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フェリシモ、日立建機、日本精工など

本日の注目個別銘柄
<7267> ホンダ 3658 +110買い先行。前日に発表した第1四半期決算が評価材料となっている。営業利益は1980億円で前年同期比71%増益、市場コンセンサスは150億円程度上振れる着地になっている。北米販売の伸び悩みを国内販売の好調などでカバーする形となっている。中心となる北米市場の回復が待たれるところではあるが、警戒感も先行していたことで、想定以上に底堅い収益動向を評価する動きが優勢に。なお、通期予想は従来の7600億円から7700億円に僅かながら上方修正している。

<6305> 日立建機 2090 -69売り優勢。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は前年同期比21%増の116億円となり、市場コンセンサスは上回るレベルとなっている。ただ、上半期予想は310億円から220億円に、通期では800億円から600億円にそれぞれ下方修正へ。鉱山機械や中国向け建設機械が下振れのようだ。高利回り水準など下支え要因だが、ポジティブ決算となったコマツ<6301>との比較でも、ネガティブな反応が先行する格好になっている。

<8411> みずほFG 201.3 -1.1さえない。4-6月期の業績観測報道が伝わっている。最終利益は前年同期比4割減の1000億円台半ば、株式や債券の売買益伸び悩みなどが大幅減益の背景とされている。市場コンセンサスの1300億円レベルを下回る格好に。メガバンク3社の中では、減益幅が相対的に大きいほか、唯一の市場想定比下振れとなっており、ネガティブな反応が先行している。

<8604> 野村HD 657.0 -9.1さえない。前日に第1四半期の決算を発表、最終利益は198.6億円で前年同期比70%減益になっている。個人営業部門の減速に加えて、一時的な費用計上や高税率などが大幅な減益につながる格好へ。インパクトは限定的との見方であるが、大和証券G<8601>の決算は市場コンセンサスを上回っているなど、相対的な比較感も売り圧力につながっているようだ。

<6471> 日本精工 1462 +91買い優勢。前日の決算発表銘柄の中では好決算が目立った銘柄。第1四半期営業利益は204億円で前年同期比59%増益、通期予想は750億円から830億円にまで上方修正している。事前の観測報道値190億円なども上振れる内容に。自動車用、産業用ともに計画を上回る推移のようだ。年間配当金も従来の20円から24円に引き上げ、前期実績は16円となっている。

<6740> JDI 614 -18売り先行。SMBC日興証券が投資判断を「1」から「2」に格下げしている。目標株価も910円から700円に引き下げ。第1四半期営業損益は110億円の赤字を想定、通期営業利益は会社側計画400億円を下回る300億円と予想している。、大型液晶パネルを手掛ける競合企業などと比較して、特に優位性があるとは言えないとの判断のようだ。

<3396> フェリシモ 1385 +300ストップ高比例配分。LINEとの提携報道が買い材料視される形となっている。LINEがECサイト「LINEモール」の売買商品を日本全国に定額配送するサービスを開始、神戸市にある同社の物流拠点を中継地とするもよう。業績インパクトなどは不透明だが、LINEとの関係強化によるメリット享受期待が先行する状況にも。

<3553> 共和レザー 571 +63上昇率2位。前日に発表した第1四半期の決算がポジティブなインパクトに。営業利益は5.8億円で前年同期比4倍、上半期計画は6億円で同14%減益見通しだが、ほぼ第1四半期で達成する状況となっている。自動車向け製品の好調などが業績拡大の背景に。好決算発表に注目度が高まるとともに、株価水準の割安感などに対する意識も。年初来高値を大きく更新している。

<6756> 日立国際 1425 -75さえない。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は18.2億円の黒字で前年同期比23.7億円の改善となっている。順調なスタートを切る格好となったが、上半期の受注計画を下方修正するなど、先行き期待を一段と高める状況にはならず。第1四半期受注高は139億円で前四半期比45%減、上半期計画は330億円から280億円に下方修正されている。

<1983> 東芝プラント 1637 +81後場は一段高。後場入り後に第1四半期の決算を発表、営業利益は16.5億円で前年同期比4.3倍と大幅増益になっている。上半期計画に対する進捗率は29%にとどまるが、季節性が強いこともあり、例年の第1四半期決算と比較すると高い進捗率になっている。また、受注高は海外の火力発電設備などが増加して882億円、同63%増と大幅に拡大しており、今後の業績インパクトなども期待できる状況に。

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