横浜市教育委員会の校務システム基盤としてクラウドサービスを提供 〜日本最大規模の校務システム基盤にNTT Comのクラウドサービスが採用〜
[11/12/22]
提供元:@Press
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NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、横浜市教育委員会が構築する日本最大規模の校務システム基盤に対し、クラウドサービスを提供することになりました。
1.背景
近年、大規模自然災害への対策やエネルギー消費の見直しなどにより、ICTアウトソーシングや事業継続性を高める意味でクラウド・コンピューティングのニーズが急速に高まっています。
学校教育の現場においては、文部科学省が2011年4月に公表した「教育の情報化ビジョン」にて2020年度に向けて実施する主な施策等として「全ての学校に校務支援システムを普及(クラウド・コンピューティング技術の活用等)」を掲げています。
NTT Comでは総務省「フューチャースクール推進事業」、文部科学省「学びのイノベーション事業」においてデジタル教科書の配信などのプラットフォームとしてクラウドサービスを提供しています。これらの知見を活かし、コストパフォーマンス、フレキシビリティ、セキュリティを兼ね備えたクラウドサービスを新たに準備し、横浜市教育委員会の校務システム基盤として提供することとなりました。
2.横浜市教育委員会の校務システム概要(別紙1)
横浜市教育委員会は学校数、教員数、児童・生徒数が日本最大規模の教育委員会です。横浜市教育委員会として、「学校における、児童及び保護者名簿、出欠席管理、健康診断の記録、成績処理、あゆみ・指導要録等の様々な情報を相互連携し、公簿及び準公簿等の帳票の完成に至るまでの一体化したシステムとして新たに構築することで、校務の効率化を行い、本来的な教職員の教育活動を行うことのできる時間を確保し、さらなる教育の質の向上を図ること」を目的とし、2011年度に横浜市立小学校344校で利活用される校務システムを構築することになりました。約1万人の教職員の利活用が予定されており、最大で約19万人の児童情報が格納される日本最大規模の校務支援システムです。
NTT Comが横浜市教育委員会に提供するクラウドサービスは、横浜市教育委員会が独自に開発する校務支援システムを安定的に稼動させるとともに、クラウドサービスのメリットを活かし、コストパフォーマンスに優れ、リソースの変更などにも柔軟に対応可能な運用を実現します。また、成績情報などの重要な個人情報を所持することに対し、インターネット回線を用いず、既存の教育情報ネットワークと専用回線で接続することでセキュアな環境を提供します。
別紙1: http://www.atpress.ne.jp/releases/24622/1_5.pdf
3.校務システムに導入するクラウドサービスの特徴
(1)リソースを柔軟に変更し、高いコストパフォーマンスを実現
一般的に校務システムでは、教職員が成績処理などを行う学期末にシステム処理が集中し、必要とするリソースがピークになることがあります。クラウドサービスの仮想化技術により、必要なリソースを必要なときに最適化して提供する運用が可能となり、高いコストパフォーマンスを実現します。
(2)複雑な設計を必要とせず迅速にサービスを提供
システム基盤を個別に構築する場合、設計にあたってお客さま側で専門知識を有する必要があります。NTT Comのクラウドサービスでは、お客さま側での複雑な設計を必要とせず、要求するサービスレベルやポリシーに応じて最適なサービスを迅速に提供することが可能です。横浜市教育委員会の校務システム基盤においては、個別に構築する従来の構成と比較し、サービス提供までの期間を40%短縮できる見込みです。
(3)堅牢な国内クラウド基盤により個人情報を保護
横浜市教育委員会の校務システムでは、児童の成績情報を含めた重要な個人情報が格納される予定です。NTT Comのクラウドサービスでは情報の機密性を確保するため、国内の堅牢なデータセンターを採用するとともに、専用回線によるクラウドサービスへの接続を採用しています。また、校務システムの管理者の操作ログを取得する仕組みを提供し、適正な権限統制や不正操作などを防止する仕組みを提供します。
(4)既存環境を生かしたサービス提供形態
横浜市立小学校が既に接続している横浜市教育情報ネットワークとクラウドサービスを専用回線で接続することでセキュリティを担保するとともに、既存の認証基盤との連携を行うことで学校現場にとってはこれまでと変わることなく利活用できる環境を提供します。
(5)高品質の運用を一体的に提供
ハードウェア、ソフトウェア、データセンター、ネットワークを含めた監視・運用を一体的に提供します。ハードウェアの監視やソフトウェアの更新、設備全体の故障対応を含めたメンテナンス、リソースの監視、報告、運用を提供し、高品質でありながらお客さまのメンテナンスコストを含めたTCO削減を実現します。
4.今後の展開について(別紙2)
NTT Comは、市場のクラウド・コンピューティングに対するニーズに応えるべく、教育分野をはじめとする業界に特化したクラウドサービスを展開していく予定です。
