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日経平均は大幅続伸で昨年来高値更新、円高一服で買い広がる

相場概況
日経平均は大幅続伸。15日の米国市場はキング牧師生誕日の祝日で休場となり、本日の日経平均は手掛かり材料に乏しいなか6円高でスタートした。朝方は日経平均がマイナスに転じる場面も見られたが、為替市場で円高が一服するとともに、指数寄与度の大きい値がさ株を中心に押し目買いが入った。世界経済の拡大期待などを背景に相場の先高感は根強いようだ。後場に入ると日経平均は一時23962.07円(前日比247.19円高)まで上昇し、取引時間中の昨年来高値を付けた。

大引けの日経平均は前日比236.93円高の23951.81円となった。終値ベースでも昨年来高値を更新した。東証1部の売買高は13億1817万株、売買代金は2兆4307億円だった。業種別では、水産・農林業、電気機器、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、鉄鋼、海運業、空運業が下落率上位だった。

個別では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、三井住友<8316>、トヨタ自
<7203>など売買代金上位は全般堅調。三菱UFJ<8306>は小幅高。ファーストリテ
<9983>は3%近く上昇し、指数をけん引した。利益率改善見通しが報じられた村田製
<6981>に加え、ファナック<6954>、キーエンス<6861>、安川電<6506>が4%を超える上昇。産業用ロボットの市場拡大への期待が高まったようだ。また、北の達人
<2930>が連日のストップ高となったほか、電気自動車(EV)関連のモリテック
<5986>や株式分割実施を発表したヨシムラフード<2884>もストップ高水準で本日の取引を終えた。一方、楽天<4755>やコマツ<6301>がさえない。JFE<5411>などの鉄鋼株やローム<6963>は2%超下げた。また、決算発表のメディアドゥ<3678>が東証1部下落率トップとなり、トランザク<7818>やSKジャパン<7608>も上位に顔を出した。


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