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日経平均は小幅に3日続伸、決算などを手掛かりに個別物色

相場概況
日経平均は小幅に3日続伸。25日の米国市場でNYダウが反落したことや、ドル・円相場がやや円高方向に振れていたことを受けて、日経平均は利益確定売りが先行して36円安でスタートした。前場はマイナス圏でのもみ合いが続いたものの、後場に入ると日本銀行による上場投資信託(ETF)買い観測などからプラスに切り返し、本日の高値で取引を終えた。日経平均は底堅さが窺えたものの、商いはさほど膨らんでおらず、決算などを手掛かりとした個別物色中心の展開だった。

大引けの日経平均は前日比26.59円高の17391.84円となった。東証1部の売買高は15億
8904万株、売買代金は1兆8114億円だった。業種別では、精密機器、不動産業、食料品が上昇率上位だった。一方、鉱業、ゴム製品、輸送用機器が下落率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、日本電産<6594>、三井住友
<8316>などがしっかり。業績観測の報じられたNTTドコモ<9437>やたばこ増税を巡る思惑が広がったJT<2914>は3%前後の上昇。一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたHOYA<7741>は5%超上昇した。また、前日に業績予想の修正や自社株買い実施を発表した太平洋セメ<5233>が急伸し、TDCソフト<4687>やSMK<6798>
などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、上場2日目のJR九州<9142>や任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、三菱商事<8058>、ソニー<6758>、ファーストリテ
<9983>などがさえない。米キャタピラーの決算がマイナス視されたコマツ<6301>は2%超、直近で上昇の目立っていた三菱自<7211>は4%超下落した。また、日鋳鉄管
<5612>、日新電<6641>、イトーキ<7972>などが東証1部下落率上位となった。


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