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日経平均は続伸、円安進行を受けてプラス転換へ

相場概況
日経平均は続伸。足元の急ピッチな上昇の反動などから、日経平均は反落してスタート。売りが一巡すると、前場は前日終値を挟んだ展開となった。後場に入ると、黒田日銀総裁の発言を受けて1ドル=114円台まで円安が進んだことなどから、日経平均はおおむねプラス圏で推移。大引け前には17000円台乗せを試す動きも見られた。

大引けの日経平均は前日比74.85円高の16937.32円となった。東証1部の売買高は34億5715万株、売買代金は3兆5458億円だった。業種別では、空運業、電気・ガス業、水産・農林業が上昇率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、情報・通信業が下落率上位だった。

個別では、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>、富士重<7270>、キヤノン<7751>、ホンダ<7267>などが堅調。トヨタ自<7203>やソニー<6758>もプラスで取引を終えた。また、東電力<9501>が8%超の上昇で、他の電力株も全面高となった。その他では、上期業績が予想を上回った船井電機<6839>が15%高に、後場に上期決算を発表したニチコン<6996>が9%高まで急伸した。一方、通期営業利益見通しを下方修正したソフトバンク<9984>は2%超の下落となり、日経平均を押し下げた。その他、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、野村<8604>が軟調。また、緩和メリット関連として前日まで買われたアイフル<8515>やケネディクス<4321>なども売り優勢となったほか、三菱地所<8802>やキーエンス<6861>の下げが目立った。

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