プログラミング未経験の若者が「IT人材」として雇用を実現 〜 若年無業者を支える行政・企業・NPOの連携 〜
[15/01/30]
提供元:@Press
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日本マイクロソフト株式会社と若者を支援するNPOとの協働による「若者UPプロジェクト」(事務局:認定NPO法人育て上げネット)は、これまで2万人以上に若年無業者を対象に就労に必要なITスキルの形成を支援してまいりました。このたび、新たな取り組みとして企業内システムなどで使用されることの多いプログラミング言語を使った実践的なプログラミング言語の無償学習と、IT企業での約1ヵ月間のインターンシップを組み合わせたトライアルプログラムを実施したところ、参加者5名のうち、4名がプログラムを完了、その内2名の就職が実現いたしました。
トライアルプログラムは2014年11月にスタート。無業の若者達を対象として、行政と協働して若者支援に取り組むNPOからの推薦によって参加者を募りました。インターンシップの受け入れ企業は、「人財育成」という企業の社会貢献と、「若者の雇用」という企業の人材戦略からプログラムに賛同。「良い人材がいれば採用したいが、なかなか可能性を感じる若者に出会う機会がない」と悩みを抱えていましたが、「インターンシップを通じて出会った若者達の吸収力と成長力に期待して」(採用側IT企業社長)と、採用が実現しました。今回の取り組みは「行政とNPO、NPOと企業」の協働で成り立っており、多様なセクターの連携によって若者の雇用可能性を高めることができる一つの“モデル”を実証したと言えます。
参加した若者の一人(20代前半/男性)は、「IT業界は長時間労働のうえ休みも取りにくい企業が多いイメージで、『ブラック企業』という言葉まであるわけだけれど、今回のインターン先はワークライフバランスを重視していて、こうした企業があることは希望になった」と、実体験を通じてIT業界で働くことへの意欲を高めました。
企業側からも、「プログラミングへの関心があることは分かったうえで、インターンを通じて人物をしっかり理解する時間がある、今回のような取り組みは企業側へもメリットが高く、是非継続してほしい」との声をいただいています(前出のIT企業社長のコメント)。
若者UPプロジェクトでは、「IT人材の不足を、IT技術とIT企業が育てる仕組み」を全国展開していくことを計画しています。「プログラミング研修」は出張講座やテレビ会議システム等を活用して展開。インターンシップについても、テレワーク等の多様な働き方が実現していくにつれて、地域を問わずに機会創出できる可能性を見込んでいます。次のステップとして、2015年3月には、全国で最も失業率の高い沖縄県で同様のプログラムを実施し、人材育成と雇用へのマッチング、地域産業の活性化を目指します。
若年無業者の数は、2002年以降おおむね80万人。景気の変化や少子化にも関わらず、一貫して80万人で推移し、日本の平均失業率の2倍(6〜10%)まで上がっています。新卒一括採用、終身雇用、年功序列型賃金、企業別組合などもともと参入コストの高いシステムの中で、行政・企業・NPOの連携を通じて若者が労働市場に参入しやすい仕組み創りを行う。若者UPプロジェクトでは、これからも新しいモデル創りに取り組んでまいります。
【若者UPプロジェクト】
日本マイクロソフト株式会社の社会貢献事業(YouthSpark)の一環で、正式名称は「ITを活用した若者支援プロジェクト」。NPO等と協働し、社会的困難を抱える子ども・若者に基本的なITスキルを習得する機会提供をしている。2010年に開始し、これまで、のべ2万人にITスキル習得の機会を提供してきているだけでなく、ITスキル講習を受講した「就職を希望する若者」の半数が、受講後6ヶ月以内に就職を実現している。
http://www.wakamono-up.jp
【参加した若者の声】
▼プログラミングは分からないことだらけだったが、覚えるようなものでもなく、いつまでも勉強を続けていく姿勢が大切だということを学びました。(学校卒業後、アルバイトを転々としていた20代前半の男性)
▼インターンシップでは、通勤、人間関係、業務など、自分にできるか不安や緊張でいっぱいだったが、やりとげることができたことは、大きな自信になった。コミュニケーションが得意ではなかった自分が、人と接することの楽しさや大変さを学ぶことができました。(通信制高校を卒業後、無業の状態が続いていた20代前半の男性)
▼漠然と「プログラミングの仕事がしたい」と考えていたが、インターンシップをすることによって、ITを活用して「新しい働き方のスタイル」を提案し、広げる仕事に携わっていきたいという目標ができた。(学校卒業後フリーターとして過ごしてきた30代の男性)
【インターンシップを受け入れたIT企業の声】
▼富士ネットシステムズ株式会社 http://www.fnsys.co.jp/
当初は無業の若者ということで不安がありましたが、プログラミング研修のレポートなどを読んでみると、苦労しながらなんとか頑張っている様子が伝わってきました。実際にお会いして話をしてみても、どの若者も仕事に対して前向きな姿勢が伺えました。働き手を必要としている企業と、就職先を探している若者との良いプロジェクトだと思いますので、引き続き、積極的に参加したいと存じます。
▼株式会社ダンクソフト http://www.dunksoft.com/
人材が長期的に枯渇している中で、プログラミングを含めてITに興味を持つ若い人に出会う機会を求めていました。若い人達により多くの機会を生み出すこの取り組みは、とても価値があると考えていますので、今後も継続して、色々な若者に出会えればと思っています。私自身が20代後半にIT業界に入り、30歳で社長になったので、色々な人生があることも伝えられればと思っています。
▼株式会社テクノアライアンス http://www.t-alliance.co.jp/
