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環境測定分析機関の株式会社環境管理センター 放射性物質の核種分析用 移動測定車「MOVING LAB」を導入

 株式会社環境管理センター(本社:東京都日野市、代表取締役社長:水落 憲吾)は、放射性物質測定の需要増加に対応するため、「放射性物質の核種分析用 移動測定車『MOVING LAB(ムービングラボ)』」を導入しましたのでお知らせいたします。


【放射性物質汚染について】
 福島第一原発事故に伴う放射性物質の拡散による環境汚染への対処を目的とした放射性物質汚染対処特措法が本年8月に成立し、来年1月から全面施行されます。これを受け、福島第一原発から20km圏内である警戒区域、ならびに計画的避難区域内の除染に向けた動きが本格化します。

【「MOVING LAB」導入の背景】
 当社では、これまで「ガンマ線スペクトル放射能測定装置」や「空間放射線量測定用サーベイメーター」を導入し、官公庁や民間企業からの測定依頼に対応してまいりました。本格化する除染作業に伴う測定需要に対応するため、現地で放射性物質濃度を測定することができる「放射性物質の核種分析用 移動測定車『MOVING LAB』」を導入しました。
 「ガンマ線スペクトル放射能測定装置」で、放射性セシウム134、137や放射性ヨウ素131の濃度を測定する場合、高精度に測定できる反面、試料を採取し、ラボに持ち帰り測定するため、結果が出るまで数日必要となります。また、高濃度に汚染された試料を区域外に搬出することによる放射性物質の拡散も懸念されます。そこで当社は、現地で放射性物質濃度を測定できるシンチレーションスペクトロメーターを車載し、必要な前処理作業を車内で行うことができる移動測定車「MOVING LAB」を作成し、導入しました。

 12月上旬より、警戒区域内で始まった除染モデル実証事業に投入する予定です。


車載機器  :シンチレーションスペクトロメーター(検出器:LaBr)
       前処理作業用グローブボックス
測定対応核種:放射性ヨウ素(I-131)、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)
測定単位  :Bq/kg、Bq/g もしくは Bq/L
対象試料  :土壌、廃棄物など


※「MOVING LAB」
 当社では、ラボに近い精度の分析を現場で提供することを企図し、移動測定車「MOVING LAB」を展開しています。
 「MOVING LAB」第一弾として、本年4月にアスベストの移動測定車を作成し、環境省が行った被災地におけるアスベスト予備調査( http://www.env.go.jp/jishin/attach/asbestos_survey_r110427.pdf )に投入しました。
 今回の放射性物質の核種分析用移動測定車は、シリーズ第二弾となります。今後も、随時、「MOVING LAB」を導入していく予定です。


<会社概要>
商号   : 株式会社環境管理センター
本社   : 東京都日野市上田129番地
代表取締役: 代表取締役社長 水落 憲吾
設立   : 1971(昭和46)年7月23日
資本金  : 7億5,903万円
株式   : JASDAQ上場(証券コード4657)
従業員  : 270名
事業内容 : 環境測定分析(土壌・地下水、アスベスト、PCB、ダイオキシン、放射能など)
事業所  : 本社(日野市)/
       東京支社・官需営業部・首都圏支社・環境ソリューション部(八王子市)/
       分析センター・環境基礎研究所(八王子市)/
       調査センター(日野市)/東関東支社(千葉市)/
       北関東支社(さいたま市)北海道支店(札幌市)/
       山梨事業所(甲府市)/名古屋営業所(名古屋市)/
       神奈川営業所(川崎市)
URL    : http://www.kankyo-kanri.co.jp/
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