淺沼組、市光工業、アニコムなど
[15/08/10]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<6740> JDI 432 +57急伸。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業損益は22.4億円の黒字、前年同期比149.4億円の収益改善となり、会社計画の20億円を達成した。また、7-9月期の営業利益は80億円の見通しであることも示している。足元で市場コンセンサスは切り下がり、第1四半期は会社計画未達、7-9月期はさらなる収益の悪化なども想定されていたため、短期的な安心感が強まる格好になっているもよう。CLSAでは投資判断を格上げ観測。
<9501> 東京電力 830 -55反落。先週末にJPX日経400のリバランスが発表されている。新規採用候補として位置づけられていた同社だが採用は見送りとなり、失望感からの換金売りが先行する格好になっている。インデックスリバランスによるインパクトは極めて限定的であったが、あらためて機関投資家などの積極的な投資対象に回帰するには要時間との見方も強まる形に。
<3514> 日本バイリーン 1039 +150ストップ高。独フロイデンベルグと東レの合弁の特別目的会社がTOBを実施すると発表している。全株取得を目的としており、同社も賛同の意を表明していることから、TOB価格1200円に完全さや寄せを目指す動きとなっている。同社は上場廃止となる見通し。なお、出資比率は独社が75%、東レが25%となるようだ。
<3402> 東レ 1077 +60買い優勢。先週末の取引時間中に決算を発表、決算発表後は買い優勢となっていたが、本日は野村が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしており、追加の支援材料につながっている。アジアのおむつ用スパンボンドやエアバック用テキスタイルが好調ななか、株価下落で投資魅力が高まったと判断しているようだ。目標株価は1110円から1220円に引き上げ。
<5706> 三井金属 284 -22売り優勢。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は51.7億円で前年同期比5.3%減益となり、上半期予想は155億円から100億円にまで下方修正している。インジウム価格の下落に伴う在庫要因による収益悪化が見込まれるようだ。会社側では、通期予想は据え置いているが、非鉄市況の先行き懸念が依然として強い中、下期の挽回は厳しいといった見方が優勢に。
<1852> 淺沼組 218 +36急伸。先週末に発表の第1四半期決算がポジティブインパクトにつながる。営業利益は16億円で前年同期比3倍、上半期計画の9.2億円を超過して、通期計画21億円に対する進捗率も76%に達している。通常、第1四半期の収益水準は低いことから、大幅な業績上振れ期待が高まる格好に。なお、第1四半期は受注高も同33.6%増となっている。
<7244> 市光工業 242 -47急落で下落率トップ。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業損益は5.2億円の赤字で前年同期比7.8億円の損益悪化となった。上半期では7.5億円の損益改善を計画しているが、下振れ懸念が強まる状況になっているようだ。ASEAN市場の自動車販売停滞など第1四半期の収益悪化を強めさせる格好に。
<8715> アニコム 3025 +330大幅反発。いちよしではレーティング「A」を継続で、フェアバリューを3000円から3700円にまで引き上げている。第1四半期経常収益は会計上の一時的要因で計画は下回ったが、ペット保険契約数の順調な増加や損害率の低下、事業費率の改善などにより、実質的には会社計画を上回るポジティブな内容との評価。いちよしでは通期経常利益を従来予想の21億円から24億円に上方修正しているもようだ。
<6702> 富士通 634.1 +2.3もみ合い。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も650円から810円に引き上げている。一方、JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も750円から550円に引き下げている。ハード事業でのネガティブインパクトをソリューション/SIの良好なファンダメンタルズで補い切れないと予想している。ビジネスモデル変革費用「ネット300億円」は支出先行となる可能性も高いとしている。
<XH>
<9501> 東京電力 830 -55反落。先週末にJPX日経400のリバランスが発表されている。新規採用候補として位置づけられていた同社だが採用は見送りとなり、失望感からの換金売りが先行する格好になっている。インデックスリバランスによるインパクトは極めて限定的であったが、あらためて機関投資家などの積極的な投資対象に回帰するには要時間との見方も強まる形に。
<3514> 日本バイリーン 1039 +150ストップ高。独フロイデンベルグと東レの合弁の特別目的会社がTOBを実施すると発表している。全株取得を目的としており、同社も賛同の意を表明していることから、TOB価格1200円に完全さや寄せを目指す動きとなっている。同社は上場廃止となる見通し。なお、出資比率は独社が75%、東レが25%となるようだ。
<3402> 東レ 1077 +60買い優勢。先週末の取引時間中に決算を発表、決算発表後は買い優勢となっていたが、本日は野村が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしており、追加の支援材料につながっている。アジアのおむつ用スパンボンドやエアバック用テキスタイルが好調ななか、株価下落で投資魅力が高まったと判断しているようだ。目標株価は1110円から1220円に引き上げ。
<5706> 三井金属 284 -22売り優勢。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は51.7億円で前年同期比5.3%減益となり、上半期予想は155億円から100億円にまで下方修正している。インジウム価格の下落に伴う在庫要因による収益悪化が見込まれるようだ。会社側では、通期予想は据え置いているが、非鉄市況の先行き懸念が依然として強い中、下期の挽回は厳しいといった見方が優勢に。
<1852> 淺沼組 218 +36急伸。先週末に発表の第1四半期決算がポジティブインパクトにつながる。営業利益は16億円で前年同期比3倍、上半期計画の9.2億円を超過して、通期計画21億円に対する進捗率も76%に達している。通常、第1四半期の収益水準は低いことから、大幅な業績上振れ期待が高まる格好に。なお、第1四半期は受注高も同33.6%増となっている。
<7244> 市光工業 242 -47急落で下落率トップ。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業損益は5.2億円の赤字で前年同期比7.8億円の損益悪化となった。上半期では7.5億円の損益改善を計画しているが、下振れ懸念が強まる状況になっているようだ。ASEAN市場の自動車販売停滞など第1四半期の収益悪化を強めさせる格好に。
<8715> アニコム 3025 +330大幅反発。いちよしではレーティング「A」を継続で、フェアバリューを3000円から3700円にまで引き上げている。第1四半期経常収益は会計上の一時的要因で計画は下回ったが、ペット保険契約数の順調な増加や損害率の低下、事業費率の改善などにより、実質的には会社計画を上回るポジティブな内容との評価。いちよしでは通期経常利益を従来予想の21億円から24億円に上方修正しているもようだ。
<6702> 富士通 634.1 +2.3もみ合い。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も650円から810円に引き上げている。一方、JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も750円から550円に引き下げている。ハード事業でのネガティブインパクトをソリューション/SIの良好なファンダメンタルズで補い切れないと予想している。ビジネスモデル変革費用「ネット300億円」は支出先行となる可能性も高いとしている。
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