【中国の視点】BRICS銀行:上海で正式設立へ、欧米などが警戒
[14/07/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカが構成する新興5カ国ブリックス(BRICS)は日本時間16日、BRICS銀行を正式に設立すると発表した。最初の資本金は500億米ドル(約5兆850億円)となる。また、外貨準備基金として1000億米ドルが拠出され、中国は最大410億米ドルを負担する見通しだ。本部は中国上海市と決定され、総裁は輪番制で初代総裁はインド出身者が就任。運営開始時期は2016年からとなる見通しだ。
欧米メディアは、BRICS銀行について、欧米が主導する世界秩序への不満から対抗措置として設立されるとみている。また、世界経済・政治の中で新興国の発言力を強化する狙いがあると分析した。
一方、中国を含めた新興国のメディアは、欧米などが過剰に反応していると指摘。ブリックスの結束強化が発言力を高める目的で、欧米に対抗するつもりはないと強調した。また、ロシアのプーチン大統領は、ブリックスが政治・軍事同盟を締結する計画がないと発言した。
ただ、BRICS銀行の設立を受け、ブリックス構成国の貿易決済における米ドルやユーロの影響力が低下するため、世界の金融システムにおける欧米の地位が揺らぶられる可能性があると指摘された。
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欧米メディアは、BRICS銀行について、欧米が主導する世界秩序への不満から対抗措置として設立されるとみている。また、世界経済・政治の中で新興国の発言力を強化する狙いがあると分析した。
一方、中国を含めた新興国のメディアは、欧米などが過剰に反応していると指摘。ブリックスの結束強化が発言力を高める目的で、欧米に対抗するつもりはないと強調した。また、ロシアのプーチン大統領は、ブリックスが政治・軍事同盟を締結する計画がないと発言した。
ただ、BRICS銀行の設立を受け、ブリックス構成国の貿易決済における米ドルやユーロの影響力が低下するため、世界の金融システムにおける欧米の地位が揺らぶられる可能性があると指摘された。
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