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日経平均は5日続伸、円高で利食い売り先行も底堅さ

相場概況
日経平均は5日続伸。21日の米国市場でNYダウなどの主要株価指数はそろって最高値を更新したが、朝方に福島県沖で発生した地震を受けて為替相場が円高に振れ、日経平均は14円安からスタートした。明日は勤労感謝の日で祝日となることに加え、米国でも明後日に感謝祭が控えており、前場は前日終値を挟んだ小動きとなった。トランプ次期米大統領が環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱を明言したことも重しとして意識されたようだ。ただ、朝方の地震で大きな被害はなく、後場の日経平均はプラス圏で堅調に推移した。

大引けの日経平均は前日比56.92円高の18162.94円となった。東証1部の売買高は19億
6090万株、売買代金は2兆1727億円だった。業種別では、鉱業、鉄鋼、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、海運業、輸送用機器、ゴム製品が下落率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>、任天堂<7974>、三井住友<8316>、ソフトバンクG
<9984>などが小じっかり。NTT<9432>や東芝<6502>は2%超の上昇となった。カルソカンセ<7248>は日産自<7201>が保有株売却で米投資ファンドと合意したと報じられ、商いを伴って10%近く上昇した。また、映画「この世界の片隅に」がヒットの兆しを見せていることから東京テアトル<9633>がストップ高まで買われ東証1部上昇率トップ。その他安永<7271>、ルック<8029>、カルソカンセが上昇率上位に顔を出した。一方、トヨタ自<7203>、野村<8604>、信越化<4063>、ファナック<6954>などがさえない。三菱電<6503>、マツダ<7261>、スズキ<7269>は2%超下落した。また、東海運<9380>、アイオデータ<6916>、さが美<8201>などが東証1部下落率上位となった。


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