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夏の風物詩、鮎シーズン真っ盛り!“世界農業遺産”「清流長良川の鮎」に関する情報を紹介

スイカのような芳香が味わえ、「香魚」とも呼ばれる鮎は、この時期最も脂がのり、今まさに旬を迎えています。
岐阜県広報課(岐阜市薮田南2丁目1番1号、知事:古田 肇)は、世界農業遺産「清流長良川の鮎」に関する情報をお届けします。


【今が旬!長良川の鮎】
今まさに旬を迎える鮎は、初夏と晩夏それぞれで異なる味わいを楽しめます。
若鮎の時期(6月〜7月上旬)ならではの柔らかくさわやかな風味や、最も脂がのった成熟時期(7月中旬〜8月中旬)のスイカのような芳香、産卵のために川を下る途中(8月下旬〜10月)は、お腹の中にプチプチとした卵を持っていたりします。


【清流長良川の恵みの逸品】
岐阜の名産品には鮎が登場するものが多くあります。鮎の昆布巻きなどの加工品のほか、鮎の形の生地で求肥をくるんだ「鮎菓子」など鮎の形を愛でるもの等、岐阜の手土産におススメです。岐阜県では、世界農業遺産認定を地域振興に活かすため、長良川上中流域の農林水産物をはじめとする清流長良川の恩恵を受け、恵まれた自慢の商品、全52商品を「清流長良川の恵みの逸品」として認定しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_1.png
長良川天然鮎

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_2.png
鮎菓子1

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_3.png
鮎菓子2

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_4.png
鮎加工品・飲料

【「清流長良川の恵みの逸品」等をオンラインで購入できるウェブサイトをご紹介】
岐阜県自慢の県産品を多数取り扱っていただいているウェブサイトを、岐阜県ホームページ上にてまとめました。鮎菓子をはじめとした国内外に誇る「清流長良川の恵みの逸品」をぜひご覧ください。

岐阜県HP「県産品をオンラインで購入できるウェブサイト」
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/27154.html


【清流長良川について】
鵜飼が行われることで有名な長良川。岐阜県北部の大日ヶ岳から南へと岐阜県内を縦断し、三重県桑名市で揖斐川に合流、伊勢湾へ流れ込みます。全長166km。流域に86万人が暮らしています。高知県の四万十川、静岡県の柿田川とならんで日本三大清流といわれ、名水100選に選ばれています。流域に住む人々にとっては、通学に川を渡り、夏には川で遊び、ふるさとの思い出に刻まれる景色です。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_5.jpg
長良川 風景

【長良川のシンボル〜鮎〜】
鮎は澄んだ川の象徴と言われます。美味しい鮎が育つためには、エサとなる上質なコケ(藻類)が必要です。太陽光線がコケ(藻類)の生える石まで届けばコケ(藻類)が豊富に育ちますが、泥や落ち葉などのごみに遮られるとあまりコケ(藻類)が生えません。
清流長良川のシンボルである鮎は、岐阜県の県魚として、県民に愛されています。

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_6.jpg
アユ魚(郡上市)

【1300年の歴史を有する、長良川の鵜飼】
古事記や万葉集にも鮎を釣る記述があるほど、古来、日本人に愛されてきた鮎。岐阜県の長良川では、毎年5月中旬から10月中旬の間、1300年来我が国の古代漁法として伝承されてきた鵜飼漁が御料鵜飼として皇室の保護のもとに行われています。長良川の鵜飼の歴史は古く、美濃国(現在の岐阜県)では、7世紀頃から鵜飼が行われていたと言われています。また、岐阜城を拠点に天下統一を目指した織田信長は、鵜飼を「見せる(=魅せる)」おもてなしの手法として最初に取り入れ、大坂夏の陣からの帰りに岐阜に滞在した徳川家康・秀忠父子は、滞在中に食した鮎鮨を気に入り、将軍家への鮎鮨献上が始まったとされています。このように、“鵜飼”と鮎料理は、歴史の偉人をも魅了してきました。

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_7.jpg
鵜飼

【清流長良川と美濃和紙】
岐阜では、長良川の水を利用して、和紙や染物などの伝統産業が発達してきました。また、古来より川が街道のように山と町と海をつなぎ、経済を発展させてきた歴史があります。
その代表例が美濃和紙(美濃市)です。奈良時代から歴史がある美濃和紙。中でも最高級の手漉き和紙「本美濃紙」の技術はユネスコ無形文化遺産に登録されています。長良川上流の美濃においては、和紙を純化する清らかな源泉となり、この清らかな水のおかげで、白く均一に紙を漉くことができるのです。美濃和紙は、長良川の水運を利用して運ばれ、和傘やうちわなどに姿を変えながら、人々の暮らしの隅々に浸透し、流域の経済を大きく発展させました。

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_8.jpg
紙漉き

【清流長良川あゆパーク】
「清流長良川あゆパーク」(郡上市)は、道の駅白山文化の里長滝に隣接した「清流長良川の鮎」をまるごと体験できる体験学習施設です。鮎のつかみどりや魚釣りなどを通じて、自然とふれあいながら楽しく学び・体験できます。

清流長良川あゆパークHP: https://ayupark.jp/

画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_9.jpg
あゆパーク

【営業・体験等に関する留意事項】
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、体験の人数制限、検温、施設の消毒、場内アナウンスの呼びかけ等を行なっております。
マスクの着用(必須)、手洗い・手指の消毒、他の方との密集状態を避けるなど感染防止に努めていただきますよう、ご協力お願いします。

※新型コロナウイルス感染症の影響及び気象状況により、営業時間の変更、営業を中止(体験・イベント等) する場合がございます。

※営業・体験等に関する詳細については、随時清流長良川あゆパークHPにて公開します。


【世界農業遺産「清流長良川の鮎」】
世界農業遺産は、世界において重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域を国連食糧農業機関(FAO)が認定する制度です。
古くから、清流長良川で育つ「鮎」は、流域の食、鵜飼や和紙などの伝統文化、歴史、経済と深く結びついています。
この鮎を通じて、人々の生活、水環境、漁業資産が連環している岐阜県ならではの仕組み(長良川システム)が評価され、「清流長良川の鮎」は平成27年12月に世界農業遺産に認定されました。

画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/273299/LL_img_273299_10.png
長良川システム

【清流めぐり利き鮎会について】
清流めぐり利き鮎会(高知県友釣連盟主催)は、全国各地の河川で捕れた鮎を食べ比べ、その味を競うイベントです。河川環境で大きく味の変わる鮎を食べ比べて、河川環境改善に興味を持ってもらう目的で開催しています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年及び2021年は開催されていませんが、2019年には、郡上市の和良川のアユが4回目のグランプリに輝き、準グランプリには、長良川ほか、木曽川水系の秋神川、佐見川が選ばれ、岐阜県では4つの河川がグランプリ、準グランプリを受賞しています。
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