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弓箭書院、『どう生き どう死ぬか―現場から考える死生学』を発行

学術図書から一般図書まで幅広く企画・出版を行う弓箭書院(所在地:神奈川県川崎市、代表者:鋤柄 禎)は、書籍『どう生き どう死ぬか―現場から考える死生学』を5月7日に発行いたしました。


■内容紹介
今日の日本では病院というブラックボックスのなかで死が処理され、人が人として死を受けとめる機会が失われています。かつては親しい人を自宅で看取ることで日常的に死を経験し、なんらかの形で死の準備をしていた人が多くいました。
編者の一人は在宅ホスピス・緩和ケアに携わる中で、患者の最期をできるだけ家族だけで過ごしてもらい、死に至る過程でおこる事柄を共有してもらうよう努めてきました。そうすることで病院死と違い、一人が看取られる時には10名の看取り体験が生まれ、やがて多くの死の体験者を生むことにつながっていきます。
こうした失われた文化を追い求めつつ、死の現場の実態を赤裸々に語り、今できることを具体的に紹介します。

また医療・福祉職関係者は死の現場経験を多く持ちますが、死の宗教的、哲学的、社会学的な考察には至っていないのが現状です。一方、文科系の学者は、現場との接点を持たず死の詳細な観察なしに、文献的考察に始終しています。両者は必要なものを欠いていると同時に補い合える関係です。ここから在宅ホスピスという現場を共有する執筆者たちの「タナトロジー(死生学)研究会」が生まれました。本書では研究会の成果を踏まえ、現場での「看取り」にさまざまな分野から指針を提供するとともに、そこから見えてくる生き方を提案していきます。

http://www.kyusenshoin.com/shiseigaku.html (紹介ページ)


■書籍概要
『どう生き どう死ぬか―現場から考える死生学』
発行元:弓箭書院
発売元:あずさ書店
定価 :本体2,000円+税
発行 :2009年5月7日
体裁 :四六判 並製 292ページ
    ISBN978-4-900354-90-6 C0036


【目次】
 序 どう生き、どう死ぬのか
1章 在宅ホスピスの現場から
2章 看取りを支える、生を支える
3章 最期の選択
4章 教育現場における生と死
5章 死すべきものとして生きる
6章 死すべきものの仕事
7章 遺された言葉
8章 “あの世”はどこへ行ったか
9章 日本人の死生と自然
10章 死別の悲しみとそのかなた
11章 受け継がれていく生
終章 人生の終りをどう生きるか
   「虫のしらせ」「死のタブー化」等、11のコラムと各章に読書案内を収録。


【販売経路】
全国の書店、オンライン書店


【監修者】
清水 哲郎(しみず てつろう)
1947年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科上廣死生学講座教授。専攻、哲学・臨床倫理学・死生学。


【編著者】
岡部 健(おかべ たけし)
1950年生まれ。医療法人社団爽秋会理事長。東北大学医学部卒。静岡県立総合病院呼吸器外科医長、宮城県立がんセンター呼吸器科医長等を経て1997年、医療法人社団爽秋会を設立した。

竹之内 裕文(たけのうち ひろぶみ)
1967年生まれ。静岡大学創造科学技術院・農学部准教授。東北大学理学部数学科卒、東北大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻、哲学・死生学・生命環境倫理学。


【執筆者】
相澤 出/成田 憲史/諸岡 了介/日笠 晴香/山本 佳世子/鈴木 亮三/高橋 由貴/桐原 健真/井藤 美由紀/田代 志門/大村 哲夫



■会社概要
名称  : 弓箭書院
本社住所: 神奈川県川崎市宮前区宮崎3-13-15-503
代表者 : 鋤柄 禎
TEL   : 044-854-2718
E-mail : mail@kyusenshoin.com
URL   : http://www.kyusenshoin.com
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