【省エネ最大54%】外気冷熱を活用して省エネルギーを追求するデータセンター用空調機の販売開始 *一般電算室用空調機比54%の省エネルギーを実現* 【NTTファシリティーズ】
NTTファシリティーズは、外気冷熱を有効に活用し、省エネルギー性を追求した「FMACS-V hybrid」を2011年12月26日より販売致します。
株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長 沖田章喜)は、データセンター向け空調ソリューション「ACORDIS(アコーディス)」※1のフラッグシップソリューションであるIT装置用床置型空調機「FMACS(エフマックス)」※2のラインナップを追加し、外気冷熱を有効に活用し、省エネルギー性を追求した「FMACS-V hybrid(エフマックス・ファイブ・ハイブリッド)」を2011年12月26日より販売致します。
一般的に低温外気を利用した直接外気冷房方式(エアサイドエコノマイザ)は外気の塵埃や海塩粒子といった不純物による電気基板の腐食の恐れや外気導入量に応じて湿度調整が必要となる場合があります。これらの課題をクリアしつつ、高い省エネルギー性が要求されるデータセンターに適した間接外気冷房型空調機として、FMACS-V hybrid(冷房能力45kW、以下、本空調機)を日立アプライアンス株式会社(取締役社長 山本晴樹)と共同で開発しました。
本空調機は、圧縮機と冷媒ポンプを備え、外気の空気質の影響を受けにくい間接外気冷房を、FMACS-Vの高信頼性・可用性を確保しながら高効率で実現します。外気温度が低い冬期から中間期に圧縮機を停止させ、冷媒ポンプにて冷媒を循環させる外気冷房運転を行うことで、冷媒ポンプの消費電力は、通常の空調機で使用される圧縮機より極めて小さいため、運転効率が大幅に向上します。本空調機により、データセンター空調に関わる年間消費電力量および年間CO2発生量を、一般の電算室用空調機と比較して、最大54%削減※3することができます。
【FMACS-V hybridの特長】
(1) 高い省エネルギー性
本製品は、外気温度が低い冬期から中間期は冷媒ポンプを使用するポンプサイクル、外気温度が高い夏期から中間期は圧縮機を使用する圧縮サイクルと、サイクルを切り替える機構を備えた世界初となるデータセンター用空調機です。圧縮機に比べ1/10 程度の低い消費電力で冷媒ポンプは駆動し、同程度の冷房能力を発揮します。
外気温度が約10度より高いときは圧縮サイクル、約-5度より低いときはポンプサイクル、その間は負荷状況に応じてどちらかのサイクルを選択して運転します。ポンプサイクル時は総合COP※4が非常に高くなります。一般電算機用空調機に対する本空調機の年間消費電力量の削減率は、例えば、札幌では54%削減、東京では42%削減となります。
(2) 高信頼性・可用性
データセンターのICT装置を冷却する空調システムには高い信頼性、可用性が求められます。本空調機は、これまでNTTファシリティーズが培ってきたFMACS-Vの信頼性技術を引き継ぎ、さらにポンプサイクル時における冷房能力不足時やポンプ故障時の圧縮サイクルへの自動切替機能を有し、空調機の信頼性を高めています。
【本製品と総合ソリューションの提供】
NTTファシリティーズは本製品を従来からあるFMACS-Vシリーズのラインナップを追加して、データセンター事業者に対して販売を強化します。外気温度が低い北海道・東北地方を中心に全国で販売を予定します。
また、FMACS-Vシリーズの他、局所空調用のラック型空調機FTASCL-RS/C※6、天吊型空調機FTASCL-CM/C、気流制御技術製品のアイルキャッピング※7を提供しています。NTTファシリティーズは、これらの空調総合ソリューションによりお客様のデータセンターやサーバルームに最適な空調システムを提供し、事業課題、環境目標をお持ちの全てのお客様の事業と環境経営に貢献いたします。
※1 ACORDIS
「ACORDIS(アコーディス)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※2 FMACS
「FMACS(エフマックス)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※3 札幌の標準気象データによる試算結果を示します。
※4 成績係数(Coefficient Of Performance):冷房などのエネルギー効率の目安として使われるパフォーマンス係数と呼ばれる数値です。
※5 消費電力の算出条件
室内吸込空気温度 27度DB/19度WB 室外吸込空気温度 各地域の標準気象データ 冷媒配管長 5m 冷房能力100%を想定 (※ポンプサイクル運転範囲では、最大冷房能力)
※6 FTASCL
「FTASCL(エフタスクル)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※7 アイルキャッピング
「AISLE CAPPING(アイルキャッピング)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社NTTファシリティーズ
広報室 TEL:03-5444-5112
《関連URL》
