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デンマークのキャラ「ラスムス クルンプ」新アニメがシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭で受賞 RKホールディングス、日本国内での事業展開を強化

 デンマークで人気のクマのキャラクター「ラスムス クルンプ」の新シリーズアニメ『ラスムス クルンプ』が、2016年度のドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭(Stuttgart Festival of Animated Film)のTricks for Kids(5〜12歳児向けアニメ)部門でアニメーション最優秀子供作品賞を受賞しました。日本でマスター・ライセンス契約を締結している株式会社RKホールディングス(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:犬塚 景子)は、この受賞に伴い事業展開を強化してまいります。

▽エグモント社のサイト
http://www.egmont.com/int/Press/news-and-press-releases/New-Rasmus-Klump-TV-series-ready-for-worldwide-distribution/ (英語サイト)
▽LevelK社のサイト
http://www.levelk.dk (英語サイト)


■新シリーズアニメ『ラスムス クルンプ』について
 “友情、思索、力を合わせての世界の発見”をテーマとした、就学前の児童を対象としたアニメです。ストーリーは、オリジナル版の「ラスムス クルンプ」本のストーリーをベースに、今回のテレビシリーズのために書き下ろされた全26エピソード(1話につき12分)となっています。

 1984年からスタートした「ラスムス クルンプ」のアニメですが、デンマークで子ども向けのキャラクターが、新たにハリウッドアニメ映画向けの技術を使ったテレビアニメとしてリメイクで制作されることは滅多にありません。

 「ラスムス クルンプ」のアニメがデンマーク内で放送されてから、20年になろうとしています。人気はますます向上し、2014年11月に日本で「ラスムス クルンプ」が紹介されて以降は、主に20代から40代の女性の間で人気キャラクターとなりました。

 新シリーズは、ドイツのアニメ製作会社 スタジオ・ソイが、「ラスムス クルンプ」の権利を有するデンマークのエグモント・パブリッシング社(Egmont Publishing A/S)と、ドイツのメディア・グループであるZDF(第2ドイツテレビ)と共同で制作(※ ZDFは、ドイツでの新「ラスムス クルンプ」アニメの放送に関する権利を所有しています)。


■英国を本拠とするプロデューサー ラース・シルヴェストのコメント
 新シリーズの制作を担当したのは、スタジオ・ソイのカーステン・ブンテ(Carsten Bunte)と、ラース・シルヴェスト(Lars Sylvest)です。シルヴェストの会社は、多くのハリウッド映画のプロデュースに携わってきました。シルヴェストは、新シリーズを国際市場へ投入することに、大きな期待を寄せています。

 「私だけではなく、北欧の人たちにとって、デンマークのクマのキャラクター、「ラスムス クルンプ」は常に子どもたちに人気のある娯楽でした。世界中で認知度のある不朽の名作にひけをとらないばかりか、それらと同じくらいに売れているのです。」とシルヴェストは語っています。新シリーズは主に就学前の児童を対象としています。シルヴェストによれば、この年代で特に「ラスムス クルンプ」の人気が高くなっていると見解を述べています。また、「私たちは、最高級のアニメーション映画には欠かせない制作基準に従って、「ラスムス クルンプ」のシリーズを制作しました。「ラスムス クルンプ」の莫大な制作価値と、子ども版『インディ・ジョーンズ』という位置付けとが相まって、市場ではユニークなポジションを占めることができるでしょう」とも語っています。


■ミケル・ベンゾンのコメント
 エグモント・パブリッシング社のライセンス責任者であるミケル・ベンゾン(Michael Benzon)は、何年もかけて「ラスムス クルンプ」をよみがえらせ、かつての人気を取り戻すことに尽力してきました。この成功に誇りを感じて以下のようにコメントしています。

 「ラスムス クルンプ」は、長い伝統のある、古くからあるブランドですが、それが今や復活を遂げようとしています。新シリーズの制作に携わることができて光栄に思います。「ラスムス クルンプ」のブランドを手がけるのに不可欠な高い品質を実現できたと、胸を張って言うことができます」


■「ラスムス クルンプ」について
 「ラスムス クルンプ」は、1951年にデンマークの新聞『Berlingske Aftenavis』紙で連載が開始されました。4年後、「ラスムス クルンプ」の漫画は21ヶ国の120紙に連載されるようになりました。1952年には「ラスムス クルンプ」初の単行本が出版され、その販売部数は3,000万部以上と言われています。
 2015年に出版された『デンマークのデザインアイコン101(101 Danish Design Icons)』には、「「ラスムス クルンプ」は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンや、カレン・ブリクセンや、セーレン・キェルケゴールのほかにはいない、国外で成功することができたおとぎ話である」と紹介されました。現在では「ラスムス クルンプ」がアプリとなって登場し、60万回ダウンロードされるほどデンマーク国内の子どもたちに大人気です。


■シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭について
 アニメーションの規模としては、世界3大アニメーション映画祭の次に重要視されている映画祭とのことです。数多くのアニメ映画祭の中でもトップランクの部類に入るとされています。


■EGMONT
 「ラスムス クルンプ」の権利を所有するエグモント・パブリッシング社(Egmont Publishing A/S)は、北欧最大規模のメディア・グループであるEGMONTの1社です。エグモントは、本社をデンマークのコペンハーゲンに置き、従業員6,600人を擁し、30ヶ国で活動しています。ノルディスク・フィルム、ノルウェーのテレビ局(TV2)、映画館運営、書籍出版、教育系出版、北欧におけるプレステーションのディストリビューターなどを手がけています。
 毎日154時間のテレビ放送、年間24の映画を共同制作し、Ben 10、Dora the Explorer、Disney and Me、Minecraftなどの700以上の週刊誌・雑誌・及び年間約2,200の単行本を刊行しています。「豊かなコンテンツとデジタル革新で人生にストーリーを」がエグモントのモットーです。2015年のエグモントの売上高は16億ユーロ(約2,144億円)で、毎年1,000万ユーロ(約13.4億円)以上をデンマークやノルウェーの子どもや若者の生活向上のために寄付しています。


■「ラスムス クルンプ」の放映権
 「ラスムス クルンプ」の海外における(スカンジナビア国を除く)放映権については、デンマークに拠点を置く「LevelK社」が窓口となります。

 「LevelK社」の下記の「VIP Lounge」にアクセスし、登録後「ラスムス クルンプ」の予告編を見ることができます。
URL: http://www.levelk.dk/login

※ 「LevelK社」について
 「LevelK社」は、2009年にCEOのティネ・クリント(Tine Klint)がデンマークのコペンハーゲン市に設立。現在、ニューヨーク、香港やシドニーにオフィスがあります。
URL: http://www.levelk.dk


■Studio Soi GmbH&Co.KG(スタジオ・ソイ)について
 2002年に設立されたStudio Soiはアニメ制作からはじまった会社ですが、現在はアニメだけでなく、コマーシャルやショートフィルム、テレビ番組等多岐に渡っています。オスカーの候補になった作品やBAFTA賞を受賞したアニメを製作するヨーロッパの一流のアニメ製作会社です。


■今後の展開
 今後はアニメに放映に向けて、グッズ開発及び販売、出版、飲食事業、ミュージック、デジタルアプリの開発を行ってまいります。
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