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日経平均は5日ぶり反落、前週末の上昇に対する利益確定売り優勢

相場概況
日経平均は5日ぶり反落。日本銀行による追加金融緩和への期待から、22日の米国市場で1ドル=111円台後半まで円安が進んだ流れを受けて、本日の日経平均は41円高でスタートした。ただ、円安進行が一服するとともに前週末の上昇に対する利益確定の動きが強まり、日経平均はマイナスへと転じた。その後は17400円台でのもみ合いが続き、一時17403.87円(前週末比168.62円安)まで下落した。金融機関への貸し出しに対し日銀がマイナス金利適用を検討との前週末の報道を受けた市場反応は過剰だったとの見方も聞かれた。

大引けの日経平均は前週末比133.19円安の17439.30円となった。東証1部の売買高は23億4987万株、売買代金は2兆2600億円だった。業種別では、パルプ・紙、情報・通信業、鉱業が下落率上位だった。一方、保険業が2%超上昇したほか、ゴム製品、輸送用機器が上昇率上位だった。

個別では、三井住友<8316>、小野薬<4528>、JT<2914>、日産自<7201>、TDK<6762>などが軟調。ファーストリテ<9983>が2%超、KDDI<9433>が4%超下落して指数を下押しした。NTT<9432>も3%安となるなど通信大手の下げが目立った。今期業績見通しの公表を延期すると発表したソニー<6758>が6%安となったほか、三菱自<7211>は5%近く下げ4日続落した。また、新名神高速道路の工事現場での落下事故発生を受けて横河ブHD<5911>が急落し、Br.HD<1726>、ユアテック<1934>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、村田製<6981>などがしっかり。ソフトバンクグ<9984>は小幅高。マツダ<7261>や第一生命<8750>は2%超の上昇に。また、シミックHD<2309>、オルトプラス<3672>、明星工<1976>などが東証1部上昇率上位となった。

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