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富士フイルム、日産自、SMCなど

本日の注目個別銘柄
<4901> 富士フイルム 5180 +309大幅続伸。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は549億円で前年同期比16.7%増益、市場予想もやや上回る着地になった。4-6月期の同0.7%増から増益率も広がる形になっている。通期予想は2400億円で前期比14.4%増益予想を据え置き、市場予想は会社計画下振れを見込んでおり、安心感が強まる状況となっている。イメージングを下方修正する一方、ヘルスケア&マテリアルズを上方修正している。


<6273> SMC 50450 +990続伸。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は344億円で前年同期比23.2%減益、為替のマイナス影響が響く形となった。通期予想は従来の1600億円から1430億円、前期比20.6%減益に下方修正、コンセンサス予想を下回る水準にまで下方修正されているが、下振れ自体は織り込み済みであり、あく抜け感が優勢になっている。明日に決算説明会を予定している。


<7201> 日産自 710.9 -3.6反落。前日第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は300億円で前年同期比70.4%
減、グローバル販売台数減少に加えて、円高などのコストアップ要因も重なった。通期予想は従来の2300億円から1500億円、前期比52.9%減まで下方修正、ほぼ市場コンセンサス水準となっている。業績下振れは想定線であるものの、年間配当見通しを未定に変更しており、減配の可能性などの不透明感をマイナス視する動きに。


<3769> GMOPG 7180 -740急反落。前日に19年9月期の決算を発表、営業利益は83億円で前期比26.7%増益、会社計画線での着地となった。四半期ベースでは、これまで3割成長が続いていた中、7-9月期は前年同期比13.3%増にとどまった。20年9月期は104億円で前期比25.0%増益の見込み。市場予想は15億円程度下振れている。売上成長率も鈍化見通しとなっており、ネガティブな反応が先行している。


<5411> JFE 1344 -72大幅反落。前日に7-9月期の決算を発表、同時に通期予想を下方修正している。20年3月期事業利益は1400億円から600億円、税前利益は1250億円から470億円にまで下方修正。市場予想は会社側の従来計画線上であった。減産対応による販売数量の減少が主因となっている。厳しい収益環境への認識はあったものの、修正幅の大きさがネガティブインパクトにつながっている。


<9792> ニチイ学館 1699 -246急落。前日に上半期決算を発表、営業利益は63.6億円で前年同期53.1%増、10月29日に微修正しておりサプライズはない。一方、通期予想は従来の152億円から133億円に下方修正。介護・ヘルスケア部門におけるサービス利用者獲得の遅れ、先行投資の増加などが業績下振れの背景。通期計画にはややハードルが高いとの見方もあったが、上半期はわずかながら上方修正だったこともあり、マイナス視する動きが優勢に。


<3679> じげん 534 -75急反落。前日に上半期決算を発表、営業利益は20.3億円で前年同期比5.3%増益、第1四半期の同9.6%増からやや増益率は低下している。また、通期予想は従来の47.5億円から39億円に下方修正。人材、不動産、生活の各領域のメディア顧客に係る予算減、アップルワールドにおけるセミマクロ環境、三光アドにおける会計方針変更などの影響が響いた。一転しての減益見通しにネガティブなサプライズが先行している。


<2181> パーソルHD 2005 -146大幅反落。前日に上半期決算を発表、営業利益は201億円で前年同期1.6%減益となった。事前に観測報道が伝わっており、実績値にサプライズはない。一方、通期予想は430億円から407億円に下方修正、海外やエンジニア事業の低調を反映しているもよう。下方修正は想定外との見方が多いようだ。なお、減損計上によって、通期最終利益は217億円から55億円に大幅下方修正だが、こちらに関しては警戒感が先行していた。


<4974> タカラBIO 2077 -169急落。前日に上半期決算を発表、営業利益は30.3億円で前年同期比15.7%増益、会社計画をやや上振れた。通期計画は62億円、前期比13.5%増益を据え置いている。一方、通期の売上計画は360億円から339億円、前期比5.4%減に下方修正しており、ネガティブに捉えられているもよう。研究用試薬、理化学機器、遺伝子医療のセグメントが下振れる形に。

<7867> タカラトミー 1284 +69大幅続伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は58.3億円で前年同期比17.6%減、従来予想の60億円にやや未達となった。ただ、第1四半期の同66.8%減に対して、7-9月期の減益率は縮小しており、安心感が先行する形になった。「トミカ」単品および大人向けの「トミカプレミアム」などの販売が好調に推移したほか、「プラレール」も堅調に推移し、7-9月期は日本セグメントの減益幅が大きく縮小した。



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