ディップ、Delphix導入で「バイトル」開発の効率化を実現
[20/12/24]
提供元:@Press
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株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、URL: https://www.ashisuto.co.jp/ 、以下、アシスト)が提供するDataプラットフォーム「Delphix(デルフィックス)」(開発元:Delphix Corp.)が、ディップ株式会社(本社:東京都港区、URL: https://www.dip-net.co.jp/ 、以下、ディップ)の開発用データ基盤として導入されたことを発表します。
アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」をはじめ様々な求人サービスを展開するディップは、「夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」との企業理念に基づき、新型コロナウイルス感染症が拡大する中でも、人材を求める企業と、無期雇用に比べて経済的な生活不安に陥りやすい有期雇用労働者の双方を支援する施策を迅速かつ積極的に展開しています。
数億件のデータをオンラインでスピード検索できる「バイトル」のデータベースは、Oracle Exadata Database Machine (以下、Oracle Exadata)上で稼働しています。開発および検証用の環境も同じOracle Exadata上の別区画に配置し、開発環境ではいくつかのデータベースをそれぞれ複数のプロジェクトで共同利用していました。しかし、システムが大規模であり、また積極的にサービス開発を進めていることから、リソースと開発効率性において以下のような課題が顕在化し、アシストから紹介を受けたデータベース仮想化ソリューション「Delphix」でその両方を解決できることがわかりました。
開発環境の課題
1. 利用スケジュール調整の煩雑さ
ディップでは、多数の開発プロジェクトで開発環境を共有しながら同時進行していたため、同じ開発環境を使うプロジェクトはお互いの作業に影響しないよう配慮する必要があった。しかし、その組み合わせや期間の調整は、都度全てのプロジェクトの開発・テストの進捗状況や使用するデータベースを細かく把握する必要があり、非常に煩雑なものとなっていた。また、同じプロジェクトの中でも開発メンバーごとに異なるモジュールのテストを行うような場面で調整や待ちが発生することもあり、開発用データベースの共有利用が開発効率に影響を与えていた。
2. ストレージリソースの枯渇
1.の課題解決のために、開発プロジェクトごとに専用のデータベースを提供して調整作業を削減すること、開発メンバーごとに自由に使えるデータベースを提供して作業効率を向上することを検討したが、開発用データベースを増やすためのストレージリソースに余裕がなかった。そのためOracle Exadataのストレージ追加購入を検討したが、データは増え続け将来また枯渇することが予測でき、物理的なストレージの追加は根本的な解決方法にはならないと判断した。
Delphixによる解決
ディップでは、データベース仮想化により少ないストレージ容量でいくつものデータベースを持つことができるDelphixに着目。大容量データベースでもわずか数分で複製でき、また利用者自身がセルフサービスでデータベースのバックアップやリフレッシュが可能なDelphixであれば、プロジェクトごとに専用のデータベースを提供できるだけでなく、開発メンバーごとの作業効率も向上できるのではないかと考えた。
こうしたDelphixによる解決の可能性を踏まえ、2020年3月にPoCを実施したディップでは、想定した使い方が実現できることを確認しDelphixを導入、8月には実際の開発環境で利用を開始しました。現在は、開発用のアプリケーション環境も従来より増やし、データベースも既存の物理DBに加え、複数の仮想DBの作成で倍以上の数に増やし、物理ストレージを追加購入することなく、開発の効率化を実現しています。
同社では2021年にいくつかの大規模開発プロジェクトが控えており、そこで必要となる複数の開発環境を新たに提供するため、AWS環境でのDelphix活用を検討しています。これが実現すれば、データベースだけでなくアプリケーション環境もスピーディに立ち上げることができ、「プロジェクト専用の開発環境」の構想が実現します。また、テスト自動化チームによるCI/CDプロジェクトでは、テストデータ準備の工程をDelphixで自動化する検討も始まっています。
ディップでは、こうした構想を実現することで開発のさらなる効率化を実現し、「バイトル」を利用する企業や求職者に対して、より良いサービスを迅速に提供することを目指しています。
■「Delphix」について
DataOpsの業界リーダーであるDelphixは、グローバル企業のデジタル変革を加速します。Delphix Data Platformは、企業全体の大量データに対しコンプライアンスを遵守した最新のCI/CDワークフローの自動化、迅速なクラウドへの移行、AIテクノロジーの連携によるカスタマーエクスペリエンス変革を実現します。
URL: https://www.ashisuto.co.jp/delphix/
■「Delphix」に関するお問い合わせ
株式会社アシスト 東日本技術本部 情報基盤技術統括部 ビジネス推進部 担当:中村 剛
TEL:03-5276-3653
URL: https://www.ashisuto.co.jp/pa/contact/delphix.html
■ニュースリリースに関するお問い合わせ
株式会社アシスト 広報担当:田口
TEL:03-5276-5850
URL: https://www.ashisuto.co.jp/contact/press/
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