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生産者の意欲向上と品質向上を目指す「UCC品質コンテスト」が20周年!!持続可能な社会へのさらなる貢献のためSDGs視点を強化しリニューアル!

UCCホールディングス株式会社(本社/神戸市、資本金/1億円、社長/上島豪太)は、良質なコーヒーが永続的に産出されるコーヒー生産地における循環社会の構築を目指し、2001年より世界6ヶ国のコーヒー生産地で実施する「UCC QUALITY CONTEST -Helping build a sustainable future-(以下/UCC品質コンテスト)」を“SDGs(持続可能な開発目標)”視点を強化し、リニューアルします。
なお、本日4月28日(水)に、リニューアル後初となるベトナムでの表彰式を日本とベトナムとオンラインで繋いで実施し※1、その模様をUCCコーヒーアカデミーの公式Instagramアカウント( https://www.instagram.com/ucc_coffee_academy/ )にて本日11時よりライブ配信します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/257464/LL_img_257464_1.jpg
(2018年度ベトナム品質コンテストの表彰式の様子)

UCCグループは、「カップから農園まで」独自のバリューチェーンを通じ、一貫したコーヒー事業を展開しています。また、UCCグループのサステナブルビジョンと4つの重点項目を設け※2、生産国から製造過程、製品、お客様のカップ1杯に至るまで、すべての段階において、コーヒー産業のサステナビリティ(持続可能性)にも配慮した取り組みなど、様々な活動を行っています。

「UCC品質コンテスト」とは、特定の産地におけるコーヒー生産者らを対象にした、コーヒーの品質に関するコンペティションです。コーヒークライシスを機に、2001年にブラジルのエスピリットサント州で初めて開催して以来、20年に亘り、世界6ヶ国で継続的に実施してきました。
生産者は、UCC品質コンテストに自らが手掛けた最高品質のコーヒーを出品し、その順位を競います。生産者は、出品に向けて努力を重ねることで、品質が向上し収入が増え、生産意欲の向上に繋がります。UCC品質コンテスト上位入賞者は、賞金・農具・買付金額にプレミアムが付くなど、生産国の事情に応じた副賞を得る事ができます。
また、私たちは「UCC品質コンテスト」を通じて生産者と良好な関係を築くことで、上質なコーヒー生豆を安定的に調達することを目指しています。
これはUCCと生産者双方にとって、win-winの関係構築を実現する取り組みであり、SDGsのNo.1「貧困をなくそう」、No.6「安全な水とトイレを世界中に」、No.8「働きがいも経済成長も」、No.10「人や国の不平等をなくそう」、No.12「つくる責任 つかう責任」、No.15「陸の豊かさも守ろう」、No.17「パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献し、UCCグループのサステナビリティ活動の重点項目の「生産国との協働」に該当します。

また、本年UCC品質コンテストが20周年を迎えることを機に、これまでの味・香りなどの品質評価だけでなく、新たにサステナブル評価項目を設定し、SDGs視点を強化してリニューアルしました。
近年、SDGsに代表される持続可能な社会への企業としての貢献が求められています。UCCグループでは、歴史ある取り組みにも時代の新しい動きを取り入れながら進化し、「カップから農園まで」独自のバリューチェーンにおいて、さらなる持続可能性を追求してまいります。


■コンテスト開催のきっかけ、概要
1. 開催のきっかけ(コーヒークライシス)
コーヒー価格は、需給・投機・為替など様々な要因で変動しますが、2001年、過去最低の価格である生豆1ポンドあたり41.5セントまで下落しました。当時、生産コストが70〜80セントと言われており、作れば作るほど生活が苦しくなるというほど、コーヒーは生産者にとって魅力のない農作物となってしまいました。
このような状況において、生産者は、コスト削減のため施肥やメンテナンスなど農園への投資を控える、あるいはコストが掛かる収穫作業を短縮しがちになります。しかし、そういった行動は品質の悪化に繋がり、その結果、さらに生産者の収入は減少する、という悪循環を招いてしまいます。
加えて、コーヒーが魅力のない作物となれば、生産放棄や他の作物への転作に繋がり、コーヒーの生産量は減少します。消費国側からすると、良質なコーヒーの安定的な調達が困難になります。このような状況に危機感を持ち、状況を改善するために始めた取り組みが、UCC品質コンテストです。

2. 「UCC QUALITY CONTEST -Helping build a sustainable future-(UCC品質コンテスト)」概要
[1]コンテスト実施方法
(1) 審査1(外観、テイスティング、サステナブル項目の農家による自己採点)を経て絞り込み
(2) 審査2(テイスティング、サステナブル項目実地監査)で順位確定
(3) 結果発表、表彰式。入賞者(1位〜7位)へ、賞金、賞状等を授与
(4) コンテスト上位入賞豆はUCCにて買取り、製品化へ
[2]2021年度ベトナムにおけるUCC品質コンテストの参加数:28団体
[3]ベトナムでの募集について:現地の協力会社を通じ募集を実施
[4]審査員について:CQI認定Qグレーダー※3など、国際的なコーヒー資格取得者が審査を実施
[5]表彰について:入賞者(1位〜7位)には、賞金、賞状等を授与

3. 今回の刷新のポイント
審査内容に、従来の味・香り等品質の項目に加え、サステナブル評価の項目を新たに設定しました。サステナブル項目は、参加農園がトレーサビリティ(原材料等の調達から加工、流通、販売まで履歴を追跡できる状態にすること)、環境、社会面において十分な対応がなされているか等、全20項目です。昨今、SDGsへの関心が高まり、またコーヒー産業においても、持続可能性を重要視していくべき状況のなかで、生産者にも、サステナビリティ対応の重要性を理解してもらうため、コンテストの審査に具体的な項目を設定しました。


■関連URL
▼UCCのサステナビリティ
https://www.ucc.co.jp/company/csr/
▼ブラジル他UCC品質コンテスト
https://www.ucc.co.jp/company/csr/country_of_origin/brazil.html
▼UCCコーヒーアカデミー公式Instagramアカウント
https://www.instagram.com/ucc_coffee_academy/


※1 オンライン表彰式開催日時
日時:2021年4月28日(水)11:00〜12:30
前半は表彰式、後半はベトナムコーヒー文化を紹介

※2 UCCグループのサステナブルビジョンと4つの重点項目
「UCCグループのサステナブルビジョン」:
カップから農園までの持続可能な活動で、コーヒー産業の発展に貢献し、世界を笑顔にする。
「4つの重点項目」:
UCCらしいユニークな取り組みとなる「生産国との協働」「コーヒーの価値創造」と、企業として果たすべき取り組みである「環境活動」「責任ある事業活動」の4項目を重点項目としてサステナビリティ活動を推進。
https://www.ucc.co.jp/company/csr/sustainablevision/

※3 CQI(Coffee Quality Institute)認定Qグレーダー
SCA(スペシャルティコーヒー協会)が定めた基準・手順に則って、コーヒーの評価ができるとCQIが認定した技能者のこと。


■本件に関する一般のお客様からのお問い合わせ先
UCC上島珈琲株式会社 お客様担当
TEL:078-304-8952
https://www.ucc.co.jp/customer/
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