日銀ETF期待も、ムード改善にはミクシィ上昇が必要か
[14/11/10]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は反落。122.28円安の16758.10円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えている。7日の米雇用統計の結果を受けて為替市場でドル売りが優勢となるなか、利益確定の流れが先行した。ただし、日経平均は足元のもち合いレンジ(16700-17100円)の下限レベルでの攻防となるなか、狭いレンジでの推移に。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めており、規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下げており、大型株指数の弱さが目立つ。セクターでは、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、海運、卸売、空運などが堅調。一方で、精密機器、情報通信、金属、医薬品、輸送用機器、食料品などが冴えない。
日経平均は想定内でのこう着だが、円相場が1ドル114円前半レベルでの推移であり、押し目買いも入れづらい状況である。一方、日銀のETF買入れ期待が強く、これが下支えとして意識されることになりそうだ。しかし、個人の資金が集まりやすいミクシィ<2121>が、一時6000円を割り込むなど弱い値動きをみせており、日経平均のこう着以上に、市場のムードは悪そうだ。
日銀のETF買入れによって日経平均は下げ幅を縮めてくる可能性はあるものの、やはり、ソフトバンク<9984>が上昇し、ミクシィが強い動きをみせられないと、個人投資家のセンチメントも明るくなりづらいところである。直近IPO銘柄の一角が賑わっているが、主力処が賑わいをみせないと、短期的な値幅取り狙いの売買にとどまりそうである。(村瀬智一)
<FA>
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めており、規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下げており、大型株指数の弱さが目立つ。セクターでは、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、海運、卸売、空運などが堅調。一方で、精密機器、情報通信、金属、医薬品、輸送用機器、食料品などが冴えない。
日経平均は想定内でのこう着だが、円相場が1ドル114円前半レベルでの推移であり、押し目買いも入れづらい状況である。一方、日銀のETF買入れ期待が強く、これが下支えとして意識されることになりそうだ。しかし、個人の資金が集まりやすいミクシィ<2121>が、一時6000円を割り込むなど弱い値動きをみせており、日経平均のこう着以上に、市場のムードは悪そうだ。
日銀のETF買入れによって日経平均は下げ幅を縮めてくる可能性はあるものの、やはり、ソフトバンク<9984>が上昇し、ミクシィが強い動きをみせられないと、個人投資家のセンチメントも明るくなりづらいところである。直近IPO銘柄の一角が賑わっているが、主力処が賑わいをみせないと、短期的な値幅取り狙いの売買にとどまりそうである。(村瀬智一)
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