アナログ・デバイセズ、自動ゲイン・コントロール機能を集積したブロードバンド直交変調器を発表
[08/10/29]
提供元:NEWS-ON
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アナログ・デバイセズ、業界で初めて
自動ゲイン・コントロール機能を集積した
ブロードバンド直交変調器「ADL5386」を発表
〜 ケーブルやワイヤレス・インフラストラクチャ・アプリケーション
向けに完全なソリューションを提供 〜
アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、コンパクトな6mm×6mm LFCSP(リード・フレーム・チップ・スケール・パッケージ)内に自動ゲイン・コントロール回路を集積した、業界初の高性能ブロードバンドI/Q直交変調器「ADL5386」を発表しました。ADL5386は、ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス・システム、マイクロ波無線リンク、ケーブル・モデム終端システム、および携帯電話インフラストラクチャ機器におけるIF帯(中間周波数)やRF帯(無線周波数)の送信器向けに、優れた性能と集積化レベルという組み合わせを提供します。
ADL5386は、50MHz〜2200MHzの周波数範囲にわたって動作し、次世代通信インフラストラクチャ機器向けの高データレート複素変調をサポートします。また、ADL5386はダイナミック・レンジが25dBの出力パワー・ディテクタとVVA(電圧可変アッテネータ)を集積しています。これらを組み合わせることで、クローズド・ループ自動レベル制御(ALC)や自動ゲイン制御(AGC)を構成できるので、ユーザは、ADL5386の出力パワーを自由にかつ精密に設定することが可能です。小さなフットプリントで完全なサブシステムを実現するADL5386は、個別素子構成に比べて、基板面積、部品コスト、および回路の複雑さを大幅に低減します。
■ブロードバンド高データレートの次世代ワイヤレス・アプリケーションを簡素化
ADL5386は、高出力パワー(P1dB:+10dBm)、高いシングルエンド出力直線性(OIP3:+24dBm)、および低ノイズ・フロアー(−160dBm/Hz)によって、優れた出力ダイナミック・レンジを提供します。350MHzで、−38dBmのキャリア・フィードスルーと−46dBcのサイドバンド抑圧性能を実現するため、64QAM(直交振幅変調)以上のような複素高次変調アプリケーションにおいて、キャリブレーションやゼロ化の必要性を最低限に抑えます。
ADL5386のワイドバンド入力(DC〜700MHz)は、ADIのTxDAC+(R) D/Aコンバータ(DAC)・ファミリー「AD977x」の出力レベルと互換性があります。また−7dBmローカル・オシレータ(LO)での駆動においては、「ADF4360」集積PLL(フェーズ・ロック・ループ)シンセサイザとの互換性を発揮します。ADL5386の2×LO入力周波数は、LOアイソレーションや基板の実装密度が重要なアプリケーションにおいて、LOの回り込みによる影響を最小化するのに役立ちます。
■供給と価格について
ADL5386は量産出荷中で、40ピンLFCSPで供給しています。ADL5386の単価は1,000個受注時で5.29ドル(米国における参考価格)です。詳細情報については、ウェブサイト http://www.analog.com/jp/ADL5386 をご覧下さい。
■すべてのRFシグナル・チェーンをカバーするADIのRF IC製品群
ADIは、設計スキル、システムに対する理解、そしてプロセス技術を活用して、業界をリードする高性能のRF機能ブロックから高集積シングルチップ・トランシーバ・ソリューションまで、すべてのRFシグナル・チェーンをカバーする最も広範な無線周波数(RF)IC製品群を提供しています。
RF機能ブロックには、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)、フェイズ・ロック・ループ・シンセサイザ(PLL)、TruPwr(TM)と呼ばれるパワー・ディテクタとログアンプ、X−Amp(R)に代表される可変ゲインアンプ(VGA)、パワーアンプ(PA)やローノイズアンプ(LNA)などのRFアンプ、ミキサー、ダイレクト・コンバージョン変調器と復調器が含まれています。詳細情報については、ウェブサイト http://www.analog.com/RF をご覧下さい。
■アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。
ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ−:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。
