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日経平均は3日ぶり大幅反落、16400円を割り込み安値引け

相場概況
日経平均は3日ぶり大幅反落。1日の米国市場では、7月ISM製造業景況指数の予想下振れや原油安が重しとなり、NYダウは6日続落した。こうした流れを受けて日経平均は166円安からスタートしたが、日本銀行の上場投資信託(ETF)買い入れへの期待が下支えとなり、前引けにかけてやや下げ渋る場面が見られた。一方で、日銀のETF買い入れによる影響を見極めたいとのムードも強かった。後場に入ると長期金利の上昇とともにリスク回避の動きが広がり、日経平均は引けにかけて下げ幅を広げ、安値引けとなった。

大引けの日経平均は前日比244.32円安の16391.45円となった。東証1部の売買高は19億7429万株、売買代金は2兆0807億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、鉱業が5%超、銀行業が4%超下落したほか、非鉄金属、繊維製品、海運業が下落率上位だった。一方、水産・農林業や情報・通信業は相対的に小幅な下げにとどまった。

個別では、前日に第1四半期決算を発表した三菱UFJ<8306>が6%近く下げたほか、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株も売られた。その他売買代金上位では、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、小野薬<4528>などが軟調。ファーストリテ<9983>は3%近い下落で、前日から一転して指数の押し下げ役となった。前日に決算発表したNOK<7240>、大塚商会<4768>、あおぞら<8304>は7%超の下落。帝人<3401>は前引け後に発表した決算を受けて後場急落した。また、ソフトクリエH<3371>、日本光電<6849>、寿スピリッツ<2222>などが東証1部下落率上位となった。一方、売買代金トップのソフトバンクグ<9984>が2%高となったほか、任天堂<7974>、JT<2914>、NTTドコモ<9437>が小高い。キーエンス<6861>は決算がポジティブ視され3%超の上昇。前日ストップ高の虹技<5603>は大商いとなり一時急伸した。また、7&iHD<3382>が完全子会社化と報じられたニッセンHD<8248>がストップ高まで買われ、メガチップス<6875>、日本ライフL<7575>などとともに東証1部上昇率上位となった。

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