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GfK Japan調べ:2009年DVDソフト市場総括 DVDソフト全体市場は金額前年比11%減、Blu-rayソフトは着実に定着

ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:朝比奈 進)は、2009年のDVDソフト販売動向を発表した。


【概要】
・セルDVDソフト全体では前年に続き市場規模の縮小傾向が続き、2009年も数量前年比5%減、金額前年比11%減となった。
・チャネル別構成比では2007年以降、リアル店舗は減少傾向、Eコマースは増加傾向を継続。
・Blu-rayソフト市場はEコマース、家電量販店が牽引し、2009年は前年比2.8倍の200億円市場へ成長。


【DVDソフト全体】
 2009年通期のセルDVDソフト市場(通常DVD、 Blu-rayソフト等を全て含む)は6,002万枚、2,437億円となり、数量前年比5%減、金額前年比11%減と、数量、金額ともに前年を割り込む結果となった。2005年をピークに2006年以降、市場の漸減傾向が続いている。
 販売チャネル別構成比では、首位はメディアストア、2位にEコマースが続く。2008年に引き続き、リアル店舗は減少傾向、Eコマースは増加傾向を維持した。
 ジャンル別数量構成比では、洋画ジャンルが2008年から2%減少し、セルDVDソフト全体の26%となった。音楽ジャンルは前年に引き続き堅調に推移し、数量構成比で対前年5%増の23%、金額構成比では7%増の26%となり、金額ベースでは洋画や邦アニメを抜いて最大ジャンルとなった。
 メーカー動向を見ると、前年に続き、メーカー(発売元)数量トップはワーナー・ホーム・ビデオ、金額トップはエイベックスの構図。ディストリビューター(販売元)では数量、金額共にソニー・ミュージックが首位となった。


【Blu-rayソフト】
 Blu-rayソフトの市場規模は、2008年の約2.8倍となる200億円市場へ成長。新作映画、アニメジャンルにおいて、先行してBlu-rayソフトへのシフトが進んだ。
 チャネル別金額構成比は、全体の約51%をEコマース、約25%を家電量販店が占め、約21%がメディアストアの構図になり、Eコマースが市場の過半数を占めるまでに至った。
 ジャンル別では2008年後半から始まった洋画・邦アニメへの二極集中の状況が2009年も続いており、特に邦アニメジャンルは2008年下半期に引き続き、過半数を超える金額構成比を保った。


【2010年展望】
 DVDセルソフト市場全体での前年割れ傾向は2010年度も継続するものと見られるが、通常DVDソフトの落ち込みをBlu-rayソフトがある程度カバーし、減少の幅は2009年に比べて小さくなると見込まれる。
 Blu-rayソフト市場は本格的成長期に入り、2010年には2009年の市場規模から倍増する可能性も出てきた。DVDセルソフト全体市場のマジョリティを占めるのはまだ数年先となる見込だが、タイトル数も2010年前半には2,000タイトルを超え、着実に定着し始めている。


≪GfK Japanのデータについて≫
 全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆるカテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えているのに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
 また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなどからも販売データを収集。家電以外にも、ゴルフ用品やDVDソフトウエアの販売データを構築している。

URL: http://www.gfkjpn.co.jp/

※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。
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