買い安心感はあるが、物色は一部の銘柄に集中している面も
[14/08/04]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は小幅に反発。5.34円高の15528.45円(出来高概算9億4000万株)で前場の取引を終えている。先週末の米株安や円相場が円高に振れていたこともあり、朝方は利益確定の売りが先行した。これにより日経平均は15500円を割り込んで始まると、一時15440.21円まで下げ幅を広げる局面をみせている。
しかし、大阪225先物は15480円からのスタートとなり、シカゴ先物清算値(15415円)を上回って始まっているあたりは、底堅さが意識されている。売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮めるなか、前場半ばにはプラス圏に浮上。決算発表が本格化するなか、好決算企業への物色が見られているほか、円相場も若干ながら、円安に振れて推移していることが安心感につながっている。その中でソフトバンク<9984>の弱い値動きが目立っている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っているほか、規模別指数では大型株指数のみがマイナス。セクターでは鉱業、医薬品、水産農林、食料品が堅調。一方で、その他金融、証券、銀行、不動産、情報通信などが冴えない。
日経平均は小幅ながらプラスに転じるなど、想定以上に底堅い値動きをみせている。また、ソフトバンク<9984>が3%を超える下げとなるなかでも、プラス圏を回復していることも安心感につながる。また、中小型株では引き続きコロプラ<3668>、ミクシィ<2121>、サイバダイン<7779>などの強い値動きが続いており、個人投資家の良好な需給環境が窺える。今週決算発表が予定されているトヨタ自<7203>がプラスに転じる局面をみても、先高期待につながりそうである。
一方で、物色は一部の銘柄に集中している面もある。二極化の流れから物色の圏外に置かれている銘柄などは商いが膨らみづらく、利食いによってじり安基調をみせている。また、予想を下回る決算に対してアク抜け的な動きになりづらく、好決算を確認できた銘柄についても買いが続かないと高値圏でのもち合いになりやすい。買い安心感があるものの、物色対象に広がりが見られないと、次第に手詰まり感が強まりそうである。(村瀬智一)
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しかし、大阪225先物は15480円からのスタートとなり、シカゴ先物清算値(15415円)を上回って始まっているあたりは、底堅さが意識されている。売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮めるなか、前場半ばにはプラス圏に浮上。決算発表が本格化するなか、好決算企業への物色が見られているほか、円相場も若干ながら、円安に振れて推移していることが安心感につながっている。その中でソフトバンク<9984>の弱い値動きが目立っている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っているほか、規模別指数では大型株指数のみがマイナス。セクターでは鉱業、医薬品、水産農林、食料品が堅調。一方で、その他金融、証券、銀行、不動産、情報通信などが冴えない。
日経平均は小幅ながらプラスに転じるなど、想定以上に底堅い値動きをみせている。また、ソフトバンク<9984>が3%を超える下げとなるなかでも、プラス圏を回復していることも安心感につながる。また、中小型株では引き続きコロプラ<3668>、ミクシィ<2121>、サイバダイン<7779>などの強い値動きが続いており、個人投資家の良好な需給環境が窺える。今週決算発表が予定されているトヨタ自<7203>がプラスに転じる局面をみても、先高期待につながりそうである。
一方で、物色は一部の銘柄に集中している面もある。二極化の流れから物色の圏外に置かれている銘柄などは商いが膨らみづらく、利食いによってじり安基調をみせている。また、予想を下回る決算に対してアク抜け的な動きになりづらく、好決算を確認できた銘柄についても買いが続かないと高値圏でのもち合いになりやすい。買い安心感があるものの、物色対象に広がりが見られないと、次第に手詰まり感が強まりそうである。(村瀬智一)
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