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スイス、チューリッヒ発　2011年2月9日 ━ 世界的な電力技術とオートメーション技術グループであるABBは、ドイツ、パーペンブルグにある造船所でノルウェージャンクルーズライン社向けとしてMeyer Werft社によって建造される次世代型クルーズ船、2隻の電力および電気推進システムを供給する、5,000万ドル超の受注を獲得しました。当受注は、2010年第4四半期に計上されます。

1795年創立のMeyer Werft社は、大型の、高度に洗練された客船を建造することに定評があります。今回建造される新船は、それぞれ載荷重量14万3,500GT(総トン数)の規模を誇り、4,000人以上の乗客を運ぶことが可能で、これまでドイツで建造されたクルーズ船では最大のものとなります。

ABBが提供するシステムは、燃料効率と機動性向上を最大限に高め、また、電気推進および船上での電力消費に向け、信頼性の高い電力供給を実現します。

「ABBの包括的なソリューションは、我々の造船分野のお客さまが、船上での安定的な電力供給を確立し、かつ先進的な技術である電気推進システムの搭載により、大型船舶の安全かつ迅速な操舵性を、より少ない燃料で可能にします。我々の信頼性の高い、エネルギー効率に優れた装置は、クルーズ運営会社の燃料消費を削減し、二酸化炭素排出量を低減する手助けをします。また、このシステムは、乗客の快適性と安全性も高めます。」と、ABBのプロセスオートメーション事業の責任者、ヴェリ・マッティ・レイニッカラは述べています。

このオーダーには、発電および配電システム、スラスタモータ、および変圧器、ドライブ、Azipod(R) XO推進ユニットを組み込んだ2つの17.5メガワット(MW)電気推進システムが含まれています。ABBのエネルギー効率の高いAzipod推進は、従来システムに比べて少ない燃料を使用し、あらゆる運行状況において、より高い操舵性を提供します。

米国に本社を置くノルウェージャンクルーズライン社は、44年の歴史を誇り、常に革新的な船旅を提案し続けています。船舶の納品と試運転は2013年から2014年に予定されています。


■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に124,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。


■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売／サービスネットワークを擁しています。