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日経平均は反落、売り一巡後は下げ渋る展開に

相場概況
日経平均は反落。27日の米国市場のシカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形で、本日の東京市場はやや売り先行で取引を開始。その後、先物へ断続的に大口売りが入った影響で前引けにかけて下げ幅を拡大し、一時前日比125.36円安の15263.36円まで下落する場面もあった。しかし、後場に入ると売り一巡で下げ渋る展開に。5日線も下支えとなり、徐々に下げ幅を縮小した。

大引けの日経平均は前日比58.81円安の15329.91円となった。東証1部の売買高は18億7442万株、売買代金は1兆6956億円と引き続き低調だった。業種別では、非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業が下落率上位となった。一方、電気・ガス業、食料品、鉄鋼が上昇率上位となった。

個別では、ソフトバンク<9984>、トヨタ自<7203>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>などが軟調。前日急伸した東電力<9501>や、第3四半期決算と通期業績予想の修正を発表したキヤノン<7751>も売られた。また、上期業績予想の修正を発表したIHI<7013>は6%近い下落となったほか、後場に業績予想の修正を発表した鹿島<1812>は急落した。一方、エボラ出血熱治療薬への期待が高まる富士フイルム<4901>や、糖尿病治療薬「アクトス」に関する米国の訴訟で損害賠償額が大幅に減額されると伝わった武田薬品<4502>は堅調。三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>といったメガバンク株は後場にプラス圏へ再浮上した。その他では、JFE<5411>や飛島建<1805>、コロプラ<3668>などが買われた。

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