賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2015年6月および 関西圏・中京圏・福岡県版 2015年6月 を発表
[15/06/26]
提供元:@Press
提供元:@Press
不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:立野 良太郎)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2015年6月」および「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏・福岡県版 2015年6月」を発表しました。
首都圏版では「2015年第1四半期 1都3県賃貸住宅市況図」、「東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向」および「2015年4月期 1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
また関西圏・中京圏・福岡県版では、トピックスとして「中京圏は売買・賃貸市場共に低調〜TAS-MAPユーザーアンケート2015年2月結果より〜」および「2015年4月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。これらの分析はアットホーム株式会社から提供を受けた、アットホーム全国不動産情報ネットワークに公開された情報若しくは成約状況を用いて行われています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2015年6月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol66_residential20150626.html
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏・福岡県版 2015年6月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol38_resikansai20150626.html
1.首都圏版の概要
(1) 2015年第1四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、中央区が「やや良い」→「良い」に、江東区が「悪い」→「やや悪い」に好転しました。その他の区および首都圏では、景況感は前期から変化がありませんでした。
トレンドが上昇を示す地域は、2014年第4四半期の11地域から2015年第1四半期は9地域と減少しました。また、下降を示す地域は、2014年第4四半期の6地域から2015年第1四半期は7地域と増加しました。
第1四半期は入学や入社に伴う転居で首都圏には大量の流入がありますが、相続税の増税対策に伴い増加した賃貸住宅の新規供給量を吸収するには至っていません。単身向け賃貸住宅の賃料についても下落傾向にあります。引き続き市況の変化に注意が必要でしょう。
図 首都圏、東京23区の賃貸住宅市況図へのリンク
https://www.atpress.ne.jp/releases/64877/img_64877_1.jpg
(2) 東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向
リーマンショック後の供給量の減少から、需給ギャップが改善傾向にあったため、4,000円/m2月〜5,000円/m2月、5,000円/m2月超の両クラスとも空室率TVIは2007年をピークに改善傾向にありました。2014年4月に改善に転じた5,000円/m2月超クラスの空室率TVIは、引き続き改善傾向にあります。
一方で、供給量の多い4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスは、2013年3月からの悪化傾向に歯止めがかからず、2つのクラスの差が鮮明になっています。
(3) 2015年4月期 1都3県賃貸住宅指標
入学、就職等に伴う人口の流入超過の影響で空室率TVIは全地域で回復しました。募集期間についても、東京23区は2013年の後半から減少傾向となっており、市場の好調さを伺うことができます。一方で東京市部、および神奈川県では募集期間は増加傾向にあり、市場に力強さがありません。これらの地域では、今後の供給動向に注意が必要でしょう。
【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント):12.21
募集期間(ヶ月) : 2.91
更新確率(%) :44.86
中途解約確率(%) :37.81
<23区>
空室率TVI(ポイント):11.97
募集期間(ヶ月) : 2.85
更新確率(%) :44.77
中途解約確率(%) :37.73
<市部>
空室率TVI(ポイント):15.13
募集期間(ヶ月) : 3.26
更新確率(%) :44.74
中途解約確率(%) :38.57
【神奈川県】
空室率TVI(ポイント):12.86
募集期間(ヶ月) : 3.43
更新確率(%) :47.18
中途解約確率(%) :37.04
【埼玉県】
空室率TVI(ポイント):15.72
募集期間(ヶ月) : 3.31
更新確率(%) :47.24
中途解約確率(%) :35.96
【千葉県】
空室率TVI(ポイント):12.43
募集期間(ヶ月) : 3.27
更新確率(%) :47.79
中途解約確率(%) :36.60
(出所)データ提供:アットホーム株式会社、分析:株式会社タス