※TxDAC+およびX−Ampはアナログ・デバイセズ社の登録商標、TruPwrは同社の商標です。ここに挙げたその他の商標はすべてそれぞれの所有者の財産です。
自動ゲイン・コントロール機能を集積した
ブロードバンド直交変調器「ADL5386」を発表
〜 ケーブルやワイヤレス・インフラストラクチャ・アプリケーション
向けに完全なソリューションを提供 〜
アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、コンパクトな6mm×6mm LFCSP(リード・フレーム・チップ・スケール・パッケージ)内に自動ゲイン・コントロール回路を集積した、業界初の高性能ブロードバンドI/Q直交変調器「ADL5386」を発表しました。ADL5386は、ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス・システム、マイクロ波無線リンク、ケーブル・モデム終端システム、および携帯電話インフラストラクチャ機器におけるIF帯(中間周波数)やRF帯(無線周波数)の送信器向けに、優れた性能と集積化レベルという組み合わせを提供します。
ADL5386は、50MHz〜2200MHzの周波数範囲にわたって動作し、次世代通信インフラストラクチャ機器向けの高データレート複素変調をサポートします。また、ADL5386はダイナミック・レンジが25dBの出力パワー・ディテクタとVVA(電圧可変アッテネータ)を集積しています。これらを組み合わせることで、クローズド・ループ自動レベル制御(ALC)や自動ゲイン制御(AGC)を構成できるので、ユーザは、ADL5386の出力パワーを自由にかつ精密に設定することが可能です。小さなフットプリントで完全なサブシステムを実現するADL5386は、個別素子構成に比べて、基板面積、部品コスト、および回路の複雑さを大幅に低減します。
■ブロードバンド高データレートの次世代ワイヤレス・アプリケーションを簡素化
ADL5386は、高出力パワー(P1dB:+10dBm)、高いシングルエンド出力直線性(OIP3:+24dBm)、および低ノイズ・フロアー(−160dBm/Hz)によって、優れた出力ダイナミック・レンジを提供します。350MHzで、−38dBmのキャリア・フィードスルーと−46dBcのサイドバンド抑圧性能を実現するため、64QAM(直交振幅変調)以上のような複素高次変調アプリケーションにおいて、キャリブレーションやゼロ化の必要性を最低限に抑えます。
ADL5386のワイドバンド入力(DC〜700MHz)は、ADIのTxDAC+(R) D/Aコンバータ(DAC)・ファミリー「AD977x」の出力レベルと互換性があります。また−7dBmローカル・オシレータ(LO)での駆動においては、「ADF4360」集積PLL(フェーズ・ロック・ループ)シンセサイザとの互換性を発揮します。ADL5386の2×LO入力周波数は、LOアイソレーションや基板の実装密度が重要なアプリケーションにおいて、LOの回り込みによる影響を最小化するのに役立ちます。
■供給と価格について
ADL5386は量産出荷中で、40ピンLFCSPで供給しています。ADL5386の単価は1,000個受注時で5.29ドル(米国における参考価格)です。詳細情報については、ウェブサイト http://www.analog.com/jp/ADL5386 をご覧下さい。
■すべてのRFシグナル・チェーンをカバーするADIのRF IC製品群
ADIは、設計スキル、システムに対する理解、そしてプロセス技術を活用して、業界をリードする高性能のRF機能ブロックから高集積シングルチップ・トランシーバ・ソリューションまで、すべてのRFシグナル・チェーンをカバーする最も広範な無線周波数(RF)IC製品群を提供しています。
RF機能ブロックには、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)、フェイズ・ロック・ループ・シンセサイザ(PLL)、TruPwr(TM)と呼ばれるパワー・ディテクタとログアンプ、X−Amp(R)に代表される可変ゲインアンプ(VGA)、パワーアンプ(PA)やローノイズアンプ(LNA)などのRFアンプ、ミキサー、ダイレクト・コンバージョン変調器と復調器が含まれています。詳細情報については、ウェブサイト http://www.analog.com/RF をご覧下さい。
■アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。
ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ−:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。
※TxDAC+およびX−Ampはアナログ・デバイセズ社の登録商標、TruPwrは同社の商標です。ここに挙げたその他の商標はすべてそれぞれの所有者の財産です。