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展示会データ解析システム「Exas」の提供開始

株式会社テクサー(本社:京都市、代表取締役 CEO:朱 強、以下 テクサー)は、展示会データ解析システム「Exas」を用いた、展示会来場者の位置情報や動線を含む定量的なデータ解析サービスの提供を2017年11月1日に開始いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/141325/LL_img_141325_1.png
Exasのイメージ

テクサー ホームページ: http://www.techsor.co.jp/


※図:Exasのイメージ
https://www.atpress.ne.jp/releases/141325/img_141325_1.png


【開発の背景】
現在、日本国内の展示会市場では、(展示会の)大型化と質の向上が重要な課題となっています。しかし現在の展示会運営システムでは、来場者数さえ曖昧であり、また、出展者にとっての費用対効果も明確ではないという問題があります。これらの問題の解決と展示会業界の発展のために、認証制度の発足など展示会の質向上と国際化に向けた取り組みが始まっております。このような取り組みに対しては、来場者の動態などについての定量的なデータの解析が有効な支援手段となります。

当社では、iBeaconによる高精度の測位技術を利用して「展示会来場者が会場内において、いつどこにいたのか」という、従来の運営システムでは得られない詳細な情報を取得し、展示会来場者の動態を定量化する展示会データ解析システム「Exas」の提供を開始いたします。


【「展示会データ解析システム」のサービス概要】
<Exasの機能>
従来の展示会の運営では、主に受付時点での情報をもとにした来場者数および属性の集計と、来場者および出展者に対する満足度調査によって、その展示会全体の成果や効果を曖昧な形でしか評価できませんでした。特に出展者は来場者の名刺を如何に多く収集するか、といった出展費用に見合う効果とは直接に結びつかないデータからその効果を予測する以外に、個別の展示の成果や効果を定量的に確認することはできませんでした。

「Exas」を用いて展示会来場者の動態を定量的に収集して解析することにより、各出展ブースの集客力が具体的な数値によって評価可能になります。またこれらのデータを継続して収集することによって、従来は不可能であった定量的・客観的なデータに基づく展示の高品質化に向けた改善プランの提案が可能なSMART Exhibitionの実現が可能になります。

「Exas」の導入によって、以下のような機能が実現できます。

1) 展示会全体、テーマ・ゾーンごと、出展ブースごとの来場者の正確な統計量の取得
来場者の総数や時間帯別の滞在者数、会場内での滞在時間の平均や分布が得られます。
同時開催のセミナーやカンファレンスおよび商談スペ−スなどについても同様です。
さらに同じ会場の別の展示会からの来場者の移動に関しても正確な統計量が得られます。

2) ヒートマップ分析と表示
展示会全体での来場者数や滞在時間をもとにした、ヒートマップ分析と表示が可能です。
会場内における来場者の動態を可視化することによって、主催者は会場全体でのリソース配置を最適化できます。

3) 来場者のアクティブ度分析のためのデータの取得
来場者が実際に訪問したゾーンやブースの数および滞在時間などから、来場者のアクティブ度や興味度の分析が可能です。来場者の質の評価や関心の度合いなども見える化できます。

※図:来場者の質分析の例
https://www.atpress.ne.jp/releases/141325/img_141325_3.jpg

4) 当社が取り扱うインドア・ナビゲーション・システムとの組合せによる機能アップ(一部はオプション)
・会場のデジタルマップを利用して、訪問したいブースなどの検索とナビゲーション
・パンフレットやカタログおよび製品資料のオンデマンド配信
・展示やセミナーの検索およびプログラム表示とプッシュ広告
・多言語での情報提供

<特長と実績>
「Exas」は、開発元の中国HiExhibition社によって、すでに40以上の展示会で30万以上の来場者IDを解析した実績があります。テクサーはHiExhibition社が提供する展示会データ解析システムの国内独占販売権を獲得しております。2017年9月には、けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)で開催された「京都スマートシティエキスポ2017」において、京都府ならびに京都中央信用金庫の御協力のもとに日本国内で初の実証実験を実施しました。この評価・実績をもとに、満を持して日本国内における本格的なサービスの提供を開始いたします。

「Exas」の主な特長は以下の通りです。
1) 独自のアルゴリズムによる非常に高い測位精度(特許取得済み)を実現しました。
2) ストラップ組込型や来場者カード一体型などの小型iBeaconを来場者全員が携帯して入場することで、客観的かつ高精度の分析を実現しました。
3) iBeaconならびにBLEゲートウェイ(受信器)はいずれも電池駆動のため、特別な設置工事が不要です。また、設置・撤収の手間もわずかなので、システムの導入および運用の費用が安価であり、展示会などのイベントに最適です。
4) 収集した情報を解析してレポートを作成するための標準アプリケーションを開発済みです。このため、展示会終了後ごく短期間でレポートの作成と公開が可能です。
5) 展示会解析システムでは来場者のIDならび職業などのプロファイル属性だけを使用します。「Exas」では個人情報を一切取り扱いません。

「Exas」は来場者総数などの客観的かつ定量化されたデータを提供するだけでなく、展示会に参加するステークホルダーに多くの利便性をもたらします。

まず来場者は、「Exas」標準機能のデジタルマップを利用することで、訪問したいブースの場所をスマホで確認できます。オプション機能によって各社のカタログなどをダウンロードして取得することで、重い紙の資料を持ち歩くことから開放されます。また、セミナーやカンファレンスの開催情報をオンデマンドで入手することも容易です。

※図:システムの構成例
https://www.atpress.ne.jp/releases/141325/img_141325_6.jpg

次に出展者は、自社のブースにどのようなプロファイルの方々が、いつ、何人訪問し、何分間滞在したのかを具体的な数値で知ることができます。レポートには同じゾーン内の平均訪問者数や滞在時間も表示されるため、自社ブースの客観的なポジショニングを知ることができます。オプション機能によって、関心度の高いまたはアクティブ度の高い来場者の訪問を知ることや、来場者の同意のもと、名刺交換の代わりにデータの取得が可能になります。

また主催者は、来場者の正確な動態を把握することで、ブース配置の課題を見つけたり、時刻別の総滞在人数、セミナーやカンファレンスの集客効果(セミナー参加後に、来場者が向かうブースはどこか)などのデータを取得できます。最大のメリットは「Exas」で得られた数値から作成されたレポートを、展示会終了後速やかに出展者に提供することによって、あたらしいビジネスチャンスを獲得できることです。また得られたデータの積み重ねは、まさにビックデータそのものです。

SMART Exhibitionの幕開けは、目の前です。

<価格(税別)>
来場者数、出展者数、開催日数などにより御見積いたします。

<詳細・申込>
http://techsor.co.jp/indoor_case2.php


■会社概要
商号 : 株式会社テクサー
代表者 : 代表取締役 朱 強
所在地 : 〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町93
京都リサーチパーク4号館5階 S-05
設立 : 2016年10月
事業内容: インターネット通信事業、
インドア・ナビゲーション応用システムの開発と販売
LPWAネットワークシステムの開発・販売
資本金 : 2,745万円
URL : http://www.techsor.co.jp/


【本サービスに関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社テクサー 東京支社
info@techsor.co.jp
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