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NGO職員が自作した「クラウドファンディングサイト」本日リリース

アジアの子どもたちに「ダルニー奨学金」を提供している公益財団法人 民際センター(所在地:東京都中央区、代表理事:秋尾 晃正)は、職員らの自作した「クラウドファンディングサイト」を2021年6月25日(金)より公開することをお知らせします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/263349/LL_img_263349_1.jpg
NGO職員が自作したクラウドファンディングサイト

■クラウドファンディング開始の経緯
「ダルニー奨学金」を通じて、子どもたち一人ひとりの教育支援を行う中で、民際センターでは、新たな問題に直面しています。カンボジアでは「約4割の学校にトイレが設置されていない(不衛生な非水洗トイレのみの学校も多い)ため、放課後まで我慢して膀胱炎になってしまう。」「通学できる距離に学校のない女子生徒が、学校近くに施錠もできない掘っ立て小屋をつくり通っている。」など、学校が安心して通い、教育を受けられる場所になっていないケースも多くあります。劣悪な衛生環境は、新型コロナウイルス感染症の拡大をも懸念させる状況です。

上記の問題を解決するため、私たち民際センターでは「寄付型クラウドファンディング」を新たに開始することを決定しました。1対1の支援では実現できないことも、クラウド(群衆)が集まり力を合わせることで、より大きなプロジェクトの実現につなげたいと考えています。


■NGO職員らがサイトを自作
民際センターではクラウドファンディングを実施するにあたり、大きな決断をしました。通常、クラウドファンディングのプラットフォームを利用する場合、15%程度の利用手数料が発生します。しかし、民際センターでは賛同者からいただいた寄付金の多くを支援(トイレや寮の建設費)に充当するため、職員の有志でクラウドファンディングサイトを自作するに至りました。


■3つのポイント
民際センターのクラウドファンディングサイトには3つの特徴があります。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/263349/LL_img_263349_2.jpg
3つのポイント

1. 税制優遇の対象となります
クラウドファンディングを含む民際センターへの寄付金は、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置を受けることができます。寄付金控除の詳細は下記URLよりご確認いただけます。
https://www.minsai.org/about/koujo/?pr

2. 生徒からの手紙をお届けします
各国の現地事業所と密に連携をはかり、生徒からの手紙のほか、学校からの感謝状、ネームプレートの設置などの民際センターならではのリターンを用意しています。

3. いただいたご寄付を有効活用します
独自にサイトを自作するなど手数料等のコスト削減を実施しているため、より多くの寄付金を支援に充てることができます。また、現地スタッフにより自立運営された現地事業所を各国に設置しているため、最も支援を必要としている寄付先を調査・選定して支援することができます。

完成したクラウドファンディングサイトは、2021年6月25日(金)より下記URLからアクセスいただけます。

URL: http://www.minsai.org/CF/?pr


■プロジェクトのご紹介
クラウドファンディングサイトの公開にあたり、カンボジアを対象とする3つのプロジェクト「女子寮建設プロジェクト」「学校トイレ建設プロジェクト」「ウォータープロジェクト」を募集開始します。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/263349/LL_img_263349_3.png
プロジェクト一覧

・「カンボジア 女子寮建設プロジェクト」
カンボジアでは「家から中学校や高校への距離が大変遠く通学が難しい」という理由で進学を断念したり、退学を余儀なくされる生徒が多くいます。2019年の統計によると、カンボジア全体では小学校7,228校に対して高校は525校しかありません。上級の学校になるにつれて学校数が少なくなる上に、地方では公共交通機関も整備されていません。男子生徒は近くにあるお寺に住まわせてもらい通学することもできますが、お寺は女人禁制のため、女子生徒はお寺に入ることができません。そのため、学校の近くに施錠もできず、雨風をふせぐこともできない掘っ立て小屋を作って学校へ通う女子生徒もいます。通学が困難な地域の女子生徒たちに、安心して勉強に取り組むための女子寮を贈るプロジェクトです。

・「カンボジア 学校トイレ建設プロジェクト」
カンボジアの地方では上下水道整備が不充分なため、清潔なトイレが設置されている学校がほとんどありません。不衛生なトイレが原因で生徒や先生が、下痢や細菌性呼吸器疾患、腎臓や膀胱の疾患を患うという大きな問題が発生しています。特に女子生徒は、不衛生なトイレに行きたがらず、放課後まで我慢して、膀胱炎にかかりやすくなり、低就学率にもつながっていると考えられます。これらの問題を清潔なトイレを贈ることで改善するためのプロジェクトです。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/263349/LL_img_263349_4.jpg
SDGs

・「ウォータープロジェクト」
SDGsの6番目の目標である「安全な水とトイレを世界中に」を支援するため、「カンボジア学校トイレ建設プロジェクト」とともに「ウォータープロジェクト」を実施します。カンボジアでは全学校の約7割(9,454校)に水道が整備されていません。地下水の有無など学校のある土地に合わせた最適な給水方法(井戸/貯水タンク/貯水池)を提供することで、学校に通う生徒と先生に安全な水の供給を目指します。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/263349/LL_img_263349_5.jpg
新プロジェクト開始

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/263349/LL_img_263349_6.jpg
ウォータープロジェクト

■ダルニー奨学金とは
公益財団法人 民際センターは、経済的貧困で中学校教育を受けられないアジア5カ国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)の子どもたちに「ダルニー奨学金」を提供しています。
ダルニー奨学金は、日本の支援者とアジアの子どもを1対1でつなぐ「顔の見える支援」を特徴としており、その子どもの中学校入学から卒業までを、1日40円(年間14,400円)の寄付により支援することのできる独自システムです。1987年の設立以来、多くの支援者と子どもをつなぎ、現在までに延べ42万人のアジアの子どもたちの中学就学を支援してきました。
2020年には、支援する子どもの情報をオンラインで確認できるシステム「マイ・ページ」を開発、支援者とアジアの子どもの新しい関係づくりに挑戦しています。

ダルニー奨学金の詳細はこちら
https://www.minsai.org/LP/?pr


【本リリースに関するお問い合わせ】
取材のご依頼やご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

公益財団法人 民際センター 広報担当
TEL : 03-6457-5782
Email: info@minsai.org


【団体概要】
名称 : 公益財団法人 民際センター(EDF-JAPAN)
代表者: 代表理事 秋尾 晃正
所在地: 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2丁目6-13 山三ビル 7F
設立日: 2009年4月1日(1987年4月1日 日本民際交流センター設立)
URL : http://www.minsai.org/?pr

ダル二ー奨学金(1日40円の寄付で1年間、学校に通うことができます)
http://www.minsai.org/LP/?pr
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