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日経平均は大幅反落、円高や金融株下落によるセンチメント悪化が重し

相場概況
日経平均は大幅反落。配当落ち分は120円程度だったものの、欧州金融への警戒感や原油価格の下落などから為替相場が一時1ドル=100円台前半まで円高方向に振れ、日経平均は178円安でスタートした。金融株下落によるセンチメント悪化も重しとなり、前場には一時16385.03円(前日比298.90円安)まで下落する場面があった。売り一巡後も16400円台での安値もみ合いが続いた。大型株の下げが目立った一方、新興市場ではマザーズ指数がプラス圏で堅調に推移した。

大引けの日経平均は前日比218.53円安の16465.40円となった。東証1部の売買高は16億4382万株、売買代金は1兆8211億円だった。業種別では、証券、保険業、銀行業が下落率上位だった。一方、上昇したのは水産・農林業、ゴム製品、食料品の3業種のみだった。

個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株や野村<8604>が3-4%下落したほか、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>などが軟調。MS&AD<8725>など保険株の下げも目立った。業績観測が報じられた日通<9062>は5%近い下落。また、連日ストップ高となっていたさが美<8201>が引けにかけて急反落し、ヤーマン<6630>、SHOEI<7839>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、任天堂<7974>、三菱商事<8058>、小野薬<4528>などがしっかり。前引け後に業績予想の上方修正を発表した東芝<6502>は5%
近い上昇。前日に決算発表したニトリHD<9843>は2%超の上昇となった。LINE<3938>は上場来高値を更新。また、一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたコカウエスト<2579>や、コア<2359>、神戸物産<3038>などが東証1部上昇率上位となった。

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