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日経平均は3日ぶり小幅反発、OPEC総会を控えこう着感

相場概況
日経平均は3日ぶり小幅反発。29日の米国市場では、7-9月期国内総生産(GDP)改定値の上方修正や11月消費者信頼感指数の予想上振れなどが好感され、NYダウは23ドル高となった。日経平均もこうした流れを受けて48円高からスタートしたが、石油輸出国機構(OPEC)総会を控え、寄り付き後は前日終値を挟んでこう着感の強い展開となった。OPEC総会での減産合意は難しいとの見方が手控えムードにつながったが、月末のドレッシング買いやMSCIのリバランス需要への思惑から下値の堅さも意識されたようだ。

大引けの日経平均は前日比1.44円高の18308.48円となった。東証1部の売買高は26億
7116万株、売買代金は3兆2492億円だった。業種別では、証券、ガラス・土石製品、建設業が上昇率上位だった。一方、鉄鋼、非鉄金属、鉱業が下落率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>やライオン<4912>が小高いほか、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、LINE<3938>などがしっかり。ライオンやLINEはMSCIに新規採用されている。足元で強い動きを見せているパナソニック<6752>は本日も2%超の上昇。また、連日の大幅高となった安永<7271>、株式公開買付け(TOB)結果が公表されたアデランス<8170>、投資ファンドによるTOBが発表されたアコーディア<2131>
などが東証1部上昇率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株や、任天堂<7974>、日産化<4021>などがさえない。
MSCI新規採用銘柄のミスミG<9962>は利益確定売り優勢で2%超の下落。JFE
<5411>などの鉄鋼株も下げが目立った。また、タカタ<7312>、UACJ<5741>、ミライアル<4238>などが東証1部下落率上位となった。


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