3月9日に複雑系研究コンペ『第12回MASコンペティション』を開催
ユーザー間の交流の場を作り、新たなMASの可能性を探る。1月20日参加登録締め切り
株式会社構造計画研究所(本社:東京都中野区、代表取締役社長 CEO:服部正太)は、2012年3月9日(金)に『第12回MASコンペティション』を本所新館で開催します。
このコンペティションは、2001年から毎年開催しているもので、弊社が開発販売している複雑系シミュレーター『KK-MAS』(ケイケイマス)および『artisoc』(アーティソック)を使っている研究者の方々に、その成果を発表いただき、ユーザー間の技術および情報交換の場を提供すると同時に、今後の更なる普及活動に向けての情報収集を目的としています。毎年約10から15編の研究発表と60名程度の聴講者を迎えて、活発な議論がなされております。コンペティションは『学生による挑戦』部門と『研究・実務への応用』部門の二つの部門からなり、それぞれから優秀賞を1、2名(またはグループ)選び、さらにその中から最優秀賞に値する発表があった場合は最優秀賞を1名(またはグループ)選出いたします。また、本コンペティション内におきましては、東京大学大学院 山影進氏による講演『MASのこれまでと今後の展望(仮)』、および東京大学大学院 和泉潔氏による『artisocの教育現場における利用事例紹介』を予定しております。
■第12回MASコンペティション開催要項
日時:3月9日(金)10:00-18:00
会場:(株)構造計画研究所 新館B1レクチャールーム
発表:【部門1】学生による挑戦 発表(10分)+質疑応答(5分)
【部門2】研究・実務への応用 発表(20分)+質疑応答(5分)
審査員:
審査委員長
東京大学大学院 山影 進 氏
審査委員(五十音順)
筑波大学大学院 秋山 英三 氏
東京大学大学院和泉 潔 氏
東京工業大学大学院 寺野 隆雄 氏
防衛大学校 生天目 章 氏
明治大学 水野 誠 氏
参加登録締め切り: 1月20日(金)
詳細につきましては、MASコミュニティサイト(下記URL)の開催要項をご覧ください。
開催要項詳細サイト http://mas.kke.co.jp/modules/tinyd3/
■構造計画研究所の取り組み
構造計画研究所は、1996年から米国サンタフェ研究所のビジネスネットワークに参画し、複雑系分野の研究を継続して参りました。その後、日本発のマルチエージェント・シミュレータ『KK-MAS』を開発し、パッケージ販売およびコンサルティング事業を開始しました。同時に学界に対する無償貸与や関連書籍の出版等を行い、新規技術の日本での普及に努めており、これまでに多くの大学研究機関で活用され、その研究成果は様々な学会で発表されています。2006年には、『KK-MAS』を更に機能拡張した『artisoc(Artificial Society人工社会)』の開発も行い、両者でこれまでに約350の大学・研究機関と企業にてご利用頂いております。また『KK-MAS』は、2002年に日本オペレーションリサーチ学会にて、事例研究賞を受賞いたしました。
■マルチエージェント・シミュレーション(MAS)について
現象や状態、物質の組成について、それを構成する『要素』に細かく分解し、それぞれの要素を分析し、それらを積み重ねることにより全体の特徴を理解する要素還元的アプローチに対して、人間行動や経済現象・社会現象について、局所的な情報に基づき自立的に行動する『エージェント』を定義し、それらを相互作用させて、全体の振る舞いを包括的に理解する手法が、マルチエージェント的アプローチです。マルチエージェント的アプローチによるモデリングを用いたマルチエージェント・シミュレーションは、これまで解釈が困難であった複雑な社会現象を理解する上で有効で、防災・避難、マーケティング、交通・人流、市場取引、合意形成、都市計画、建築設計などの分野で、広く活用されているシミュレーション手法です。
■artisocについて
artisocは、自律的に行動する人間(エージェント)の行動ルールおよび相互作用を定義し、コンピュータの中に人工的な社会を構築することで、ダイナミックに変化する社会などの複雑系を再現・分析するマルチエージェント・シミュレータです。様々な社会現象を扱うことが可能で、適用例は、電力取引自由化、雇用政策、排出権取引といった制度設計・政策の評価から、津波・洪水発生時の避難、災害救援物資の輸送、店舗・道路の人流・渋滞などを含む防災、避難、交通といった環境評価まで多岐にわたっています。現在販売している『artisoc3.0』では、3次元表示、複数空間の同時表示、出力画面のグループ化、および2次元マップでのエージェントのサイズ・透明度指定などシミュレーションの表現力向上を実現し、直感的な分析が可能になっています。また、64bitメモリ空間に対応し、より大規模なシミュレーションも可能となりました。
