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1人で学校に行けない「母子登校」が急増中。悩みを抱えるお母さんに、専門家がマンガでアドバイス


画像 : https://newscast.jp/attachments/myx2TLSCbiWZuSZQgYsY.jpgこれで解決!母子登校
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2021年3月20日、水野達朗、山下真理子著『これで解決!母子登校』を発売します。不登校の前兆ともいわれる母親の付き添い登校(母子登校)に悩んでいる保護者に向けて、その解決のヒントを、マンガで具体的にアドバイスしていきます。
不登校の前兆といわれる「母子登校」
「母子登校」とは、一般的に親と一緒でないと子どもが登校できない状態のことです。ケースによっては祖父母のつきそいで登校していることもあります。
登校に関する教育現場の課題としては「不登校」が代表的です。文部科学省によれば、平成28年度から年間1〜2万人ずつ増加しており、令和元年度の最新調査では、前年度より1万6,744人増加し、18万1,272人の児童生徒が不登校であるという結果が出ています。コロナ禍における令和2年度は、登校への不安が強まり、ステイホーム期間中の習慣の乱れ等もあいまって、不登校者数は増加するのではないかと、多くの専門家が予測しています。
統計に表れない「母子登校」
画像 : https://newscast.jp/attachments/izmK8IxQFHsgvonHGofB.jpg『これで解決!母子登校』より
そうした「不登校」の前兆ともいえるのが「母子登校」です。「母子登校」は指導要録上の「欠席」扱いにならないことから、統計上の数字にあがりません。また、「母子登校」は学校そのものには行っているので、学校現場でも社会でも、あまり問題視されません。 しかし、低学年のうちは親の付き添いで登校できていた子どもも、中・高学年になればクラスメイトの目が気になり、やがて学校に通えなくなります。「成長するまで見守れば自然と行けるようになる」というほど、問題は単純ではありません。
「このまま不登校にならないか心配」…母親の悩みは深まるばかり
画像 : https://newscast.jp/attachments/pfEebwr2RA3EdYZFTXlC.jpg『これで解決!母子登校』より
「母子登校」の事例では、子どもはさまざまな理由から朝になると不安が強くなり、リビングでうずくまったり、泣き出したりします。はじめは叱ったりなだめたりしながら、親が付き添って登校させるのですが、日常化してくると親の不安はどんどん増していくものです。
多くの場合、学校へ付き添っているのは母親です。授業参観でもない日に、自分だけが毎日教室に入り、わが子に付き添い続けることは大きな心労を伴います。「うちの子だけなぜ……」「私の育て方がよくなかったから……」と、どうしても自身を責めるようになりがちです。
また小さな兄弟姉妹がいたり、仕事をもっていれば、母親の精神的、身体的、時間的負担は、「不登校」と比べてけっして小さくはありません。しかも、「母子登校」の日々は、あるとき、とつぜんやってきます。
「母子登校」に悩む保護者に、解決のヒントをマンガで
コロナ禍の現在、繊細な子どもほど、その心に与える影響は大きいものがあり、「母子登校」はますます増えていくことが懸念されています。
そこで本書は、情報の少ない「母子登校」について、不登校復学支援に携わってきた家庭教育の専門家がアドバイス。「母子登校」を類型化し、保護者側の悩みと子ども側の悩みを再確認しながらまとめています。とくに本書では、「母子登校」の原因を「子ども」ではなく「親」の言動を分析していくことで明らかにし、解決の糸口を探っています。
また、本書では、小学2年生のあきこちゃんが、年相応の自立を果たしていき、無事に母子登校を乗り越えていくマンガを用いて、この問題に向き合います。専門的分野をマンガでわかりやすく伝える手法は珍しいものではありませんが、本書のマンガは、母子登校支援の専門家自らが描いています。あきこちゃんの表情、お母さんのイライラする様子や言葉など、現場を知っているからこその描写が、当事者の共感を呼び、問題解決への自信を生み出してくれます。
画像 : https://newscast.jp/attachments/SatrXaqgnUdSJLUP8sKk.jpg
解決!母子登校〜不登校にしない、させない家庭教育
本書の主な内容
●母子登校は突然始まる
●朝の対応の難しさ 
●プラスのストロークとマイナスのストローク
●朝の登校しぶりにはどう対応すべき? 
●母子登校中の親のつらさ 
●「学校が怖い」 の正体
●母子登校5つの動物タイプ(ラッコ/ライオン/ペガサス/アライグマ/カンガルー)
●まずは朝の対応から 
●親のカウンセリングマインド 
●叱ることの難しさ 
●ケーススタディ 他
画像 : https://newscast.jp/attachments/wNIpKycg864jo9stY5od.jpg母子登校5つの動物タイプ
著者紹介
水野達朗(みずの・たつろう)
29歳の時に一般社団法人家庭教育支援センターペアレンツキャンプ創設。小中学生の自立を育むための家庭教育論(PCM=Parents Counseling Mind)をベースに、家庭教育支援と不登校支援のアドバイザーとして活動をする。民間の立場だけではなく、文部科学省家庭教育支援に関する検討委員会等の公職の委員を歴任する。40歳で大阪府大東市教育委員会の教育長に就任し、「経営者の視点・支援者の視点・公職者の視点・保護者の視点」を持つ全国的にも珍しい民間出身の保護者世代の教育長として職務にあたっている。著書に『無理して学校へ行かなくていい、は本当か 今日からできる不登校解決メソッド』(PHP研究所)や『子どもには、どんどん失敗させなさい わが子が12歳になるまでに知っておきたい「自信あふれる子」の育て方』(PHP研究所)など多数。
[マンガ]山下真理子(やました・まりこ)
一般社団法人家庭教育支援センターペアレンツキャンプ所属。チーフ家庭教育アドバイザー。小中学生の保護者対象とした家庭教育支援領域を専門分野としている。保護者に寄り添い日々の悩みを傾聴するカウンセリングだけではなく、どのように対応をすれば子どもの自立心を育めるかや、より子育てを楽しめるかなどのアドバイスをしている。ペアレンツキャンプ独自のメソッドを用いて、親が学び変わることで「親子の笑顔のために」つながる支援を常に心がけている。お子さんが学校に毎日通えているケースのみではなく、家庭内暴力や不登校、母子登校など相談内容は多岐にわたる。PTA主催の家庭教育講演会や各種団体の不登校セミナーの講師としても活躍中。
書誌情報
◆タイトル:これで解決!母子登校
◆サブタイトル:不登校にしない、させない家庭教育
◆著者:水野達朗、山下真理子
◆発行:株式会社PHP研究所
◆判型:単行本ソフトカバー 176ページ  
◆定価:1,650円
◆発売日:2021年3月20日  
◆ISBN:978-4-569-84916-4
以上
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