短期的な戻りが期待される局面だが
[19/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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後場の投資戦略
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;21272.46;+89.88TOPIX;1552.32;+5.32
[後場の投資戦略]
前日の米英市場が休場だったため、前場は海外投資家の取引参加が引き続き少なかったとみられ、日経平均も朝方の買い一巡後は伸び悩んだ。3連休明けの米国市場の動向を見極めたいなどとの思惑もあるだろう。ただ、アジア市場は中国・上海株を中心に総じてしっかり。新興市場ではSOSEI<4565>をけん引役としてマザーズ指数が1%を超える上昇となっており、個人投資家の物色意欲は底堅い。日経平均の日足チャートを見ると、本日の上昇で5日移動平均線を上抜けてきており、短期的には一段の戻りが期待される局面だろう。後場の日経平均は海外勢の参加とともに再び上値を試す場面もありそうだ。
しかし、大規模な自社株買いを発表した東エレク<8035>が戻り待ちの売りに押され伸び悩んだところを見ると、半導体関連や電子部品を中心に業績の先行き懸念が根強いことが窺える。また日米貿易交渉を巡っては、結論を参院選後の8月に先送りする見返りとしてトランプ米政権が対日要求を強めるのではといった懸念が燻っている。主力輸出株はまだ上値を追いづらい状況で、日経平均も短期的な戻りにとどまるとみておきたい。
(小林大純)
<AK>
日経平均;21272.46;+89.88TOPIX;1552.32;+5.32
[後場の投資戦略]
前日の米英市場が休場だったため、前場は海外投資家の取引参加が引き続き少なかったとみられ、日経平均も朝方の買い一巡後は伸び悩んだ。3連休明けの米国市場の動向を見極めたいなどとの思惑もあるだろう。ただ、アジア市場は中国・上海株を中心に総じてしっかり。新興市場ではSOSEI<4565>をけん引役としてマザーズ指数が1%を超える上昇となっており、個人投資家の物色意欲は底堅い。日経平均の日足チャートを見ると、本日の上昇で5日移動平均線を上抜けてきており、短期的には一段の戻りが期待される局面だろう。後場の日経平均は海外勢の参加とともに再び上値を試す場面もありそうだ。
しかし、大規模な自社株買いを発表した東エレク<8035>が戻り待ちの売りに押され伸び悩んだところを見ると、半導体関連や電子部品を中心に業績の先行き懸念が根強いことが窺える。また日米貿易交渉を巡っては、結論を参院選後の8月に先送りする見返りとしてトランプ米政権が対日要求を強めるのではといった懸念が燻っている。主力輸出株はまだ上値を追いづらい状況で、日経平均も短期的な戻りにとどまるとみておきたい。
(小林大純)
<AK>









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