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業界最高の発電効率52%※1を達成業務用3kW SOFC燃料電池システムが新エネ大賞「経済産業大臣賞」を受賞

京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫、以下京セラ)は、2017年7月より受注を開始した業務用3kW SOFC燃料電池システムが、一般財団法人新エネルギー財団が主催する「平成30年度新エネ大賞」において「経済産業大臣賞」を受賞し、昨日1月30日に表彰式が行われましたのでお知らせいたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/176284/img_176284_1.jpg
表彰式の様子
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/176284/img_176284_2.jpg
発電ユニット
※貯湯ユニットは(株)ノーリツ製
(貯湯容量200L、別売)
■受賞理由
新エネ大賞は、一般財団法人新エネルギー財団が経済産業省の後援を受け主催し、新エネルギーの一層の導入促進と普及および啓発を図るため、新エネルギーに係る商品や新エネルギーの導入、普及啓発活動において、優れたものを表彰する制度です。
本システムは、業界最高の発電効率52%を実現しており、排熱利用を含めた総合効率では90%※2を達成しました。高い発電効率により、これまで普及が進んでいなかった飲食店や中小規模の宿泊施設など、多くの業務ユーザー向けの普及が期待できる点が特に高く評価されたと考えます。

■製品の特長
1.業界最高の発電効率52%を達成
発電の心臓部であるセルスタック※3には、当社が家庭用燃料電池エネファームtype S向けに量産している小型・高効率・高耐久の当社製セルスタック(700W)を4台搭載し、発電出力3kWを構成しています。発電時に発生する高温排熱を効率的に利用できる機器設計とすることで、高効率なシステムの開発に成功しました。発電効率は業界最高52%を達成し、排熱利用を含めた総合効率も90%と、高い省エネ性、環境性を実現しました。

2.電力需要に合わせて、負荷追従運転も可能
本システムは、電力使用量に応じて、出力を変動させることも可能です。3kWの定格連続運転によるベース電源としての活用に加え、負荷追従運転を行うことで調整電源としても活用可能です。

燃料電池システムは、都市ガスやLPガスなどを改質して取り出した水素と、空気中の酸素を化学反応させて電気と熱(お湯)をつくるシステムで、災害時のBCP対応としても注目されています。
京セラは、今後もSOFC燃料電池システムの一層の普及促進に取り組むとともに、快適な暮らしの実現と環境負荷の低減を目指し、水素社会・低炭素社会の実現に貢献してまいります。



※1 3〜5kWクラスのSOFCシステムにおいて(2017年6月1日時点、京セラ調べ)。絶対値に対して-2%の裕度あり。
※2 絶対値に対して-2%の裕度あり。
※3 単一の電池(発電体)であるセルの集合体。

※本システムは、当社が発電システム本体を開発し、株式会社ノーリツが排熱回収ユニットを開発しました。また、大阪ガス株式会社、東京ガス株式会社、東邦ガス株式会社、西部ガス株式会社の4社の協力のもと、顧客ニーズに合わせた仕様検討、開発機の実証実験、性能および耐久性の評価を行い、製品化しました。
※エネファームは、JXTGエネルギー(株)、東京ガス(株)、大阪ガス(株)の登録商標です。

■業務用3kW SOFC燃料電池システムの詳細について(ニュースリリース)
https://www.kyocera.co.jp/news/2017/0605_ipfa.html



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