IT業界における人材不足が深刻さを増す中で、次世代を担う原石と出会うことは企業にとっても貴重な財産となります。今回、プロジェクトに参加し若者を受け入れたことで、既存社員の成長や業務効率化といった企業自身の成長にもつなげることができました。このような取り組みは継続性が大変重要だと感じていますので、行政やNPOの皆様と連携しながら今後も積極的に参加していきたいと考えております。
トライアルプログラムは2014年11月にスタート。無業の若者達を対象として、行政と協働して若者支援に取り組むNPOからの推薦によって参加者を募りました。インターンシップの受け入れ企業は、「人財育成」という企業の社会貢献と、「若者の雇用」という企業の人材戦略からプログラムに賛同。「良い人材がいれば採用したいが、なかなか可能性を感じる若者に出会う機会がない」と悩みを抱えていましたが、「インターンシップを通じて出会った若者達の吸収力と成長力に期待して」(採用側IT企業社長)と、採用が実現しました。今回の取り組みは「行政とNPO、NPOと企業」の協働で成り立っており、多様なセクターの連携によって若者の雇用可能性を高めることができる一つの“モデル”を実証したと言えます。
参加した若者の一人(20代前半/男性)は、「IT業界は長時間労働のうえ休みも取りにくい企業が多いイメージで、『ブラック企業』という言葉まであるわけだけれど、今回のインターン先はワークライフバランスを重視していて、こうした企業があることは希望になった」と、実体験を通じてIT業界で働くことへの意欲を高めました。
企業側からも、「プログラミングへの関心があることは分かったうえで、インターンを通じて人物をしっかり理解する時間がある、今回のような取り組みは企業側へもメリットが高く、是非継続してほしい」との声をいただいています(前出のIT企業社長のコメント)。
若者UPプロジェクトでは、「IT人材の不足を、IT技術とIT企業が育てる仕組み」を全国展開していくことを計画しています。「プログラミング研修」は出張講座やテレビ会議システム等を活用して展開。インターンシップについても、テレワーク等の多様な働き方が実現していくにつれて、地域を問わずに機会創出できる可能性を見込んでいます。次のステップとして、2015年3月には、全国で最も失業率の高い沖縄県で同様のプログラムを実施し、人材育成と雇用へのマッチング、地域産業の活性化を目指します。
若年無業者の数は、2002年以降おおむね80万人。景気の変化や少子化にも関わらず、一貫して80万人で推移し、日本の平均失業率の2倍(6〜10%)まで上がっています。新卒一括採用、終身雇用、年功序列型賃金、企業別組合などもともと参入コストの高いシステムの中で、行政・企業・NPOの連携を通じて若者が労働市場に参入しやすい仕組み創りを行う。若者UPプロジェクトでは、これからも新しいモデル創りに取り組んでまいります。
【若者UPプロジェクト】
日本マイクロソフト株式会社の社会貢献事業(YouthSpark)の一環で、正式名称は「ITを活用した若者支援プロジェクト」。NPO等と協働し、社会的困難を抱える子ども・若者に基本的なITスキルを習得する機会提供をしている。2010年に開始し、これまで、のべ2万人にITスキル習得の機会を提供してきているだけでなく、ITスキル講習を受講した「就職を希望する若者」の半数が、受講後6ヶ月以内に就職を実現している。
http://www.wakamono-up.jp
【参加した若者の声】
▼プログラミングは分からないことだらけだったが、覚えるようなものでもなく、いつまでも勉強を続けていく姿勢が大切だということを学びました。(学校卒業後、アルバイトを転々としていた20代前半の男性)
▼インターンシップでは、通勤、人間関係、業務など、自分にできるか不安や緊張でいっぱいだったが、やりとげることができたことは、大きな自信になった。コミュニケーションが得意ではなかった自分が、人と接することの楽しさや大変さを学ぶことができました。(通信制高校を卒業後、無業の状態が続いていた20代前半の男性)
▼漠然と「プログラミングの仕事がしたい」と考えていたが、インターンシップをすることによって、ITを活用して「新しい働き方のスタイル」を提案し、広げる仕事に携わっていきたいという目標ができた。(学校卒業後フリーターとして過ごしてきた30代の男性)
【インターンシップを受け入れたIT企業の声】
▼富士ネットシステムズ株式会社 http://www.fnsys.co.jp/
当初は無業の若者ということで不安がありましたが、プログラミング研修のレポートなどを読んでみると、苦労しながらなんとか頑張っている様子が伝わってきました。実際にお会いして話をしてみても、どの若者も仕事に対して前向きな姿勢が伺えました。働き手を必要としている企業と、就職先を探している若者との良いプロジェクトだと思いますので、引き続き、積極的に参加したいと存じます。
▼株式会社ダンクソフト http://www.dunksoft.com/
人材が長期的に枯渇している中で、プログラミングを含めてITに興味を持つ若い人に出会う機会を求めていました。若い人達により多くの機会を生み出すこの取り組みは、とても価値があると考えていますので、今後も継続して、色々な若者に出会えればと思っています。私自身が20代後半にIT業界に入り、30歳で社長になったので、色々な人生があることも伝えられればと思っています。
▼株式会社テクノアライアンス http://www.t-alliance.co.jp/
IT業界における人材不足が深刻さを増す中で、次世代を担う原石と出会うことは企業にとっても貴重な財産となります。今回、プロジェクトに参加し若者を受け入れたことで、既存社員の成長や業務効率化といった企業自身の成長にもつなげることができました。このような取り組みは継続性が大変重要だと感じていますので、行政やNPOの皆様と連携しながら今後も積極的に参加していきたいと考えております。