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一級建築士、八納啓創が執筆した書籍『なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか？』（KADOKAWA）』が、発売後わずか２ヶ月で重版が決定しました。
普段垣間見ることのできない一流の成功者が密かに実践している住環境の考え方を紹介している同書は、一流を目指すビジネスマンの間で話題となっています。

【「一流の成功者ほど実践している住まいにまつわる習慣」とは？】
一流で幸せな成功者が住まいと周辺環境をどう使っているか、今日から実践出来る具体的な実例を紹介しています。

《１、徹底的に寝室の環境整備を整備する。まっ暗にして音は一切遮断。夫婦別々で寝ることも。》
一流の成功者は「寝ることに対して貪欲」です。良質な睡眠をとるために睡眠環境に徹底的にこだわります。地下室に寝室を設けたり、二重の遮光カーテンで部屋には一切の光が入らないようにする方もいます。防音環境を整えて音も一切遮断し、睡眠の邪魔が入らないようにします。ある大手上場企業の社長はどこに出張に行っても、ホテルに依頼して必ず同じ環境を作っているほどです。
また、成功者は夫婦別々で寝ることも珍しくありません。夫婦は同じ寝室で寝るものだと一般的には考えられていますが、パートナーのいびきや寝返りの音や振動で眠りが浅くなっているそうです。お互い遠慮して一緒の寝室でガマンするよりも１人の寝室で睡眠に集中したほうが、結果的に夫婦関係が良くなります。

《２、自分の書斎をつくる前に先に妻の専用領域をつくる》
男性は書斎を持つことに憧れます。ところが、実際に書斎をつくった家の９割は書斎があまり使われず、物置や納屋になってしまっています。これは夫が家族に目的を伝えないまま１人でこもってしまい、家族は疎外された気持ちになって関係がぎくしゃくしてしまうことが原因だと言われています。
成功している人は書斎でやりたいことを明確にしているのと同時に、部屋の使い方で家族への心配りを示しています。家で長い時間を過ごし守ってくれる妻専用の領域を整えて、妻への心配りを示すことで、自分が書斎で仕事をすることを応援されるようになります。
心配りは子供に対しても同様です。ある程度の年齢になったら、子供が自分の時間を過ごせる場所を準備します。家族の居場所を最初に整えてあげると、妻や子供の心が安定します。

《３、自分しか座らない椅子を持っている》
一般的に父親は母親に比べ、家族と過ごす時間が多くありません。また、妻や子供には、父親が外でどれだけ努力をして家族を養っているか伝わりにくいものです。日頃から、父親を敬うように躾けることも大切ですが、何度も言わなくても父親の存在感を高め尊敬に値するということを、「父親しか座らない椅子をつくる」ことで可能にしてしまうのです。
この椅子は、お客が来ても座らせません。子供が座ろうとしたら、母親が「そこはダメよ」と注意をする。そうすることで父親の重要性が家族に伝わり、自然と敬意を払われるようになるそうです。家族から敬われれば父親は自信とプライドを維持し、もっと家族のために頑張ろうという気持ちになるのです。

以上、同著では他にも一流の人が実践している部屋づくりを紹介しています。

【著書「なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか？」について】
人生や仕事が上手くいく人といかない人の差・違いはその人の能力差ではなく、環境の活かし方の差である。一級建築士として4,000人の住まいを見てきた著者が語る、空間とパフォーマンスの関係とは？
（目次）
1章　あなたが知らない間にはまっている「環境のワナ」
2章　人生を好転させた人の「住まい活用術」
3章　一流になればなるほど大切にしている「住まいの基本」
4章　一流の成功者ほど実践している！住まいにまつわる「17の習慣」
5章　今すぐできる！あなたも「環境のワナ」から脱出する方法
6章　ビジネス・家族・人間関係を豊かにしてくれる「住まいの極意」

著者　 ： 八納啓創 単行本 ： 214ページ
出版社 ： KADOKAWA 発売日 ： 2015年12月10日 定価　： 1,400円(税別)

（著者情報）
一級建築士、社団法人日本建築家協会会員。設計・講演・執筆活動を通じて、全国に「住む人が幸せになる家づくり」を展開中。著書に「わが子を天才に育てる家」PHP研究所「住む人が幸せになる家のつくり方」サンマーク出版「住んでいる部屋で運命は決まる！」三笠書房がある。