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三井住友FG、日本航空、関西電力など

本日の注目個別銘柄
<8316> 三井住友FG 4405.5 +47.0しっかり。社長インタビュー報道が伝わっており、収益拡大に合わせて増配や自社株買いなどの株主配分を強化する考えを示している。今期純利益が7000億円を上回れば、配当性向を据え置いても一段と増配できるなどと伝わっている。株主還元策強化への期待を表す展開になっているようだ。また、クレディ・スイスでは、今後自社株買いを実施する可能性が高いとして、大手銀行のなかでのトップピックと評価へ。

<9201> 日本航空 3570 -150売り優勢。政府・与党では同社が受けている法人税の免税措置を廃止する方針を固めたと伝わっている。利益を上げながら法人税を納めていないことに対する批判に対応と。これにより、同社は15年度から法人税を支払わなければならなくなるもよう。法人税の支払いによる来期以降のEPSコンセンサス低下を織り込む動きになっている。

<9503> 関西電力 1134.0 -64.5売り先行。前日に発表した業績見通しが引き続きマイナス材料視される状況か。通期1260億円レベルの最終赤字見通しは、市場予想の700億円弱の水準を上回る赤字幅となっている。同時に発表した家庭向け再値上げ申請だが、申請幅は想定以上としてポジティブに捉える動きがある一方、目先のカタリスト出尽しと受け止める向きもあるようだ。JPモルガンでは投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ。

<4829> 日本エンタープライズ 410 +17急伸。本日、公募・売出株の受渡期日となっているが、需給悪化は表面化せず、売り方の買い戻しが急がれる状況にもなっているようだ。発行価格382円レベルでは足元で下げ止まりの動きとなっており、同水準での攻防が注目されていたとみられる。また、前日には格安スマホ向けアプリ使い放題サービス「アプリ超ホーダイ」向けにコンテンツ提供を開始とも発表している。

<8170> アデランス 1141 +68しっかり。スティール・パートナーズが保有株の大半を売却したことがわかったと伝わっている。22日に提出された変更報告書では、保有比率が21.73%から0.62%に低下している。直近では特段の材料がない中で大幅に下落、スティールの売却観測なども一部では上がっていたようだ。保有株売却がほぼ一巡で、目先の需給改善期待から自律反発を狙う動きが先行へ。

<4902> コニカミノルタ 1350 -40軟調。各社で10-12月期のプレビューレポートがリリースされている。比較的、10-12月期は市場予想を下回る推移になっているとの見方が多いようだ。シティでは、市場が明確に認識していなかった戦略的先行費用の計上を主因に、営業利益は約170億円の市場予想を10 億円強下回る見通しが示された点は、短期株価にとって悪材料視されようとしている。<4549> 栄研化学 1906 +88後場は買い優勢の展開に。前引け後、同社の測定装置がフランスの大腸がん国家スクリーニング検査に採用されたと発表、期待材料として捉えられている。フランス政府が実施する大腸がんの国家スクリーニング検査に関して、同社の測定装置を使用した「免疫学的便潜血検査による結腸直腸癌スクリーニング」の実施が決定したもよう。短期の業績インパクトは限定的とみられるが、今後の海外展開などに期待感が先行。

<1821> 三井住友建 137 +5出来高伴い反発。優先株の処理完了が伝わっている。優先株は合計1700億円にまで上っていたが、今回で全ての処理を終えたもよう。今期の復配可能性が一段と高まる状況になっているほか、潜在的な需給懸念も解消、今後は機関投資家の投資対象にもなり得るといった思惑なども強まる形に。

<5423> 東京製鐵 752 -17反落。本日は共英製鋼の下げも目立つなど、電炉の一角が弱い動きとなっている。鉄スクラップが一段安といった報道も伝わっており、弱材料につながっているようだ。月初から9%程度下落、2年ぶりの安値を更新とされている。原料安を受けて、今後の製品価格の値下がり懸念などを意識する動きが強いようだ。

<FA>

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