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パックネット、シンガポール初のTier IIIデータセンターをオープン

2014年1月14日、シンガポール - アジア太平洋地域における統合ネットワークとテクノロジーソリューションの大手プロバイダであるパックネットは、シンガポールで初めてUptime InstituteのTier Certification of Design Documentsに認定されたデータセンター「Cloudspace II」(以降 SGCS2)を正式オープンしました。建設費用9,000万米ドル(約126億円)のこの施設は、パックネットの主力データセンターの1つとなり、アジア太平洋地域での相互接続された高度なデータおよびマネージドサービスに対する急速な需要の増加に対応するために構築されました。先進的な多国籍企業やAcclivis Technologies and Solutions(Acclivis)のような現地企業は、既にSGCS2を活用してビジネスを拡張していくと明言しております。


8階建て、総面積155,000平方フィート(約14,400m2)の独立した施設は、戦略上の要所となるパヤ・レバー地区に立地し、Tier IIIの基準に準拠して建築されました。また、2013年12月4日、Uptime InstituteからTier IIIの認証を取得しました。更に当ファシリティはBCAグリーンマーク・スキーム(米国グリーンビルディング評議会による環境デザイン(LEED)基準と同等)に従って設計されています。

パックネットのデータセンター構築・運用担当バイスプレジデント、ジャイルズ・プロクターは次のように述べました。「シンガポールはダイナミックな金融ハブとして確立しており、シンガポール情報通信開発庁(IDA:Infocomm Development Authority)が昨今推進しているビッグデータのハブ開発がデータセンターサービスの需要を喚起しております。シンガポール初のUptime Institute認定Tier IIIデータセンターを立ち上げることができたことに我々自身が大きな期待感を持っております。我々はライオンシティと共に将来に渡って成長を続けます。」


パックネットにとって最重要データセンターの一つとなるこの施設では、コロケーションおよびネットワーク接続サービスの提供に留まらず、Hardware-as-a-Service(HaaS)やPacnet Enabled Network(PEN)を含めたパックネットの各種マネージドサービスを展開いたします。2014年第一四半期から利用可能となるPacnet Enabled Network(PEN)は、業界初のNetwork-as-a-Service(NaaS)プラットフォームです。SGCS2をご利用されるお客様は仮想的なネットワーク管理が可能となり、高い信頼性、柔軟性、拡張性を兼ね備えた高性能かつクラウド環境に最適なネットワークを、高い費用対効果でご利用頂けます。


SGCS2の開所式を進行したシンガポール情報通信開発庁(IDA:Infocomm Development Authority)のマネージングディレクター、ジャクリーン・ポーは次のように述べました。「アジアにおいて、シンガポールは最高のビジネスの舞台です。シンガポールに根ざしながら、世界人口の半分へのリーチを試みようとする企業を支えるデータセンターの存在を大いに歓迎します。私達はパックネットが最先端のファシリティ構築の場としてシンガポールを選択したことを嬉しく思います。」

Uptime InstituteのAPAC開発担当のシニアディレクター、トーマス・ベアーは次のように述べました。「パックネットがTier IIIデザイン認証に伴うTier認証プロセスのマイルストーンを達成したことを賞賛します。このデザイン認証は、ユニークな特性を持つデータセンターの中心地であるシンガポールにおいて、Tier IIIの概念が適用されたことを証明するものです。認証プロセスの過程で、Uptime Instituteはエンジニアリング・ソリューションのあらゆる要素を調査します。厳密な分析に答えられなくてはなりません。」

AcclivisのCEOのマーカス・チェンは次のようにコメントしました。「企業向けクラウドサービスに対する需要増に伴い、SGCS2は既存のデータセンター基盤を強化し、クラウドソリューションの活用を加速しようとする我々の顧客のニーズを満たすものです。特に、パックネットの堅牢な海底ケーブルを最大限に活用することによって、我々のお客様はこの地域でのビジネス拡大に際し、企業のデータやクラウドアプリケーションをより柔軟にコントロールできることを期待しています。」

SGCS2は潜在的なセキュリティ脅威に対抗すべく、シンガポール金融管理局(MAS)技術リスクマネジメントのガイドラインに準拠してデザインされています。又SGCS2ファシリティは、金融サービス業界におけるセキュリティ要件を満たすことを証明するため、TVRA(脅威、脆弱性、リスク評価)の評価を現在受けております。

新しくオープンしたデータセンターはキャリア・ニュートラルであり、さらにパックネットの海底ケーブルネットワークに直接接続されています。冗長化された電源と冷却装置、先進的な火災検知・消火システムに加え、最新世代のセキュリティ・アクセス・システムを備えています。

このファシリティに加え、パックネットは現在14都市で、455,000平方フィート(約42,300m2)のデータセンターのスペースを運用しており、全てのデータセンターは自社の高速ネットワークで接続されています。

パックネットがどのようにUptime Instituteのデザイン認証を受けたかの詳細は、パックネットのデータセンター構築・運用担当バイスプレジデントのジャイルズ・プロクターのブログ http://blog.pacnet.com/welcome-to-singapores-first-tier-iii-data-center-pacnets-cloudspace-2/ をご覧ください。


■パックネットについて
パックネットはアジア太平洋地域の大手通信事業者、大規模多国籍企業、政府機関向けのマネージドデータ接続ソリューションの提供をリードしている企業です。46,000km以上の光ファイバーからなる地域で最長の大容量海底ケーブルシステムを所有し、アジア太平洋地域の14都市にある相互接続データセンターを接続するパックネットは、中国、インド、日本、米国など主要市場の主なビジネスセンターへの接続性を誇っています。マネージドネットワークや付加価値データセンターなどの包括的なサービスセットと合わせて、パックネットの資産と経験は、フォーチュン500社などの世界の大企業に役立っています。パックネットの本社は香港とシンガポールにあり、アジア太平洋地域の主要マーケットと北米にオフイスがあります。さらに詳しい情報については、 http://www.pacnet.com をご覧ください。


■Acclivisについて
シンガポールに本社のあるAcclivisは、シンガポール証券取引所のカタリスト市場に上場しているDeClout Limitedの完全子会社です。企業は事業活動におけるより大きな費用対効果と拡張性を実現するために、伝統的なビジネスの強みを踏まえたAcclivisのクラウド・サービスのために目を向けています。Acclivisは戦略的パートナーと連携することによりクラウド・エコシステムを構築し、クラウド・ソリューション全体に価値を提供し、顧客がビジネスのパフォーマンスと成長をドライブするため必要なコントロールに必要な敏捷性や柔軟性、コントロールを提供します。単一の窓口としてAcclivisを使用することにより、顧客は彼らが利用している複数のクラウドサービスベンダーとの取引の手間を省くことが可能です。更に、すべての国で一貫したサービスレベルを期待することが出来ます。詳しい情報は http://www.acclivis.com.sg をご覧ください。
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