GfK Japan調べ:デジタルフォトフレーム販売動向 2009年は100万台を突破、2010年も引き続き成長の見込み
[10/03/11]
提供元:@Press
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【概要】
・デジタルフォトフレームの2009年販売台数は年間100万台を突破、前年比約4.2倍に成長。
・2008年に引き続きソニーがシェアトップ、市場の牽引役に。
・画面サイズは7インチが主流、8インチ以上もモデル数が増加。
・3Gネットワーク対応モデルは順調に推移。新しい写真の楽しみ方として認知高まる。
【ギフトとしての認知定着:安定した成長軌道】
デジタルフォトフレームは、家電量販店での売り場も確立され、ギフト商品としての認知も定着しつつある。2008年は、ソニーの再参入を皮切りに多くのメーカーが市場に参入、市場が本格的に形成された年だった。
2009年も引き続きシェアトップのソニーが市場を牽引、富士フイルムやパイオニアなどの新規参入も続き、更に市場が拡大した。通年の販売台数は2008年実績と比べて約4.2倍、100万台を突破(図1: http://www.atpress.ne.jp/releases/14079/1_1.jpg )。販売モデル数も、2009年1月の83モデルから、直近2009年12月では155モデルとほぼ倍増した。2009年は、3Gネットワーク対応モデル、3D画像対応モデルなど新たな機能を備えた機種も発売され、ユーザーの選択肢も更なる広がりを見せている。
2010年も3Gネットワーク対応モデルの新機種発売が予定されており、ネットワーク対応モデルの定着を受けて、更なる市場拡大が期待できる。
【画面サイズは7インチが主流】
画面サイズの主流は2008年に引き続き7インチモデルで、数量構成比で市場の7割弱を占めた。一方、6インチ未満モデルの割合は縮小した(図2: http://www.atpress.ne.jp/releases/14079/2_2.jpg )。ギフト用の購入が多いことから、鑑賞しやすいサイズが選ばれていると考えられる。また、7インチモデルが主流になっている背景には、平均価格の下落も挙げられる。年初には1万5千円弱だったものが、12月には約1万円近くまで下がり、値頃感が増した(図3: http://www.atpress.ne.jp/releases/14079/3_3.jpg )。
更に7インチで6,000円を切るモデルも出てきたことで、普及に弾みがついている。
一方、8インチのモデル数は2008年に比べ増加しているが、数量構成比の増加にはそれほど結びついていない。その要因として7インチモデルとの価格差が考えられる。2009年 年初には3,000円程度だった価格差が、新製品発売に伴い一時期9,000円程度まで開いた。その後縮小はしているものの、依然6,000円程度の価格差がある。
7インチとの価格差が縮まれば、同サイズの構成比が増加する可能性も十分ある。
【3Gネットワーク対応モデルは好調に推移】
2009年6月にソフトバンクから、7月にNTTドコモから3Gネットワーク対応モデルが発売された。これらのモデルは、携帯電話やPCから送付された写真ファイルを直接受信でき、遠隔地から簡単に写真を更新できる点が最大の特徴である。積極的な広告展開や店頭キャンペーンの効果もあり、家電量販店における数量構成比は直近の12月で12%まで増加した(図4: http://www.atpress.ne.jp/releases/14079/4_4.jpg )。
2010年も引き続き新モデルの発売が予定されており、ギフトとして「プレゼントして終わり」ではない、デジタルフォトフレームの新しい楽しみ方として定着しそうだ。
≪GfK Japanのデータについて≫
全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆるカテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えているのに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなどからも販売データを収集。家電以外にも、ゴルフ用品やDVDソフトウエアの販売データを構築している。
URL: http://www.gfkjpn.co.jp/
※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。
・デジタルフォトフレームの2009年販売台数は年間100万台を突破、前年比約4.2倍に成長。
・2008年に引き続きソニーがシェアトップ、市場の牽引役に。
・画面サイズは7インチが主流、8インチ以上もモデル数が増加。
・3Gネットワーク対応モデルは順調に推移。新しい写真の楽しみ方として認知高まる。
【ギフトとしての認知定着:安定した成長軌道】
デジタルフォトフレームは、家電量販店での売り場も確立され、ギフト商品としての認知も定着しつつある。2008年は、ソニーの再参入を皮切りに多くのメーカーが市場に参入、市場が本格的に形成された年だった。
2009年も引き続きシェアトップのソニーが市場を牽引、富士フイルムやパイオニアなどの新規参入も続き、更に市場が拡大した。通年の販売台数は2008年実績と比べて約4.2倍、100万台を突破(図1: http://www.atpress.ne.jp/releases/14079/1_1.jpg )。販売モデル数も、2009年1月の83モデルから、直近2009年12月では155モデルとほぼ倍増した。2009年は、3Gネットワーク対応モデル、3D画像対応モデルなど新たな機能を備えた機種も発売され、ユーザーの選択肢も更なる広がりを見せている。
2010年も3Gネットワーク対応モデルの新機種発売が予定されており、ネットワーク対応モデルの定着を受けて、更なる市場拡大が期待できる。
【画面サイズは7インチが主流】
画面サイズの主流は2008年に引き続き7インチモデルで、数量構成比で市場の7割弱を占めた。一方、6インチ未満モデルの割合は縮小した(図2: http://www.atpress.ne.jp/releases/14079/2_2.jpg )。ギフト用の購入が多いことから、鑑賞しやすいサイズが選ばれていると考えられる。また、7インチモデルが主流になっている背景には、平均価格の下落も挙げられる。年初には1万5千円弱だったものが、12月には約1万円近くまで下がり、値頃感が増した(図3: http://www.atpress.ne.jp/releases/14079/3_3.jpg )。
更に7インチで6,000円を切るモデルも出てきたことで、普及に弾みがついている。
一方、8インチのモデル数は2008年に比べ増加しているが、数量構成比の増加にはそれほど結びついていない。その要因として7インチモデルとの価格差が考えられる。2009年 年初には3,000円程度だった価格差が、新製品発売に伴い一時期9,000円程度まで開いた。その後縮小はしているものの、依然6,000円程度の価格差がある。
7インチとの価格差が縮まれば、同サイズの構成比が増加する可能性も十分ある。
【3Gネットワーク対応モデルは好調に推移】
2009年6月にソフトバンクから、7月にNTTドコモから3Gネットワーク対応モデルが発売された。これらのモデルは、携帯電話やPCから送付された写真ファイルを直接受信でき、遠隔地から簡単に写真を更新できる点が最大の特徴である。積極的な広告展開や店頭キャンペーンの効果もあり、家電量販店における数量構成比は直近の12月で12%まで増加した(図4: http://www.atpress.ne.jp/releases/14079/4_4.jpg )。
2010年も引き続き新モデルの発売が予定されており、ギフトとして「プレゼントして終わり」ではない、デジタルフォトフレームの新しい楽しみ方として定着しそうだ。
≪GfK Japanのデータについて≫
全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆるカテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えているのに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなどからも販売データを収集。家電以外にも、ゴルフ用品やDVDソフトウエアの販売データを構築している。
URL: http://www.gfkjpn.co.jp/
※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。