フジワラ産業 鋼鉄製レール幅固定装置「ワイドキーパー」開発 レールに簡単に取付け可能で線路補修の緊急対策に最適
[13/12/27]
提供元:@Press
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水処理装置および津波避難タワーをはじめ、緊急避難のための各種施設を開発・販売している、環境・防災設備機器メーカーのフジワラ産業株式会社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:藤原 充弘)は、このたび木製枕木のレール幅の補強を目的とした鋼鉄製レール幅固定装置「ワイドキーパー」を開発しました。
■木製枕木の維持・補修の効率化を目指して
鉄道では、木製の枕木が資源的にもコスト的にも入手しやすいため、標準として使われてきました。木製の枕木は、犬釘(レール固定専用の釘、頭の形が犬の鼻と耳を連想させるため犬釘と呼ばれる)を直接枕木に打ち込んでレールを枕木上に押さえつけて固定します。しかし、この犬釘は振動により車輪に横圧がかかるため緩みやすく、打ち直しても枕木が痛んでいればすぐに広がってしまうなど、レール間隔を一定に保持することが困難でした。また、割れや腐りなど、木製枕木は耐久性に問題があり、列車の高速化や通過頻度の増大の障害になってきました。
木製枕木の代わりにプレストレスト・コンクリート製やガラス長繊維強化プラスチック製の枕木が普及してきましたが、まだ木製の枕木が使われているところも少なくありません。特に北海道では木製枕木の使用比率が高く、約3,000kmの路線うち、1,600kmで木製枕木が使われており、JR北海道で起こった問題の原因の9割はこの木製枕木が原因となったと言われています。北海道の重要路線である札幌発函館、釧路方面の枕木は2018年までに1年前倒ししてコンクリート製へ切り替えられる旨が発表されましたが、今後も多くの木製枕木が継続して使用され、その維持・補修が重要な課題となっています。
「ワイドキーパー」は、枕木を固定する部分が損傷して犬釘が効かなくなった枕木に並行して取付けて、レール幅を固定する装置です。レール幅の保持能力が高い、取付けが非常に簡単で特別な技能を必要としない、部品ごとの重量が軽いため取扱いが容易などの特長を持っています。そのため、木製枕木を使用した路線の維持・補修の効率化とコストダウンが実現可能で、木製枕木の問題解決に大いに役立つことができると期待されます。
■「ワイドキーパー」の概要(特許出願中)
「ワイドキーパー」は、レールにしっかりと固定して取付ける固定金具2個とレール金具を接続する1本のロッドから構成されます。固定金具はレールの外側から差し込んで内側のネジで固定します。この固定金具をロッドで接続します。ロッドの両端に反対方向のネジが切られているため、回転方向によって間隔を拡げたり狭めたりできるので、ロッドを回転させることにより最適なレール幅に設定することができます。(必要により、絶縁パッキンや絶縁ワッシャーを使用します。)
レール幅の調整後、「ワイドキーパー」を枕木に取付けて完了です。
(概念図参照)
http://www.atpress.ne.jp/releases/42024/img_42024_2.jpg
なお、「ワイドキーパー」は、レール幅の保持性能が優れているため、全ての枕木毎に取付ける必要はありません。直線部では5本毎、カーブ部分には2本毎など状況に応じて適宜必要な本数を取付けることによりコストダウンを図ることができます。
<主な仕様>
材質 :鋼鉄製
部品構成:レール固定金具セット×2
固定金具接続ロッド(レール幅調整機能付き)×1
(絶縁用素材含まず)
総重量 :約40kg
(注) 上記によりご紹介した以外にも数タイプの「ワイドキーパー」を開発しており、現場の状況に応じて選択していただくことができます。
【会社概要】
社名 : フジワラ産業株式会社
代表者 : 代表取締役 藤原 充弘
所在地 : 大阪市西区境川1丁目4-5
設立 : 昭和55年(1980年)7月
資本金 : 3,000万円
従業員数: 37名
主要製品: <水処理装置>
モノレール式汚泥かき寄せ装置、
「フジフロート」スカム除去装置、他
<油圧・空圧省力機器>
油圧式河川用転倒堰(せき)作動装置、他
