海外勢のフロー限られ中小型株物色が中心に
[17/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
29日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうである。週明けの米国市場はメモリアルデーの祝日で休場になるため、海外勢のフローは限られよう。北朝鮮のミサイル発射報道による地政学リスクの高まりも手掛けづらくさせそうだ。
また、今週はより米国の動向を睨みながらの相場展開になりそうである。FBIのコミー前長官は、30日以降に上院情報委員会の公聴会で証言する予定でもあり、改めてトランプ政権の政治混乱リスクへの警戒が重しになる可能性がある。その他、米雇用統計など重要指標の発表も予定されている。
足元の底堅い値動きから先高観は強いだろうが、FOMC議事録で6月の利上げが決定的となるなか、米雇用統計等での反応も限られる可能性がある。また、G7サミットでは、米国第一主義に基づき保護主義的な主張を繰り返しているトランプ大統領が、貿易赤字を問題視し公正な貿易の実現を目指す考えを示している。輸出が不利になるドル高を改めてけん制してくるなか、円安には振れ難いだろう。
雇用統計等への期待もあるものの、円安に振れづらいなか、日本株への支援材料は限られる状況。そのため、日経平均は2万円目前での足踏みが続くことになり、資金の流れは中小型株に向かいやすいとみておきたい。
(村瀬智一)
<AK>
また、今週はより米国の動向を睨みながらの相場展開になりそうである。FBIのコミー前長官は、30日以降に上院情報委員会の公聴会で証言する予定でもあり、改めてトランプ政権の政治混乱リスクへの警戒が重しになる可能性がある。その他、米雇用統計など重要指標の発表も予定されている。
足元の底堅い値動きから先高観は強いだろうが、FOMC議事録で6月の利上げが決定的となるなか、米雇用統計等での反応も限られる可能性がある。また、G7サミットでは、米国第一主義に基づき保護主義的な主張を繰り返しているトランプ大統領が、貿易赤字を問題視し公正な貿易の実現を目指す考えを示している。輸出が不利になるドル高を改めてけん制してくるなか、円安には振れ難いだろう。
雇用統計等への期待もあるものの、円安に振れづらいなか、日本株への支援材料は限られる状況。そのため、日経平均は2万円目前での足踏みが続くことになり、資金の流れは中小型株に向かいやすいとみておきたい。
(村瀬智一)
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