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先物市場を睨みながらの相場展開に

ランチタイムコメント
 日経平均は小幅に続落。31.74円安の15128.05円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えた。6日のシカゴ日経225先物清算値(15080円)を上回る水準で始まり底堅さが意識されるなか、一時15164.01円とプラスに転じる局面もみられた。しかし、上値の重さが嫌気される格好から15080.09円とシカゴ先物にサヤ寄せする格好で15100円を割り込む局面も。その後は下げ渋りをみせているが、リバウンド機運は高まらず。
 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。しかし、規模別指数では大型株指数のみがマイナスになるなど、主力大型株の弱さが重しになっている。セクターでは、非鉄金属、水産農林、情報通信、鉱業、建設、繊維などが小じっかり。一方で不動産、海運、石油石炭、鉄鋼、保険などの弱さが目立つ。
 日経平均は直近ボトム水準での下げ渋りをみせている。ボリンジャーバンドでは-2σ、一目均衡表では雲上限レベルでの攻防となる。また、13週線にも接近しており、強弱感も対立しやすいところであろう。また、オプションSQを控えており、権利行使価格の15125円水準での攻防もありそうだ。
 一方、リバウンド機運は高まっておらず、値ごろ感からの自律反発狙いなどにとどまっていそうだ。決算を手掛かりとした物色もみられているが、先行していた銘柄などには利益確定の売りも出やすいところ。ソフトバンク<9984>は下げ渋りをみせてきており、先物市場では後場に入って売り込まれる流れが続いており、先物市場を睨みながらの相場展開になろう。(村瀬智一)

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