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日経平均は498円安でスタート、ブリヂストンやイオンなどが下落

寄り付き概況
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;50530.34;-498.08TOPIX;3370.81;-27.40

[寄り付き概況]

 5日の日経平均は498.08円安の50530.34円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は31.96ドル安の47850.94ドル、ナスダックは51.05ポイント高の23505.14で取引を終了した。ダウ、ナスダックともに寄り付き直後にマイナスに転じ、その後前日終値を挟んだ値動き。目立った材料がない中、年内の追加利下げ観測が引き続き相場を下支えしたものの、ここまでの上昇を受けた利益確定の売りも出て小動きな展開が続いた。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちだったが、ダウ平均や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、国内長期金利の上昇や日銀の利上げ観測が引き続き意識され、投資家心理を慎重にさせた。さらに、昨日の日経平均が1100円を超す大幅高となったことから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。一方、昨日の米株式市場でナスダック総合指数が3日続伸したことなどが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が大幅高となり、節目として意識されていた25日移動平均線を上回ったことから、相場は上昇基調にあるとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された10月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比3.0%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.0%増加だった。

 セクター別では、その他製品、電気機器、ゴム製品などが値下がり率上位、情報・通信業、石油石炭製品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ブリヂストン<5108>、イオン<8267>、住友電工<5802>、コマツ<6301>、東エレク<8035>、任天堂<7974>、三菱電<6503>、リクルートHD<6098>、富士通<6702>、キーエンス<6861>、サンリオ<8136>、三井海洋<6269>、第一三共<4568>などが下落。
他方、キオクシアHD<285A>、IHI<7013>、ソフトバンクG<9984>、三井E&S<7003>、川崎重<7012>、三井住友<8316>、ディスコ<6146>などが上昇している。



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