MASコミュニティサイト http://mas.kke.co.jp/
■関連書籍の出版に関して
2010年『artisocで始める歩行者エージェントシミュレーション −原理・方法論から安全・賑わい空間のデザイン・マネジメントまで− 兼田敏之 編者代表、構造計画研究所創造工学部、 名古屋工業大学兼田研究室 著』 書籍工房早山
2007年『人工社会構築指南 山影進 著』 書籍工房早山
2002年『コンピュータのなかの人工社会 編者 服部正太、山影進』 共立出版
1999年『人工社会 服部正太、木村香代子 訳』 共立出版
関連書籍の詳細 http://www.kke.co.jp/publications/decision_making/
■構造計画研究所について
構造計画研究所は1959年の設立から現在まで、ネットワーク、情報通信、移動体通信分野から建設、製造分野に至る様々な分野で、最新のITを駆使したソフトウェア開発ならびにソフトウェアプロダクトを提供してきました。さらにOR・シミュレーション手法を用いた工学・製造分野におけるコンサルティングサービスやマーケティング分野におけるコンサルティングサービスも行っています。また建設・環境分野における数値解析コンサルティングサービスや建築・構造設計分野でも強みを発揮しており、様々な業界に対し、多様なソリューションを提供しています。構造計画研究所の詳細情報はwebサイトhttp://www.kke.co.jp をご覧ください。
※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。
※当社では、お客様やパートナーから発表のご承認をいただいた案件のみを公表させていただいております。ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
・MASコンペティション、KK-MAS、artisocに関する窓口
株式会社構造計画研究所 創造工学部 米山 照彦
TEL:03-5342-1125 e-mail: mascompetition12@kke.co.jp
・報道メディア関係窓口
株式会社構造計画研究所 広報担当 金 弘宗、石橋 敬久
TEL:03-5342-1141 e-mail: kkeinfo@kke.co.jp
《関連URL》
http://mas.kke.co.jp/
http://mas.kke.co.jp/modules/tinyd3/
http://www.kke.co.jp
http://www.kke.co.jp/publications/decision_making/
このコンペティションは、2001年から毎年開催しているもので、弊社が開発販売している複雑系シミュレーター『KK-MAS』(ケイケイマス)および『artisoc』(アーティソック)を使っている研究者の方々に、その成果を発表いただき、ユーザー間の技術および情報交換の場を提供すると同時に、今後の更なる普及活動に向けての情報収集を目的としています。毎年約10から15編の研究発表と60名程度の聴講者を迎えて、活発な議論がなされております。コンペティションは『学生による挑戦』部門と『研究・実務への応用』部門の二つの部門からなり、それぞれから優秀賞を1、2名(またはグループ)選び、さらにその中から最優秀賞に値する発表があった場合は最優秀賞を1名(またはグループ)選出いたします。また、本コンペティション内におきましては、東京大学大学院 山影進氏による講演『MASのこれまでと今後の展望(仮)』、および東京大学大学院 和泉潔氏による『artisocの教育現場における利用事例紹介』を予定しております。
■第12回MASコンペティション開催要項
日時:3月9日(金)10:00-18:00
会場:(株)構造計画研究所 新館B1レクチャールーム
発表:【部門1】学生による挑戦 発表(10分)+質疑応答(5分)
【部門2】研究・実務への応用 発表(20分)+質疑応答(5分)
審査員:
審査委員長
東京大学大学院 山影 進 氏
審査委員(五十音順)
筑波大学大学院 秋山 英三 氏
東京大学大学院和泉 潔 氏
東京工業大学大学院 寺野 隆雄 氏
防衛大学校 生天目 章 氏
明治大学 水野 誠 氏
参加登録締め切り: 1月20日(金)
詳細につきましては、MASコミュニティサイト(下記URL)の開催要項をご覧ください。
開催要項詳細サイト http://mas.kke.co.jp/modules/tinyd3/
■構造計画研究所の取り組み
