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米国・カリフォルニア州・ロサンゼルス郡弁護士協会では、法律問題援護サービスの専門分野の弁護士選択相談、及び紹介サービス(NPO)*を、これまでの英語、スペイン語に加え、この度10月1日から全米で初めて日本語のサービスを開始いたします。又、この日本語通訳サービスは日米の時差等も考慮され、24時間、365日、無料で行われる予定です。尚、英語とスペイン語でのサービスは、米国西海岸時間の通常営業時間内(月〜金 8時半から17時まで)のみの提供となります。

ロサンゼルス郡弁護士協会の弁護士紹介サービス主任弁護士のパトリシァ ホルト氏は、下記のようにコメントしています。
「日本人は一般的に弁護士を雇う事に慣れていない事が多い為、米国では弁護士を選ぶ段階から通訳を雇うなどで費用が嵩み、不用意に相手側と示談を交す結果となる事や、情報が少ないことから知人の紹介や電話帳をたよりに日本語の解る米国弁護士を探したりすることが多いのが現状ですが、この様な方法では各個人の法的問題に最適な専門分野の弁護士を見つける事が非常に困難である為、10月から始まる日本語による相談サービスは日本人社会にとって大変画期的な援護サービスとなるでしょう。」

訴訟が頻繁に起こる米国では、各案件分野に詳しい専門弁護士を如何に探すかが裁判等の勝敗の鍵となりますが、日本人が米国で訴訟問題に巻き込まれた場合、日本では弁護士を雇う慣習が米国と比較して少ない事に加え、言語の壁などから適切な弁護士を雇う事が非常に困難となり、裁判等の結果が不利になってしまうという現状が多々あります。
こうした現状を問題視したロサンゼルス郡弁護士協会は、日本人が安心できる米国滞在や日米のビジネス活動の促進に繋がる方法の検討を続けた結果、日米の時差も念頭に入れ、24時間7日間の年中無休体制で日本語による弁護士紹介サービスを開始する事になりました。

日本語での対応業務を行うのは、24時間緊急援護サービスを全米に電話で提供しているジャパニーズ・アシスタンス・ネットワーク(通称ジャン「JAN」、代表取締役：角野 元一)が受託し、弁護士を選ぶ最も初期の交渉から弁護士の正式雇用契約まで電話による通訳サービスは全て無料で行う予定です。

最後にホルト氏は、「言語の壁などから弁護士との見解相違によって、最終的に想定外の高額な弁護士費用請求を負担する、というような日本人の間で頻繁に起こっていたトラブル等も米国法に則して弁護士協会が間に入る為、責任を持って良い弁護士を紹介することができ解決するでしょう。今後は弁護士に依頼する前に、一人で悩まずに安心して協会の日本語サービス“TEL: +1-(818)-755-4277”に何時でも連絡をして下さい」と日本人社会に呼びかけています。
尚、ホルト氏は、この日本語通訳サービスの利用状況等により、今後は中国語、韓国語等の他言語にも同サービスを拡大していくことを考えております。

*ロサンゼルス郡弁護士協会、弁護士相談・紹介サービス
Los Angeles County Bar Association (LACBA)
Los Angeles Lawyer Referral and Information Service (LRIS)
261 South Figueroa St. Suite 300 Los Angeles, CA 90012 USA

ロサンゼルス郡弁護士協会の一部として、1937年に設立された弁護士相談・紹介サービスのLRISは、全米で最古、最大の弁護士紹介サービスで、23分野・160領域の各専門分野に精通する実務経験平均15年のベテラン弁護士の中から、相談者の各案件に一番適している弁護士を加州法(認可番号0042)に基づき紹介している。州法により異なるが、一般的に米国では弁護士を紹介する業を行う事は法律で厳しく規制されており、ロサンゼルス郡弁護士協会は日本で国税局にあたる米国内国歳入庁(IRS)より認定を受けた特定非営利501(c)(6)協会として運営されている。