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日経平均は5日ぶり小幅反発、海外休場と地政学リスクで売買低調

相場概況
日経平均は5日ぶり小幅反発。北朝鮮が16日に弾道ミサイルを発射したことなどから、引き続き同国やシリア情勢を巡る地政学リスクの高まりが警戒され、為替市場では朝方に1ドル=108円台前半まで円高が進んだ。本日の日経平均はこうした流れを受けて95円安からスタートしたが、前週末14日は海外主要市場が休場だったうえ、本日も欧州市場などが休場で海外勢の動きは限定的となり、前場はマイナス圏でのもみ合いが続いた。後場に入ると、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測を支えに小幅高水準まで切り返した。

大引けの日経平均は前週末比19.63円高の18355.26円となった。東証1部の売買高は14億5429万株、売買代金は1兆6337億円と今年最低だった。業種別では、電気・ガス業、不動産業、その他製品が上昇率上位だった。一方、輸送用機器、非鉄金属、銀行業が下落率上位だった。

個別では、任天堂<7974>が3%近い上昇となった。引き続き新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の好調がポジティブ視された。その他ソニー<6758>、オリックス
<8591>、三井不<8801>、日本電産<6594>などが堅調で、ファナック<6954>は小幅に上昇。PD<4587>が7%高となるなど中小型株に物色が向かい、グリー<3632>も新作ゲームの好調で急伸した。また、ローツェ<6323>、enish<3667>、北の達人
<2930>などが東証1部上昇率上位となった。一方、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>といった値がさ株が軟調で指数を押し下げたほか、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、東芝<6502>は小安い。クリレスHD<3387>は決算を受けて大きく売られた。また、キャリアリンク
<6070>、住江織<3501>、石川製<6208>などが東証1部下落率上位となった。


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