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GSアライアンスが、3Dプリンターで植物、バイオマス由来の生分解性樹脂で家具を製作


脱炭素、カーボンニュートラル社会構築のための、環境、エネルギー分野の最先端技術を研究開発するGSアライアンス株式会社は、同社で開発する植物、バイオマス由来の植物、バイオマス由来の生分解性樹脂を使って、3Dプリンターによりテーブルなどの家具を製作しました(令和7年3月1日)。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/427408/LL_img_427408_1.jpg
3Dプリンターを用いて、植物、バイオマス由来の生分解性樹脂材料で作った家具を展示するスペース

人口爆発に伴う地球温暖化、環境汚染や森林破壊などの環境問題は深刻な問題であり、プラスチック汚染も生態系を破壊する壊滅的なレベルになりつつあります。既に我々人体の中に、大気中からナノプラスチックが入りつつあり、健康への悪影響が懸念されています。ナノプラスチックとは、環境中に放置されたプラスチックが自然に分解、変性して形成されたプラスチックの微小粒子のことを指します。これらのプラスチックの多くは、摂取、呼吸によって私たちの体内に入ると言われています。最近は、これらのナノプラスチックが原因で、心臓発作や脳卒中のリスクを高めたり、消化器系の炎症反応を起こしたり、免疫反応にも悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。

一方で、生分解性樹脂、生分解性プラスチックは、使用、廃棄後、生分解され、土などの自然環境中に戻る材料であり、このようなプラスチック汚染問題を解決できる可能性のある1つの手段です。どの生分解性プラスチックが、コンポスト条件、土、淡水、海水中、及び、人の体内中で生分解性するかなど、より厳密に試験していく必要はありますが、医療用に使用されている乳酸系、ラクトン系の生分解性などは、人体に既に使用されている生分解性プラスチックの類です。

このような状況の中、GSアライアンスは同社で開発する植物、バイオマス由来の生分解性樹脂材料を使って、植物由来の生分解性樹脂製の家具を3Dプリンターで作りました。今回は、同社のポリ乳酸(PLA : Poly Lactic Acid)系の生分解性樹脂を用いて、テーブル、カウンター机などの大型家具を3Dプリンターで印刷して作りました。他にもベンチ、フロアーリング、壁付けのシェルフ、間接照明、プランター、ランプカバーなども作りました。理論的には、種々の家具が3Dプリンターで印刷して作れることになります。
また石油、化石燃料を原料としなくても、植物、天然バイオマスや木材などの有機物資源を原料として、環境に優しい様々な材料、製品が作れるということを様々な人に見てもらうために、東京世田谷区に展示スペースを作りました。所在地は〒156-0051 東京都世田谷区宮坂1-25-5です。

今後は、植物、バイオマス由来の塗料で、これらの家具を装飾したり、セルロース系など他の生分解性樹脂、木材や植物、海藻残差なども複合材料として用いて、種々の家具を作っていきます。


■会社概要
商号 :GSアライアンス株式会社
代表者 :代表取締役 森 良平博士(工学)
本社所在地:〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11
事業内容 :カーボンニュートラル、脱炭素、SDGs課題に取り組む環境、
エネルギー分野の最先端技術の研究開発

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