構造計画研究所は、1996年から米国サンタフェ研究所のビジネスネットワークに参画し、複雑系分野の研究を継続して参りました。その後、日本発のマルチエージェント・シミュレータ『KK-MAS』を開発し、パッケージ販売およびコンサルティング事業を開始しました。同時に学界に対する無償貸与や関連書籍の出版等を行い、新規技術の日本での普及に努めており、これまでに多くの大学研究機関で活用され、その研究成果は様々な学会で発表されています。2006年には、『KK-MAS』を更に機能拡張した『artisoc(Artificial Society人工社会)』の開発も行い、両者でこれまでに約350の大学・研究機関と企業にてご利用頂いております。また『KK-MAS』は、2002年に日本オペレーションリサーチ学会にて、事例研究賞を受賞いたしました。
■マルチエージェント・シミュレーション(MAS)について
現象や状態、物質の組成について、それを構成する『要素』に細かく分解し、それぞれの要素を分析し、それらを積み重ねることにより全体の特徴を理解する要素還元的アプローチに対して、人間行動や経済現象・社会現象について、局所的な情報に基づき自立的に行動する『エージェント』を定義し、それらを相互作用させて、全体の振る舞いを包括的に理解する手法が、マルチエージェント的アプローチです。マルチエージェント的アプローチによるモデリングを用いたマルチエージェント・シミュレーションは、これまで解釈が困難であった複雑な社会現象を理解する上で有効で、防災・避難、マーケティング、交通・人流、市場取引、合意形成、都市計画、建築設計などの分野で、広く活用されているシミュレーション手法です。
■artisocについて
artisocは、自律的に行動する人間(エージェント)の行動ルールおよび相互作用を定義し、コンピュータの中に人工的な社会を構築することで、ダイナミックに変化する社会などの複雑系を再現・分析するマルチエージェント・シミュレータです。様々な社会現象を扱うことが可能で、適用例は、電力取引自由化、雇用政策、排出権取引といった制度設計・政策の評価から、津波・洪水発生時の避難、災害救援物資の輸送、店舗・道路の人流・渋滞などを含む防災、避難、交通といった環境評価まで多岐にわたっています。現在販売している『artisoc3.0』では、3次元表示、複数空間の同時表示、出力画面のグループ化、および2次元マップでのエージェントのサイズ・透明度指定などシミュレーションの表現力向上を実現し、直感的な分析が可能になっています。また、64bitメモリ空間に対応し、より大規模なシミュレーションも可能となりました。
MASコミュニティサイト http://mas.kke.co.jp/
■関連書籍の出版に関して
2010年『artisocで始める歩行者エージェントシミュレーション −原理・方法論から安全・賑わい空間のデザイン・マネジメントまで− 兼田敏之 編者代表、構造計画研究所創造工学部、 名古屋工業大学兼田研究室 著』 書籍工房早山
2007年『人工社会構築指南 山影進 著』 書籍工房早山
2002年『コンピュータのなかの人工社会 編者 服部正太、山影進』 共立出版
1999年『人工社会 服部正太、木村香代子 訳』 共立出版
関連書籍の詳細 http://www.kke.co.jp/publications/decision_making/
■構造計画研究所について
構造計画研究所は1959年の設立から現在まで、ネットワーク、情報通信、移動体通信分野から建設、製造分野に至る様々な分野で、最新のITを駆使したソフトウェア開発ならびにソフトウェアプロダクトを提供してきました。さらにOR・シミュレーション手法を用いた工学・製造分野におけるコンサルティングサービスやマーケティング分野におけるコンサルティングサービスも行っています。また建設・環境分野における数値解析コンサルティングサービスや建築・構造設計分野でも強みを発揮しており、様々な業界に対し、多様なソリューションを提供しています。構造計画研究所の詳細情報はwebサイトhttp://www.kke.co.jp をご覧ください。
※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。
※当社では、お客様やパートナーから発表のご承認をいただいた案件のみを公表させていただいております。ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
・MASコンペティション、KK-MAS、artisocに関する窓口
株式会社構造計画研究所 創造工学部 米山 照彦
TEL:03-5342-1125 e-mail: mascompetition12@kke.co.jp
・報道メディア関係窓口
株式会社構造計画研究所 広報担当 金 弘宗、石橋 敬久
TEL:03-5342-1141 e-mail: kkeinfo@kke.co.jp
《関連URL》
http://mas.kke.co.jp/
http://mas.kke.co.jp/modules/tinyd3/
http://www.kke.co.jp
http://www.kke.co.jp/publications/decision_making/