今回のM2Mプラットフォームの登場には、すでに期待の声が寄せられています。
また、省エネルギー法の抜本見直しの始まる中、ピーク時の最大電力を抑える為のスマートメーター設置にも、企業・家庭内に普及しているWi-Fiインフラが利用できる、今回のM2Mプラットフォームによりスムーズな普及が期待できます。
現在、町や村など、中小の自治体のシステム構築を行っている地域のSIer(システム開発会社)からの大きな期待が寄せられ、当社としても、今後、中小の自治体特有のニーズに対応可能なM2Mプラットフォームの普及をめざし、全国各地域のSIerとの業務提携を視野においたネットワーク作りを進めております。


ルートレック・ネットワークスでは、今回のWi-Fi利用のM2Mプラットフォーム「ZeRo」を提供する上での技術検証プロジェクトとして、NPO法人銀座ミツバチプロジェクトが総務省より地域ICT利活用広域連携事業「ICTを利活用した食の安心安全構築事業」の委託を受け、当社がシステム設計・構築の再委託を受け、事業化へと繋がりました。本プロジェクトでは、「電脳みつばち」と呼ぶセンサー子機を利用し、このセンサー子機より田畑やビニールハウスから収集した、気温、EC値、地中温度、地中水分、位置情報の5つの情報を「電脳案山子(かかし)」と呼ぶマルチホップ技術搭載の無線基地局を経由して、クラウドコンピューティング上の「みつばちの里」に収集。生産者や自治体職員がこのデータをスマートフォンやパソコンにより、堆肥状態や土中水分、ビニールハウス内の気温等を簡単に確認でき、作業の効率化につながるというものです。
今回提供開始しますWi-Fi利用のM2Mプラットフォーム「ZeRo」は、この「電脳みつばち」や「電脳案山子」で活用・検証された技術を、さらに機能向上し、M2Mプラットフォームとして構築したものです。

■ルートレック・ネットワークスの目指すもの
創業以来M2M(Machine to Machine)を組込みネットワーク技術により実現することを目指した、製品づくりを行ってまいりました。リモートから「計測」を行い、集められた情報を「分析」することで、各企業の製品・サービスの「改善」につながり、無駄の少ない事業を営むことが出来ます。無駄=エネルギーロスを無くし、人々の生活とビジネスを継続すること、これが私たちの考える地球に優しい M2M 「Machine to Machine」です。

■本件に関するお問い合わせ先
株式会社ルートレック・ネットワークス
マーケティング部 担当 : 時津(ときつ)
TEL: 044-829-4361 FAX: 044-829-4362
e-mail: mktg@routrek.co.jp
http://www.routrek.co.jp/


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