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中国のインターネットサービス大手、騰訊HD(テンセントHD：700/HK)は16日、ソニー<6758>傘下のソニー・ミュージック・エンターテイメントと、中国でのオンライン音楽配信で提携することを明らかにした。テンセントは音楽や動画などのコンテンツ事業を強化中。11月以降、海外エンタメ企業との提携を相次いで発表している。地元メディアが伝えた。
テンセントは独自の音楽ストリーミングサービス「QQ音楽」を通じ、ソニー・ミュージックに所属するアーティストのプロモーションを担当する。またソニー・ミュージックの中国における代理人として、他の音楽配信サービスとのライセンス契約交渉を行う予定だ。今回の提携に関する契約額などの詳細は明らかにされていない。
テンセントは11月以降、米ワーナー・ミュージック・グループや韓国YGエンターテイメントとの提携を発表した。
総合ネット企業のテンセントは、ネット・モバイル付加価値サービス（VAS）、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランドを背景に、ポータルサイト、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス）、ソーシャルゲーム、ミニブログ（微博）など次々と新分野を開拓。近年はスマホ向け無料メッセージアプリが好調。14年9月末の「微信(WeChat)」ユーザー数は4億6810万人に膨らんだ。

【亜州IR】



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