教育分野に対しては、本案件、総務省「フューチャースクール推進事業」及び文部科学省「学びのイノベーション事業」での取り組みで培った知見を活かし、メール、ストレージ、ウェブフィルタリング、デジタル教科書の配信などの機能を充実させ、将来的には海外での導入も視野に入れた展開を目指します。
別紙2: http://www.atpress.ne.jp/releases/24622/2_6.pdf
1.背景
近年、大規模自然災害への対策やエネルギー消費の見直しなどにより、ICTアウトソーシングや事業継続性を高める意味でクラウド・コンピューティングのニーズが急速に高まっています。
学校教育の現場においては、文部科学省が2011年4月に公表した「教育の情報化ビジョン」にて2020年度に向けて実施する主な施策等として「全ての学校に校務支援システムを普及(クラウド・コンピューティング技術の活用等)」を掲げています。
NTT Comでは総務省「フューチャースクール推進事業」、文部科学省「学びのイノベーション事業」においてデジタル教科書の配信などのプラットフォームとしてクラウドサービスを提供しています。これらの知見を活かし、コストパフォーマンス、フレキシビリティ、セキュリティを兼ね備えたクラウドサービスを新たに準備し、横浜市教育委員会の校務システム基盤として提供することとなりました。
2.横浜市教育委員会の校務システム概要(別紙1)
横浜市教育委員会は学校数、教員数、児童・生徒数が日本最大規模の教育委員会です。横浜市教育委員会として、「学校における、児童及び保護者名簿、出欠席管理、健康診断の記録、成績処理、あゆみ・指導要録等の様々な情報を相互連携し、公簿及び準公簿等の帳票の完成に至るまでの一体化したシステムとして新たに構築することで、校務の効率化を行い、本来的な教職員の教育活動を行うことのできる時間を確保し、さらなる教育の質の向上を図ること」を目的とし、2011年度に横浜市立小学校344校で利活用される校務システムを構築することになりました。約1万人の教職員の利活用が予定されており、最大で約19万人の児童情報が格納される日本最大規模の校務支援システムです。
NTT Comが横浜市教育委員会に提供するクラウドサービスは、横浜市教育委員会が独自に開発する校務支援システムを安定的に稼動させるとともに、クラウドサービスのメリットを活かし、コストパフォーマンスに優れ、リソースの変更などにも柔軟に対応可能な運用を実現します。また、成績情報などの重要な個人情報を所持することに対し、インターネット回線を用いず、既存の教育情報ネットワークと専用回線で接続することでセキュアな環境を提供します。
別紙1: http://www.atpress.ne.jp/releases/24622/1_5.pdf
3.校務システムに導入するクラウドサービスの特徴
(1)リソースを柔軟に変更し、高いコストパフォーマンスを実現
一般的に校務システムでは、教職員が成績処理などを行う学期末にシステム処理が集中し、必要とするリソースがピークになることがあります。クラウドサービスの仮想化技術により、必要なリソースを必要なときに最適化して提供する運用が可能となり、高いコストパフォーマンスを実現します。
(2)複雑な設計を必要とせず迅速にサービスを提供
システム基盤を個別に構築する場合、設計にあたってお客さま側で専門知識を有する必要があります。NTT Comのクラウドサービスでは、お客さま側での複雑な設計を必要とせず、要求するサービスレベルやポリシーに応じて最適なサービスを迅速に提供することが可能です。横浜市教育委員会の校務システム基盤においては、個別に構築する従来の構成と比較し、サービス提供までの期間を40%短縮できる見込みです。
(3)堅牢な国内クラウド基盤により個人情報を保護
横浜市教育委員会の校務システムでは、児童の成績情報を含めた重要な個人情報が格納される予定です。NTT Comのクラウドサービスでは情報の機密性を確保するため、国内の堅牢なデータセンターを採用するとともに、専用回線によるクラウドサービスへの接続を採用しています。また、校務システムの管理者の操作ログを取得する仕組みを提供し、適正な権限統制や不正操作などを防止する仕組みを提供します。
(4)既存環境を生かしたサービス提供形態
横浜市立小学校が既に接続している横浜市教育情報ネットワークとクラウドサービスを専用回線で接続することでセキュリティを担保するとともに、既存の認証基盤との連携を行うことで学校現場にとってはこれまでと変わることなく利活用できる環境を提供します。
(5)高品質の運用を一体的に提供
ハードウェア、ソフトウェア、データセンター、ネットワークを含めた監視・運用を一体的に提供します。ハードウェアの監視やソフトウェアの更新、設備全体の故障対応を含めたメンテナンス、リソースの監視、報告、運用を提供し、高品質でありながらお客さまのメンテナンスコストを含めたTCO削減を実現します。
4.今後の展開について(別紙2)
NTT Comは、市場のクラウド・コンピューティングに対するニーズに応えるべく、教育分野をはじめとする業界に特化したクラウドサービスを展開していく予定です。
教育分野に対しては、本案件、総務省「フューチャースクール推進事業」及び文部科学省「学びのイノベーション事業」での取り組みで培った知見を活かし、メール、ストレージ、ウェブフィルタリング、デジタル教科書の配信などの機能を充実させ、将来的には海外での導入も視野に入れた展開を目指します。
別紙2: http://www.atpress.ne.jp/releases/24622/2_6.pdf