海外自動車大手の1-3月中国新車販売:VW抑えてGM首位
[15/04/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
海外自動車メーカーの今年第1四半期(1-3月)の中国新車販売ランキングが発表された。米ゼネラルモーターズ(GM)が独フォルクスワーゲン(VW)を抑えてトップ。韓国・現代自動車がこれに続き、トップ3社に昨年同期との変動はなかった。ただ4位以降には若干の変動がみられる。米フォードがルノー・日産を抜いて4位に浮上。ホンダを抜いて、PSAプジョー・シトロエンが7位に順位を上げている。
上位10社は、1位:GM(93万9203台、↑2.2%)、2位:VW(89万8400台、↑2.0%)、3位:現代(43万9528台、↓0.1%)、4位:フォード(29万6825台、↑9.4%)、5位:ルノー・日産(予想値29万6300台、↑4.7%)、6位:トヨタ(22万7700台、↓0.1%)、7位:PSA(18万3693台、↑9.2%)、8位:ホンダ(16万4927台、↑0.6%)、9位:BMW(11万4994台、(↑6.5%)、10位:ダイムラー(8万2618台、↑15.3%)。
GMは、3月の販売台数が、前年同月比8.0%増の33万8350台を記録。3月の過去最多を更新した。今年1-3月の中で、最大の単月伸び率を達成している。上海汽車集団と柳州五菱汽車との中国合弁会社、上海通用五菱汽車が中国市場専用に立ち上げた低価格ブランド「宝駿」の販売が好調。3月は前年同月の6倍を売り上げている。
一方で2位のVWは、昨年通年の中国販売台数で、GMを抑えて2年連続の首位に立った。しかし、今年第1四半期は2位に甘んじている。中国での生産調整の影響で、昨年11月から今年1月までの3カ月連続で販売を落としたことが影響。ただ2月以降は増加に転じた。
フォードに抜かれて、昨年同期の4位から5位に順位を落としたルノー・日産は、商用車が不振。日産ブランドは、3月単月の全体販売台数が5.4%減の10万9600台に落ち込んだ。ルノーがまだ3月の販売実績を公表したいないため、1-3月販売台数は予想値。しかしルノーの1-2月中国販売は83台にとどまっていて、ルノー・日産連盟の販売総数への影響は軽微とみられる。
6位はトヨタ。順位は不動だったものの苦戦を強いられた。3月単月販売は、20.9%減の7万1500台に低迷。8カ月ぶりにマイナス成長を強いられている。「カローラ」や「レビン」は好調だったが、「RAV4」、「カムリ」、「ヴィオス」の販売減が目立った。
また7位から8位に後退したホンダは、従来主力モデルの販売が伸び悩んだ。CR-Vの販売減が続いており、「ベゼル」と「XR-V」の小型SUVの2モデルが伸びを支えている構図だ。
各社が公表した販売実績を基に、自動車情報サイト「盖世汽車」がランキングを作成した。出荷ベースと小売ベースの違いや、輸入車込みと国産車のみの違い??など、統計方法にはばらつきがあるものの、全体の順位を見る上では大きな支障はないとされる。
【亜州IR】
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上位10社は、1位:GM(93万9203台、↑2.2%)、2位:VW(89万8400台、↑2.0%)、3位:現代(43万9528台、↓0.1%)、4位:フォード(29万6825台、↑9.4%)、5位:ルノー・日産(予想値29万6300台、↑4.7%)、6位:トヨタ(22万7700台、↓0.1%)、7位:PSA(18万3693台、↑9.2%)、8位:ホンダ(16万4927台、↑0.6%)、9位:BMW(11万4994台、(↑6.5%)、10位:ダイムラー(8万2618台、↑15.3%)。
GMは、3月の販売台数が、前年同月比8.0%増の33万8350台を記録。3月の過去最多を更新した。今年1-3月の中で、最大の単月伸び率を達成している。上海汽車集団と柳州五菱汽車との中国合弁会社、上海通用五菱汽車が中国市場専用に立ち上げた低価格ブランド「宝駿」の販売が好調。3月は前年同月の6倍を売り上げている。
一方で2位のVWは、昨年通年の中国販売台数で、GMを抑えて2年連続の首位に立った。しかし、今年第1四半期は2位に甘んじている。中国での生産調整の影響で、昨年11月から今年1月までの3カ月連続で販売を落としたことが影響。ただ2月以降は増加に転じた。
フォードに抜かれて、昨年同期の4位から5位に順位を落としたルノー・日産は、商用車が不振。日産ブランドは、3月単月の全体販売台数が5.4%減の10万9600台に落ち込んだ。ルノーがまだ3月の販売実績を公表したいないため、1-3月販売台数は予想値。しかしルノーの1-2月中国販売は83台にとどまっていて、ルノー・日産連盟の販売総数への影響は軽微とみられる。
6位はトヨタ。順位は不動だったものの苦戦を強いられた。3月単月販売は、20.9%減の7万1500台に低迷。8カ月ぶりにマイナス成長を強いられている。「カローラ」や「レビン」は好調だったが、「RAV4」、「カムリ」、「ヴィオス」の販売減が目立った。
また7位から8位に後退したホンダは、従来主力モデルの販売が伸び悩んだ。CR-Vの販売減が続いており、「ベゼル」と「XR-V」の小型SUVの2モデルが伸びを支えている構図だ。
各社が公表した販売実績を基に、自動車情報サイト「盖世汽車」がランキングを作成した。出荷ベースと小売ベースの違いや、輸入車込みと国産車のみの違い??など、統計方法にはばらつきがあるものの、全体の順位を見る上では大きな支障はないとされる。
【亜州IR】
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