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ミドクラ、Cumulus Networksとのパートナーシップを発表

革新的なクラウド向けネットワーク仮想化ソリューションを提供するミドクラ(所在地:東京都港区)は、LinuxベースのネットワークOSを提供するCumulus Networks(本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー、以下 Cumulus)との提携を発表しました。

両社は、物理と仮想環境にまたがったIT基盤のワークロードマネジメントを行うソリューションの開発を2014年5月を目処に進めています(製品は6月以降に発表予定)。両社で提供するソリューションとそれによって生まれるオープンなエコシステムにより、お客様は、業界標準のハードウェアやネットワークオペレーティングシステム、アプリケーションを柔軟に選択できるようになります。


ミドクラCEO、ダン・ミハイ・ドミトリウのコメント
「ミドクラとCumulusのパートナーシップは、ネットワーク業界における最先端トレンドを大きく前進させるものです。仮想ネットワークを物理ネットワークと連携できるようになれば、顧客にネットワーク構築のための幅広い選択肢を提供することができます。」


MidoNetは、ソフトウェアベースの、分散アーキテクチャを特徴とするネットワーク仮想化ソリューションです。MidoNetを使うことで、サービスプロバイダやエンタープライズはよりコントロールが簡易で、柔軟性のある仮想ネットワークを構築、運用することができます。業界標準を採用し、既存の物理機器を再利用することができるため、MidoNetはコストを抑えながらネットワークの安定性、拡張性および性能を向上させることができます。

Cumulus(R) Linux(R)は、Software-defined Data Centerを実現しながら、さらに、大容量次世代データセンタを構築、管理、自動化する、ネットワーク機器のためのマルチオペレーティングシステムです。

これまでのネットワーク仮想化ソリューションでは、オーバーレイ上の仮想マシン間の通信だけが確保されていましたが、ミドクラとCumulusが連携することで、MidoNetがCumulus Linuxの動作する物理機器と接続し、仮想マシンから物理機器までトラフィックをVxLAN Tunnel Endpoint (VTEP) gatewayを通じてシームレスに流すことができます。

MidoNetの分散アーキテクチャとCumulusの連携は、拡張性の高い仮想ネットワークを、ハイパフォーマンスデータベース、メールサーバやレガシーシステム等、物理機器を必要とするワークロードを低遅延・高速に接続したいといった要望に対して、価値のあるソリューションを提供します。両社のソリューションによって、サービスプロバイダやエンタープライズは、物理機器を必要とするワークロードで使われる物理ネットワークと、仮想ネットワークを一瞬にして接続し、プロビジョニングすることができます。

ミドクラは、OpenStack Neutron(Networking as a Serviceを開発するプロジェクト)トップコントリビューターの1社です。Cumulusと提携しながら、VxLANや、BGP、GRE、Open vSwitchといった業界標準の開発にも貢献していきます。既に広く使われている業界標準をベースにソリューションを展開することで、特定のベンダーにロックインされず、過剰なコストをかけることなく、お客様がより幅広い選択肢を持てるようなソリューションを提供していきます。


ミドクラのMidoNetとCumulus Linuxの連携で具体的に以下のことが可能になります。

●負荷の高いワークロードは物理サーバに残し、実際の負荷に応じて移行計画を実施することで、お客様がSDNソリューションの導入のために、より処理能力の高いハードウェアを購入しなくて済む
物理ネットワークと相互運用できるような形で仮想ネットワークを導入し、既存の物理ネットワーク機器を再利用できる
●商用環境のトラフィックに対して低遅延・高速なパフォーマンスで応えると共に、アンダーレイネットワークとして柔軟性とプログラマビリティを提供する


Cumulus Networks、VP of Business、Reza Malekzadeh氏のコメント
「仮想ネットワークはデータセンタにおける中心的な役割を担うので、多くのお客様が、仮想環境をスケールさせる、より良いソリューションを求めています。プロプラエタリのネットワーク機器はワークロードモビリティに関して柔軟性に乏しいという問題がありましたが、ミドクラと提携することで、簡易でコストを抑えたソリューションを提供できるようになることを大変嬉しく思います。」


Infonetics Research、Directing Analyst、Cliff Grossner氏のコメント
「エンタープライズやサービスプロバイダは、データセンタのプログラマビリティを向上させ、自動化を進めるために、SDNをベースとしたネットワークに移行していくことになります。我々の知る限り、ミドクラとCumulus Networksの提携は、仮想と物理間のワークロードを自動で管理できるようなオープンネットワークを提供する、業界で初めてのソリューションでしょう。エンタープライズやサービスプロバイダは、ミドクラ-Cumulusのソリューションがアプリケーションの導入納期改善やオペレーションコスト削減にどれだけ貢献するか、試してみたいに違いありません。」


ミドクラは、Infonetics ResearchおよびCumulus Networksと共に、3月25日(米国時間)に仮想ネットワークとSDNに関するオンライン無料セミナーを実施します。仮想ネットワークとSDNの最新情報、仮想オーバーレイネットワークと物理アンダーレイネットワーク統合の重要性、拡張性や伸縮性に優れたNetwork Virtualization Overlays (NVOs)、オープンネットワーキングプラットフォームの可能性、について講演を行います。
登録はこちらから: http://tinyurl.com/qa3wxe7


【リンク】
●Midokura    : http://www.midokura.com
●MidoNet     : http://www.midokura.com/midonet/
●Midokura Twitter: https://twitter.com/midokura
●Cumulus Networks: http://cumulusnetworks.com/
●Cumulus Linux  : http://cumulusnetworks.com/product/overview/


【ツィートしよう!】
@Midokuraは物理・仮想ネットワーク構築・管理に関して@CumulusNetworksとの提携を発表。 http://tinyurl.com/kdus82n


【会社概要】
ミドクラは、2010年に創立された、ネットワーク仮想化分野に特化したグローバル・スタートアップです。メンバーは、Amazon、Googleなどの最先端企業からのトップエンジニアで構成されています。現在、サンフランシスコ、東京、バルセロナの世界3拠点にて、OpenStackやCloudStackのクラウド基盤とインテグレーションされたエッジ・オーバーレイ型ネットワーク仮想化ソリューションの開発を行っています。

URL   : http://www.midokura.com (英語サイト)
      http://www.midokura.jp (日本語サイト)
Email  : info@midokura.com (一般のお問い合わせ)
      sales@midokura.com (営業に関するお問い合わせ)
Twitter : @midokura
Facebook: http://www.facebook.com/MidokuraJapan
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