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2015年6月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol66_residential20150626.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
2.関西圏・中京圏・福岡県版の概要
(1) 中京圏は売買・賃貸市場共に低調〜TAS-MAPユーザーアンケート2015年2月結果より〜
中京圏の売買市場の不動産市況D.I.は44.9、賃貸市場の市況D.I.は41.7で、売買市場、賃貸市場共に「悪い」「やや悪い」と回答したユーザーの割合が高くなっています。売買市況が比較的好調な首都圏と異なり、中京圏においては、アベノミクス効果が波及していないことが読み取れます。今後の市況についても、売買市場の不動産市況D.I.が42.6、賃貸市場の市況D.I.が40.2で、共に現在の市況に比較してD.I.が大幅に低下しており、売買市場、賃貸市場共に低調に推移することが予測されます。
図 今後の不動産市況について(中京圏)へのリンク
https://www.atpress.ne.jp/releases/64877/img_64877_2.jpg
(2) 2015年4月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
関西圏では前月比で、アパート系の空室率TVIは大阪府、京都府で悪化、兵庫県で改善しました。マンション系空室率TVIは関西圏全域で微増となりました。
愛知県および福岡県の空室率TVIは、アパート系、マンション系共に前月比で改善しましたが、静岡県では悪化しています。
【大阪府】
空室率TVI(ポイント): 7.80
募集期間(ヶ月) : 4.82
更新確率(%) :35.69
中途解約確率(%) :52.83
【京都府】
空室率TVI(ポイント):14.00
募集期間(ヶ月) : 5.72
更新確率(%) :39.30
中途解約確率(%) :49.43
【兵庫県】
空室率TVI(ポイント):11.33
募集期間(ヶ月) : 5.21
更新確率(%) :24.57
中途解約確率(%) :59.50
【愛知県】
空室率TVI(ポイント):14.70
募集期間(ヶ月) : 5.58
更新確率(%) :32.89
中途解約確率(%) :51.30
【静岡県】
空室率TVI(ポイント):22.94
募集期間(ヶ月) : 6.75
更新確率(%) :36.31
中途解約確率(%) :50.80
【福岡県】
空室率TVI(ポイント):11.66
募集期間(ヶ月) : 5.21
更新確率(%) :36.09
中途解約確率(%) :49.11
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏・福岡県版 2015年6月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol38_resikansai20150626.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、および不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9
トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/
首都圏版では「2015年第1四半期 1都3県賃貸住宅市況図」、「東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向」および「2015年4月期 1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
また関西圏・中京圏・福岡県版では、トピックスとして「中京圏は売買・賃貸市場共に低調〜TAS-MAPユーザーアンケート2015年2月結果より〜」および「2015年4月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。これらの分析はアットホーム株式会社から提供を受けた、アットホーム全国不動産情報ネットワークに公開された情報若しくは成約状況を用いて行われています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2015年6月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol66_residential20150626.html
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏・福岡県版 2015年6月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol38_resikansai20150626.html
1.首都圏版の概要
(1) 2015年第1四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、中央区が「やや良い」→「良い」に、江東区が「悪い」→「やや悪い」に好転しました。その他の区および首都圏では、景況感は前期から変化がありませんでした。
トレンドが上昇を示す地域は、2014年第4四半期の11地域から2015年第1四半期は9地域と減少しました。また、下降を示す地域は、2014年第4四半期の6地域から2015年第1四半期は7地域と増加しました。
第1四半期は入学や入社に伴う転居で首都圏には大量の流入がありますが、相続税の増税対策に伴い増加した賃貸住宅の新規供給量を吸収するには至っていません。単身向け賃貸住宅の賃料についても下落傾向にあります。引き続き市況の変化に注意が必要でしょう。
図 首都圏、東京23区の賃貸住宅市況図へのリンク
https://www.atpress.ne.jp/releases/64877/img_64877_1.jpg