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei21/h21-0617.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei21/h21-0804.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0730.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0804.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0915.html
一般的に低温外気を利用した直接外気冷房方式(エアサイドエコノマイザ)は外気の塵埃や海塩粒子といった不純物による電気基板の腐食の恐れや外気導入量に応じて湿度調整が必要となる場合があります。これらの課題をクリアしつつ、高い省エネルギー性が要求されるデータセンターに適した間接外気冷房型空調機として、FMACS-V hybrid(冷房能力45kW、以下、本空調機)を日立アプライアンス株式会社(取締役社長 山本晴樹)と共同で開発しました。
本空調機は、圧縮機と冷媒ポンプを備え、外気の空気質の影響を受けにくい間接外気冷房を、FMACS-Vの高信頼性・可用性を確保しながら高効率で実現します。外気温度が低い冬期から中間期に圧縮機を停止させ、冷媒ポンプにて冷媒を循環させる外気冷房運転を行うことで、冷媒ポンプの消費電力は、通常の空調機で使用される圧縮機より極めて小さいため、運転効率が大幅に向上します。本空調機により、データセンター空調に関わる年間消費電力量および年間CO2発生量を、一般の電算室用空調機と比較して、最大54%削減※3することができます。
【FMACS-V hybridの特長】
(1) 高い省エネルギー性
本製品は、外気温度が低い冬期から中間期は冷媒ポンプを使用するポンプサイクル、外気温度が高い夏期から中間期は圧縮機を使用する圧縮サイクルと、サイクルを切り替える機構を備えた世界初となるデータセンター用空調機です。圧縮機に比べ1/10 程度の低い消費電力で冷媒ポンプは駆動し、同程度の冷房能力を発揮します。
外気温度が約10度より高いときは圧縮サイクル、約-5度より低いときはポンプサイクル、その間は負荷状況に応じてどちらかのサイクルを選択して運転します。ポンプサイクル時は総合COP※4が非常に高くなります。一般電算機用空調機に対する本空調機の年間消費電力量の削減率は、例えば、札幌では54%削減、東京では42%削減となります。
(2) 高信頼性・可用性
データセンターのICT装置を冷却する空調システムには高い信頼性、可用性が求められます。本空調機は、これまでNTTファシリティーズが培ってきたFMACS-Vの信頼性技術を引き継ぎ、さらにポンプサイクル時における冷房能力不足時やポンプ故障時の圧縮サイクルへの自動切替機能を有し、空調機の信頼性を高めています。
【本製品と総合ソリューションの提供】
NTTファシリティーズは本製品を従来からあるFMACS-Vシリーズのラインナップを追加して、データセンター事業者に対して販売を強化します。外気温度が低い北海道・東北地方を中心に全国で販売を予定します。
また、FMACS-Vシリーズの他、局所空調用のラック型空調機FTASCL-RS/C※6、天吊型空調機FTASCL-CM/C、気流制御技術製品のアイルキャッピング※7を提供しています。NTTファシリティーズは、これらの空調総合ソリューションによりお客様のデータセンターやサーバルームに最適な空調システムを提供し、事業課題、環境目標をお持ちの全てのお客様の事業と環境経営に貢献いたします。
※1 ACORDIS
「ACORDIS(アコーディス)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※2 FMACS
「FMACS(エフマックス)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※3 札幌の標準気象データによる試算結果を示します。
※4 成績係数(Coefficient Of Performance):冷房などのエネルギー効率の目安として使われるパフォーマンス係数と呼ばれる数値です。
※5 消費電力の算出条件
室内吸込空気温度 27度DB/19度WB 室外吸込空気温度 各地域の標準気象データ 冷媒配管長 5m 冷房能力100%を想定 (※ポンプサイクル運転範囲では、最大冷房能力)
※6 FTASCL
「FTASCL(エフタスクル)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
※7 アイルキャッピング
「AISLE CAPPING(アイルキャッピング)」はNTTファシリティーズの登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社NTTファシリティーズ
広報室 TEL:03-5444-5112
《関連URL》
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei21/h21-0617.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei21/h21-0804.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0730.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0804.html
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei22/h22-0915.html