<防災設備機器>
津波避難タワー「タスカルタワー」、
大規模津波避難施設(収容規模数千人の多目的避難施設)、
津波避難ステージ付歩道橋、
地震対策家具(「安心防災ベッド枠」、「防災テーブル」)、他
URL : http://www.fj-i.co.jp/
Email : info@fj-i.co.jp
■木製枕木の維持・補修の効率化を目指して
鉄道では、木製の枕木が資源的にもコスト的にも入手しやすいため、標準として使われてきました。木製の枕木は、犬釘(レール固定専用の釘、頭の形が犬の鼻と耳を連想させるため犬釘と呼ばれる)を直接枕木に打ち込んでレールを枕木上に押さえつけて固定します。しかし、この犬釘は振動により車輪に横圧がかかるため緩みやすく、打ち直しても枕木が痛んでいればすぐに広がってしまうなど、レール間隔を一定に保持することが困難でした。また、割れや腐りなど、木製枕木は耐久性に問題があり、列車の高速化や通過頻度の増大の障害になってきました。
木製枕木の代わりにプレストレスト・コンクリート製やガラス長繊維強化プラスチック製の枕木が普及してきましたが、まだ木製の枕木が使われているところも少なくありません。特に北海道では木製枕木の使用比率が高く、約3,000kmの路線うち、1,600kmで木製枕木が使われており、JR北海道で起こった問題の原因の9割はこの木製枕木が原因となったと言われています。北海道の重要路線である札幌発函館、釧路方面の枕木は2018年までに1年前倒ししてコンクリート製へ切り替えられる旨が発表されましたが、今後も多くの木製枕木が継続して使用され、その維持・補修が重要な課題となっています。
「ワイドキーパー」は、枕木を固定する部分が損傷して犬釘が効かなくなった枕木に並行して取付けて、レール幅を固定する装置です。レール幅の保持能力が高い、取付けが非常に簡単で特別な技能を必要としない、部品ごとの重量が軽いため取扱いが容易などの特長を持っています。そのため、木製枕木を使用した路線の維持・補修の効率化とコストダウンが実現可能で、木製枕木の問題解決に大いに役立つことができると期待されます。
■「ワイドキーパー」の概要(特許出願中)
「ワイドキーパー」は、レールにしっかりと固定して取付ける固定金具2個とレール金具を接続する1本のロッドから構成されます。固定金具はレールの外側から差し込んで内側のネジで固定します。この固定金具をロッドで接続します。ロッドの両端に反対方向のネジが切られているため、回転方向によって間隔を拡げたり狭めたりできるので、ロッドを回転させることにより最適なレール幅に設定することができます。(必要により、絶縁パッキンや絶縁ワッシャーを使用します。)
レール幅の調整後、「ワイドキーパー」を枕木に取付けて完了です。
(概念図参照)
http://www.atpress.ne.jp/releases/42024/img_42024_2.jpg
なお、「ワイドキーパー」は、レール幅の保持性能が優れているため、全ての枕木毎に取付ける必要はありません。直線部では5本毎、カーブ部分には2本毎など状況に応じて適宜必要な本数を取付けることによりコストダウンを図ることができます。
<主な仕様>
材質 :鋼鉄製
部品構成:レール固定金具セット×2
固定金具接続ロッド(レール幅調整機能付き)×1
(絶縁用素材含まず)
総重量 :約40kg
(注) 上記によりご紹介した以外にも数タイプの「ワイドキーパー」を開発しており、現場の状況に応じて選択していただくことができます。
【会社概要】
社名 : フジワラ産業株式会社
代表者 : 代表取締役 藤原 充弘
所在地 : 大阪市西区境川1丁目4-5
設立 : 昭和55年(1980年)7月
資本金 : 3,000万円
従業員数: 37名
主要製品: <水処理装置>
モノレール式汚泥かき寄せ装置、
「フジフロート」スカム除去装置、他
<油圧・空圧省力機器>
油圧式河川用転倒堰(せき)作動装置、他
<防災設備機器>
津波避難タワー「タスカルタワー」、
大規模津波避難施設(収容規模数千人の多目的避難施設)、
津波避難ステージ付歩道橋、
地震対策家具(「安心防災ベッド枠」、「防災テーブル」)、他
URL : http://www.fj-i.co.jp/
Email : info@fj-i.co.jp