(2) 東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向
リーマンショック後の供給量の減少から、需給ギャップが改善傾向にあったため、4,000円/m2月〜5,000円/m2月、5,000円/m2月超の両クラスとも空室率TVIは2007年をピークに改善傾向にありました。2014年4月に改善に転じた5,000円/m2月超クラスの空室率TVIは、引き続き改善傾向にあります。
一方で、供給量の多い4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスは、2013年3月からの悪化傾向に歯止めがかからず、2つのクラスの差が鮮明になっています。
(3) 2015年4月期 1都3県賃貸住宅指標
入学、就職等に伴う人口の流入超過の影響で空室率TVIは全地域で回復しました。募集期間についても、東京23区は2013年の後半から減少傾向となっており、市場の好調さを伺うことができます。一方で東京市部、および神奈川県では募集期間は増加傾向にあり、市場に力強さがありません。これらの地域では、今後の供給動向に注意が必要でしょう。
【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント):12.21
募集期間(ヶ月) : 2.91
更新確率(%) :44.86
中途解約確率(%) :37.81
<23区>
空室率TVI(ポイント):11.97
募集期間(ヶ月) : 2.85
更新確率(%) :44.77
中途解約確率(%) :37.73
<市部>
空室率TVI(ポイント):15.13
募集期間(ヶ月) : 3.26
更新確率(%) :44.74
中途解約確率(%) :38.57
【神奈川県】
空室率TVI(ポイント):12.86
募集期間(ヶ月) : 3.43
更新確率(%) :47.18
中途解約確率(%) :37.04
【埼玉県】
空室率TVI(ポイント):15.72
募集期間(ヶ月) : 3.31
更新確率(%) :47.24
中途解約確率(%) :35.96
【千葉県】
空室率TVI(ポイント):12.43
募集期間(ヶ月) : 3.27
更新確率(%) :47.79
中途解約確率(%) :36.60
(出所)データ提供:アットホーム株式会社、分析:株式会社タス
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2015年6月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol66_residential20150626.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
2.関西圏・中京圏・福岡県版の概要
(1) 中京圏は売買・賃貸市場共に低調〜TAS-MAPユーザーアンケート2015年2月結果より〜
中京圏の売買市場の不動産市況D.I.は44.9、賃貸市場の市況D.I.は41.7で、売買市場、賃貸市場共に「悪い」「やや悪い」と回答したユーザーの割合が高くなっています。売買市況が比較的好調な首都圏と異なり、中京圏においては、アベノミクス効果が波及していないことが読み取れます。今後の市況についても、売買市場の不動産市況D.I.が42.6、賃貸市場の市況D.I.が40.2で、共に現在の市況に比較してD.I.が大幅に低下しており、売買市場、賃貸市場共に低調に推移することが予測されます。
図 今後の不動産市況について(中京圏)へのリンク
https://www.atpress.ne.jp/releases/64877/img_64877_2.jpg
(2) 2015年4月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
関西圏では前月比で、アパート系の空室率TVIは大阪府、京都府で悪化、兵庫県で改善しました。マンション系空室率TVIは関西圏全域で微増となりました。
愛知県および福岡県の空室率TVIは、アパート系、マンション系共に前月比で改善しましたが、静岡県では悪化しています。
【大阪府】
空室率TVI(ポイント): 7.80
募集期間(ヶ月) : 4.82
更新確率(%) :35.69
中途解約確率(%) :52.83
【京都府】
空室率TVI(ポイント):14.00
募集期間(ヶ月) : 5.72
更新確率(%) :39.30
中途解約確率(%) :49.43
【兵庫県】
空室率TVI(ポイント):11.33
募集期間(ヶ月) : 5.21
更新確率(%) :24.57
中途解約確率(%) :59.50
【愛知県】
空室率TVI(ポイント):14.70
募集期間(ヶ月) : 5.58
更新確率(%) :32.89
中途解約確率(%) :51.30
【静岡県】
空室率TVI(ポイント):22.94
募集期間(ヶ月) : 6.75
更新確率(%) :36.31
中途解約確率(%) :50.80
【福岡県】
空室率TVI(ポイント):11.66
募集期間(ヶ月) : 5.21
更新確率(%) :36.09
中途解約確率(%) :49.11
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏・福岡県版 2015年6月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol38_resikansai20150626.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、および不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9
トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/